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魔法の書
あまいろ
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朝、私の頭をつつくのは一体何かしらと目を開けるとあの怖い人が
「わ! お…おはようございます」
ちょっとレディの部屋に勝手に入ってくる男ってなんなの??
「よくこんなとこで眠れたな」
「し…仕方ないじゃない」
私の事をじーっと見て
「服ってそれしかないの?」
「え? そうだけど」
「うーん」
と一人で悩んでいるが、まぁいいかとボソッと言った。
「行くか城に」
屋根裏部屋の窓を開け外に出るとドラゴンが待っていた。
黒くて目が赤い、少しルイスに似ている
「ちょっとドラゴンで行くの?」
「当たり前だろ」
「私はほうきで行くわ」
とほうきを呼び寄せる
「それじゃいつに経っても着かないぞ」
と空に指を向けると
空が埋め尽くされるほどのほうきに乗った魔法使いが飛んでいた。
「え…なにこの多さ」
私の国、アステラでもこんなに多くの魔法使いは見たことないわ。
もう空が見えない…………。
「どうする?」
にやっと笑いかけるルイスは昨日までのルイスじゃないみたい、本当はこっちなのかな?
「言うとおりにするわ」
ほうきをしまい、頭の上にポンと手が乗る
「いいこ」
ドキッと聞こえる私の心臓…なに考えてるの私!!
「ちょ…調子に乗らないでよね」
「ふん、ではお嬢様こちらにどうぞ」
とエスコートされる、ドラゴンも身をかがめている
改めてドラゴンの背に乗るとゴツゴツしている、乗ってていい気分にはなれない
「【あまいろ】城まで頼むな」
【ギャウ】
【あまいろ】ドラゴンの名前なのかな?少し可愛い
ドラゴンが空に飛ぶとさきほどまでぎっしりいた魔法使いが道を開ける
なんだか少し得した気分になった。
あっという間に城の敷地内に
「【あまいろ】」と言うと大きかった体がポンと小さくなりルイスの頭の上に
えっ…なにドラゴンって小さくなれるの?? 可愛い
「あ、手出すのよ、噛まれるぞ」
そーっと触ろうとしていた手を引っ込めようとしたがそこに【あまいろ】が乗った
「おー珍しいこともある」
とルイスがだいぶ驚いている。
「絶対に人には馴れないドラゴンがなぜシャーロットに馴れるのか、データーを取りたいところ」
手の上にはずしっと乗っかる小さなドラゴン、ドラゴンは身を丸くして眠り始めた
「か…可愛い」
「なんか安心しきってるみたいだな、んじゃ預かっていて」
と言われドラゴンを抱きかかえたまま城の中を歩く
というか勝手に城に入って良かったの??
「ここかな」
と大きな扉の前に立つと杖を出し、ルイスの黒い服がさらに黒いローブに身を包む。
「わ! お…おはようございます」
ちょっとレディの部屋に勝手に入ってくる男ってなんなの??
「よくこんなとこで眠れたな」
「し…仕方ないじゃない」
私の事をじーっと見て
「服ってそれしかないの?」
「え? そうだけど」
「うーん」
と一人で悩んでいるが、まぁいいかとボソッと言った。
「行くか城に」
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黒くて目が赤い、少しルイスに似ている
「ちょっとドラゴンで行くの?」
「当たり前だろ」
「私はほうきで行くわ」
とほうきを呼び寄せる
「それじゃいつに経っても着かないぞ」
と空に指を向けると
空が埋め尽くされるほどのほうきに乗った魔法使いが飛んでいた。
「え…なにこの多さ」
私の国、アステラでもこんなに多くの魔法使いは見たことないわ。
もう空が見えない…………。
「どうする?」
にやっと笑いかけるルイスは昨日までのルイスじゃないみたい、本当はこっちなのかな?
「言うとおりにするわ」
ほうきをしまい、頭の上にポンと手が乗る
「いいこ」
ドキッと聞こえる私の心臓…なに考えてるの私!!
「ちょ…調子に乗らないでよね」
「ふん、ではお嬢様こちらにどうぞ」
とエスコートされる、ドラゴンも身をかがめている
改めてドラゴンの背に乗るとゴツゴツしている、乗ってていい気分にはなれない
「【あまいろ】城まで頼むな」
【ギャウ】
【あまいろ】ドラゴンの名前なのかな?少し可愛い
ドラゴンが空に飛ぶとさきほどまでぎっしりいた魔法使いが道を開ける
なんだか少し得した気分になった。
あっという間に城の敷地内に
「【あまいろ】」と言うと大きかった体がポンと小さくなりルイスの頭の上に
えっ…なにドラゴンって小さくなれるの?? 可愛い
「あ、手出すのよ、噛まれるぞ」
そーっと触ろうとしていた手を引っ込めようとしたがそこに【あまいろ】が乗った
「おー珍しいこともある」
とルイスがだいぶ驚いている。
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手の上にはずしっと乗っかる小さなドラゴン、ドラゴンは身を丸くして眠り始めた
「か…可愛い」
「なんか安心しきってるみたいだな、んじゃ預かっていて」
と言われドラゴンを抱きかかえたまま城の中を歩く
というか勝手に城に入って良かったの??
「ここかな」
と大きな扉の前に立つと杖を出し、ルイスの黒い服がさらに黒いローブに身を包む。
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