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大学生
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杖をつきながら電車に乗ると絶対的に席を譲ってくれるお優しい皆様方。
でも今の僕は席に座れない、だって座ったらいろんな意味で立てなくなりそうだからだ。
あのドーナツ型があればいいけど、さすがに電車でそれを使えない、だから
「あ、いえ次で降りるので大丈夫です」といい逃げた。
電車に乗って20分、駅直結型の大学はなかなかないだろう。
専用改札ゲートを通り1限目の授業である教室に向かった。
「あんれ、今日は杖持ちなん?」
「ああ、うんちょっと激しかったから」
「うわぁーHだな」
話しかけてきたのは同じゲイの鈴山くん、僕には鬼畜彼氏がいると言ってある。
というのも大学生の初日に告白されたからだ。
鈴山くんはタチ専だから僕に話しかけてきたのかもしれない。
鈴山くんがいうにはそこら辺の女よりは可愛いとのこと。
自分でも分からないことだらけだ。
でもたしかに優一はそんなこと言ってたかな……。
鈴山くんと席につくと
「あ、ドーナツ型持ってきたん? そんなに悪いん?」
「あ、うん朝立てなくてさ、ちょっと困った」
えへへと笑うと
「いやーでも彼ぴっぴくんの気持ち分かる気がする、足腰立たなくして家の中に縛り付けたいわ」
「え、それちょー引くわ」
「引かんといて!!」
と他愛ない話ができるのは僕の気持ちが安らぐ時だった。
でも
「で、どんなことされたん?」
と詳しく聞いてくるあたりはデリカシーないなって僕でも思った。
しかも興味津々だし。
そしてもう一人
成績優秀なおかつスポーツ万能かつイケメンの瀬尾も僕の唯一の友達だ。
「おはよう、二人とも」
「おはよう、瀬尾くん」
「はよっす! 瀬尾!」
「鈴くんは相変わらず元気だね」
くすっとはにかむ笑顔に女子たちはやられている、遠目で瀬尾くんのことを見ていた人たちは悶絶していた。
ハニカム王子と呼ばれている。
そして瀬尾くんは結構なほどド天然で僕のことを数日女の子と間違っていたそうだ。
そしてそしてハニカム王子と噂されている瀬尾くんだが実はバイで男もいける。
僕的には環境はいいがこんなにもゲイやバイがいていいものなのか少し未来に不安があった。
教科書やノートを出しながらこちらをちらっと見た。
「今日は杖持ってきてどうしたんだい?」
「あ、」
後ろから声がしたと思ったら
「それはさ、柚月の彼ぴっぴに激しく奥まで突かれちゃったんだって//」
とそれを聞いた瀬尾は
「ほぉー」と言っていた。
「それはなんともだね」にこっと笑い。
「後で保健室でも行く?」
と言ってきたので
「いえ、遠慮します」と断った。
「残念、塗り薬でも塗ってあげたのに」
「ふっ」
と笑って先生が入ってきたのでその場で収まったが周囲にいた男子どもも聞き耳を立てていたのか赤面していた。
鈴山くんがゲイってことはみんなにバレてるけど瀬尾くんや僕はノーマルだと思われていた、でも今日鈴山くんの大きな声でこの授業をとっている数人にはバレたと思う。
昼間は学校隣接のカフェで3人で食べる。
女子からは睨まれているが2人には気を許せるから楽でいい。
「でさー俺もついに可愛いぴっぴを見つけたんだよ」
「よかったじゃん」
「で、具合はどうだったの?」
と瀬尾くんが普通に聞いてるところなかなかにヤッてるなって思い僕は弁当を食べ進めた。
「それがさアナ○ー好きなのか、ビッチなのか分からんけど喘ぎ声やたらとすごくてさ俺萎えちゃった」
「あーそういうタイプ俺もダメだな、AVぽくて」
「え? 喘ぐのダメなの?」
「柚月って喘いじゃうタイプなの?」
「いや、僕は……」
喘ぐもなにもそういう感情は一切感じないようにしてるからな……、もしかしてそういう風にしたら客離れの効果あるのかな??
