予約がとれない男娼

枝浬菰文庫

文字の大きさ
上 下
15 / 40

誰?

しおりを挟む
先輩のことが気になって追いかけてきたら綺麗な女性が応接間に入っていった。
もしかして? と少し覗いていると

セック○してた。

女性と淫らに交わる先輩は大人ですごく素敵に見えた。
もしあれが僕だとしたら祐を忘れられるのかな?


先輩じゃないといけない理由ってなんだろう?

扉を閉め授業に戻った。

「柚月どうした?」
「もしかして王様のこと気にしてる?」

「ううん、大丈夫、なんでもないよ」


「無理すんなよ」
頭を撫でられた。


今日は今日の相手は……。

SM好きな人だ。

ずっと苦しい。

嫌だ。逃げたい。


学校が終わり家に入ると
「今日予約してた人、あのSMおっさんはキャンセルになって他の人になったから」
「ほ、本当?」

「なんだ嬉しそうだな」

「あ……うん」
「似たようなやつかもしれないぞ」
「そうだね……」

逃げられない重たい鎖に僕は抗えない。

「んじゃシャワー浴びて準備して」
「はい」


バスローブを着てエレベーターに乗り部屋で待機するが蒼真が道具など用意していた。

「今日は目隠し希望だそうだ、あと玩具使うかもって話」
「はい」


変態なのかな……。
なにされるんだろ。
怖い……。

「んじゃ目隠しするからな」
こくりと頷いた。

待機しているとドアが開く音が聞こえベッドが軋む音が聞こえた。

男はなにも喋らずに両腕を拘束した。

なにをされるんだろう。

ぞわっ//

乳首の先端をちょっとツンツンしてきた。
なにこれ……。ゾクゾクしちゃう。

こんなのなかなかいない。
予測がつかなくて怖い。

乳首にいた手先はゆっくりと僕の性器を掴むと生暖かい中に閉じ込められた。
「うっ//」

客が僕のを舐めることは10人いて1人か2人ほどで逆に入れられる時のほうが多い。
「あっ待っ……」

!?

ふにゃっとしていた性器にかぶりついた男は優しい舌触りで気分をあげられる。
「うっ……まっ……」

「はぁー勃ったね」
と男は言った。

声的に若そうだ。

「もう少しかな? 君の精液飲みたいな」
「……」
待ってこの人危ない人だ。絶対に!!!


そういうとパクリとまた口に含み指を蕾にいれた。
「うっ……」
ぞわぞわと感じた痛みに男は

「どうした? 痛いのかな?」
というと冷たいジェルがかけられた。

「っつ……」

優しく解されていくのに違和感を覚える。


「私はね君の全部が欲しいんだ」

「ひっん///」
その言葉になにを思ったのか僕は口内射精をしてしまった。

「ご馳走様」


舌を出し指についた精液を舐めたまで想像ができた。


「じゃゆっくり挿れるね」
と腰を掴まれ亀頭が入ってきた。

でも思った以上にそれは大きい。

「あれ? おかしいな、キツいね」
ジェルを足されスムーズになったそれは入ってきた。

「うっいっ……」
ゴリっと前立腺を擦ると目の奥がチカチカと光った。

「かはっ」
「ごめんね、優しくするって言っておきながら私の普通の男性より大きいってこと忘れてたよ、大丈夫かい?」

挿れたあとにそんなこと言わないでよって思うがお腹いっぱいに感じる男のモノ。

「はぁはぁ……お腹……」
「お腹がどうしたのかな?」


男がお腹に触れ自分のモノの位置を確かめると
ぐっと押してきた。

「ひっ!!??」

ビュッと射精をしてしまった。


「ここだね、私のははっきりと分かるよ」

男は悶絶したのか腰を振り始めた。

「あっうっ……んや……」
「でもさ、イク時はやっぱり言ってほしいよね」

寸止めさせられるのかな?

呼吸が追いつかない。
奥深くをつつかれて変な気分にさせられるし、それに耳に届く男の声が先輩に似てて妄想しちゃう。
応接間で見た女性とのセック○。

「ふわぁ!?」
ビクとまたイってしまった。

「どうしたの? 私のそんないいかな? 君喘がないって噂嘘なのかな?」
どんな噂だよ、僕だって落ちちゃう時は落ちるよ……。


だってこんなに太くて長いの久しぶり……。

「祐……もっと抱いて……」
「分かった」

体がさらに密着して腰を掴まれ激しく抱かれる。

「あっあっ// ダメそこ……」
ゾワゾワと何度も襲ってくる快感。

「いいよ、一緒にイこう」
と耳元で言うと
「ふわぁ……」

僕は射精した。
男も中出しをしたようで抜いた後ドロっと精液が落ちた。

「噂以上に柚、君はすごいよ」
ちゅっと息が整ってないのにも関わらずキスをした。

「へぇー積極的、第2ラウンドしちゃう?」

目隠しとりたい、この人の顔見て、柚月って名前呼んでほしい。

『えっとお客様~終了でーす』と放送が流れた。

いつもと違う、だって1時間ぐらいしかたってないよ。

「あらー残念、まだ目隠しとらないでね、また遊んで」
軽く額にキスをされ男は立ち去った。


ぶわぁあああと顔は赤くなった。
そういえば蒼真さんもまだ来てない。

今日の対応ってもしかしてイレギュラーだったのかな??

というよりも僕祐以外の相手に初めて気持ちいいって思っちゃった。
どうしよ……。

あれ? そういういえば僕最中に祐って呼んじゃった気がする。

あーもう。体育座りしてると蕾から出た精液を指に取った。
「濃いな……」

ここで働いてきて長いけどあんなに優しく抱いてくれた人初めてかもしれない。
みんな最後はいつも激しく抱いて気絶するまで抱いてくから……。

「はぁーまた会いたいな……」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

心からの愛してる

マツユキ
BL
転入生が来た事により一人になってしまった結良。仕事に追われる日々が続く中、ついに体力の限界で倒れてしまう。過労がたたり数日入院している間にリコールされてしまい、あろうことか仕事をしていなかったのは結良だと噂で学園中に広まってしまっていた。 全寮制男子校 嫌われから固定で溺愛目指して頑張ります ※話の内容は全てフィクションになります。現実世界ではありえない設定等ありますのでご了承ください

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

処理中です...