予約がとれない男娼

枝浬菰

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キス魔

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先輩の名前聞くの忘れちゃった。
4限目の教室に入ると手招きしてくれた2人。

席に着くと小声で
「どうしたの?」
「あ、ちょっと後で話すね」
「うん」

今日は4限目までなので授業が終わってからにした。


「で、どうしたの?」
「柚が授業に遅れるとかちょっと驚いた」


「うん、ごめんちょっとトラブルに巻き込まれちゃったんだけど、今朝話してた王様に助けられちゃって」
というと

「え!! 柚トラブルにあったん??」
と泣き出した鈴山くん。

「え、ちょっと」
「鈴と2人で話してたんだけどあの王様には近づかないほうがいいと思う」
「??」

「噂では好きな子を囲ってるってあって、行方知らずの女性も多いらしい」
え……。
そんな感じには見えなかったけど。
「でも僕男だから」
というと2人は真顔になり

「「分かってないな」」と言ってきた。

「へ??」


「柚!! 危険な目に合う前に俺たちが守るからな!!」

……。2人には王様の話あまりしないほうがいいのかもしれない。

帰宅すると蒼真さんがいて
「仕置き日を伝える」
……お互い緊張する。

「土曜日11時より」
「分かりました」

今日が木曜日だから明後日。

「休みなのに悪いな」
「え?」

蒼真さんが謝っていた。

僕たちは週1休みの日がある。
毎日を希望するものもいるが希望日を出して休むことも、でも休みすぎると担当からいろいろ言われるのであまり希望は出せないが。


「時間だ」
と言われ今日のお客の元に向かった。


扉が開かれお客が入ってきた。

「やぁ柚久しぶりだね、私で君を満たしてあげよう」
さっそくベッドに乗ってきた。

そして顔を両手で掴みキスをした。

「んっ」
唇を縁まで舐め、そして舌を入れてきた。

「んんっ//」
にゅろんと入ってきた舌に犯されている。

口の中いろんな場所を舐められ、吸われ、ぞくぞくとおかしくなりそうだ。
何分が経ったのだろうか、この男はキス以外してこない。

顔をがっちりとホールドされ息が苦しい。
息をしたいがために抵抗すると舌を噛まれ

「勝手なことすんなっ」と言ってくる。

「うふっんん」
苦しくて鼻で呼吸するが次に這ってきたのは顔だった。

「んやっ」
頬から目玉までも舐められそうになるのでぎゅっとつぶるが目を開かされ白目を舐めてきた。

「うっ」
「失明したら僕が一生かけて飼ってあげるからね」

客の股間が膨らんでいくのを感じる。

「はぁー本当に最高だね」
腰と足を持ち上げられなにもせずに挿入してきた。

「うっ」
ズキっと痛む、まだ傷が治ってないから痛みがいつも以上に激しい。

「すんごいきゅうきゅうって僕のそんなに美味しいの??」


根元までずっぽりと太いのが入ってきてお腹が膨らんだ。
「うっ」
「これなーんだ」

瓶を目の前にちらちらとしていた。
「これさ勃起剤なんだって、ロビーで売ってたんだよ、本当はさ挿れる前に飲むのが普通なんだけどさ挿れてから飲んだらさどんな感じになっちゃうんだろうね??」

!?

ごくごくと男は飲んだ。


「ぷはぁーどのくらいで効き目があるのか楽しみだね」
空瓶を捨てまたキスをしてきた。

「うっ」

性器は挿入したまま動かない。
ドクンドクンと脈打っているのが分かった。

苦しい……。


「ああ、すんげぇむらむらしちゃう」

腹の中でゆっくりと大きくなったそれは驚いてきゅっと蕾を絞めると
男は起き上がりゆっくりと性器を引き抜こうとしたがつっかかってしまった。

!?

「いっ……あん……ダメ苦しい」
呼吸すら圧迫されて……。
全身に警報がなる。

これはまずいと。

「アハハ傑作勃起しちゃったせいで抜けなくなった」
笑っている男と具合を悪くしていく僕。

「いや……抜いてぇ」
「ずっとこのままでもよくね?」

首元にキスをしてキスマをつけさらに大きくしている。
「ひっ……///」

「じゃまぁ抜いてみますか?」
ズンっと大きな性器は動き出すがこれはこれでおかしくなりそうだ。

ぞわぞわとゾクゾクが同時に来て体おかしい。

「ケツ緩めないと全然抜けないよ~」
と軽く言われるが

「あん///」
「なにそれ可愛く鳴くじゃん、今までそんなのなかったのに」
と男は興奮している。

「1回奥入れてみるか」
「はひっ!!?」

ズブブブと奥の壁を押され思わず射精をしてしまった。
「そんで、一気に引き抜く」

「ひゃあああぁああ////」
ゾクゾクぞく……。


また射精をというよりもパタパタと潮をふいた。

「うひょーなになに可愛すぎ、んじゃもう一度」
ズンと奥に押し込まれ
「あひゃっ……」
「んで抜く」

「うわぁぁぁ……はぁはぁ」
前立腺をこれまでかというほどに擦りあげられもう意識が飛びそうだ。

それに痙攣がとまらない。

「うーん困ったな……」
男が僕の顔を見ながらいうと
「なら」

ひょいと性器を軸として体が回転した。

「あひっ!!?」
四つん這いの体勢に変わった。
でも思っていた以上に衝撃が強すぎてまた精液を飛ばした。

「はぁはぁ……」
腕で支えている気力もなく前屈みになると腕を引かれた。

「こらこら、君はちゃんと働きなさいね」

背中と男のお腹がくっつくくらいになると性器が奥まで入り込んでしまい、これは奥に入る////

期待と不安が混ざり合う。

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