「僕はなに?」
「あ、えっとあんま喘いでないかな」
「え、それってつまり彼ぴっぴと相性わるいんじゃないん?」
「へ?」
「うん、たしかに気持ちよくしてあげてないとか鬼畜パターンなら自分だけってこともあるだろうし、快楽はあるの?」
「快楽は……まぁあるかな」
どちらかというとあるにはある。
射精もしちゃうし……。
「んー柚月のこと可愛がれないは愛し合ってるっていえるんかな?」
「でも、お互い好きで付き合ってるんでしょ?」
「うん……」
2人に追求されても困る。
だって今は恋愛も感情もないのだから。
「そ……それよりもその子とは別れたの?」
「別れたって表現じゃなくてたまたまゲイバーにいた子お持ち帰りしただけだからさ~」
「お持ち帰りとかやるね、俺ならここで柚月のこと持ち帰っちゃうな」
「え!?」
顎を持ち上げられた。
「お前抜け駆けはダメだろ、柚月彼ぴっぴと別れたらいつでも俺とイチャラブしような」
それを制するように僕の体を引き寄せられた。
「もう!! 僕はおもちゃじゃない!!」
その後の授業も3人でまわって今日が終わった。
帰り道カラオケ行こうって鈴山くんに声をかけられたが体調がキツくて遠慮した。
瀬尾くんはすでに女子たちに捕まり放課後デートを楽しんでいたみたいだ。
19時に帰宅した。
「今日は遅かったな」
「あ、はいちょっと野暮用で……」
「まぁいい準備しろ、今日は1時間早く始めたいって連絡きたから」
「……はい」
帰宅したらこの人たちの言うこと聞かないと……どうなるか分からないから。
でも今の僕は席に座れない、だって座ったらいろんな意味で立てなくなりそうだからだ。
あのドーナツ型があればいいけど、さすがに電車でそれを使えない、だから
「あ、いえ次で降りるので大丈夫です」といい逃げた。
電車に乗って20分、駅直結型の大学はなかなかないだろう。
専用改札ゲートを通り1限目の授業である教室に向かった。
「あんれ、今日は杖持ちなん?」
「ああ、うんちょっと激しかったから」
「うわぁーHだな」
話しかけてきたのは同じゲイの鈴山くん、僕には鬼畜彼氏がいると言ってある。
というのも大学生の初日に告白されたからだ。
鈴山くんはタチ専だから僕に話しかけてきたのかもしれない。
鈴山くんがいうにはそこら辺の女よりは可愛いとのこと。
自分でも分からないことだらけだ。
でもたしかに優一はそんなこと言ってたかな……。
鈴山くんと席につくと
「あ、ドーナツ型持ってきたん? そんなに悪いん?」
「あ、うん朝立てなくてさ、ちょっと困った」
えへへと笑うと
「いやーでも彼ぴっぴくんの気持ち分かる気がする、足腰立たなくして家の中に縛り付けたいわ」
「え、それちょー引くわ」
「引かんといて!!」
と他愛ない話ができるのは僕の気持ちが安らぐ時だった。
でも
「で、どんなことされたん?」
と詳しく聞いてくるあたりはデリカシーないなって僕でも思った。
しかも興味津々だし。
そしてもう一人
成績優秀なおかつスポーツ万能かつイケメンの瀬尾も僕の唯一の友達だ。
「おはよう、二人とも」
「おはよう、瀬尾くん」
「はよっす! 瀬尾!」
「鈴くんは相変わらず元気だね」
くすっとはにかむ笑顔に女子たちはやられている、遠目で瀬尾くんのことを見ていた人たちは悶絶していた。
ハニカム王子と呼ばれている。
そして瀬尾くんは結構なほどド天然で僕のことを数日女の子と間違っていたそうだ。
そしてそしてハニカム王子と噂されている瀬尾くんだが実はバイで男もいける。
僕的には環境はいいがこんなにもゲイやバイがいていいものなのか少し未来に不安があった。
教科書やノートを出しながらこちらをちらっと見た。
「今日は杖持ってきてどうしたんだい?」
「あ、」
後ろから声がしたと思ったら
「それはさ、柚月の彼ぴっぴに激しく奥まで突かれちゃったんだって//」
とそれを聞いた瀬尾は
「ほぉー」と言っていた。
「それはなんともだね」にこっと笑い。
「後で保健室でも行く?」
と言ってきたので
「いえ、遠慮します」と断った。
「残念、塗り薬でも塗ってあげたのに」
「ふっ」
と笑って先生が入ってきたのでその場で収まったが周囲にいた男子どもも聞き耳を立てていたのか赤面していた。
鈴山くんがゲイってことはみんなにバレてるけど瀬尾くんや僕はノーマルだと思われていた、でも今日鈴山くんの大きな声でこの授業をとっている数人にはバレたと思う。
昼間は学校隣接のカフェで3人で食べる。
女子からは睨まれているが2人には気を許せるから楽でいい。
「でさー俺もついに可愛いぴっぴを見つけたんだよ」
「よかったじゃん」
「で、具合はどうだったの?」
と瀬尾くんが普通に聞いてるところなかなかにヤッてるなって思い僕は弁当を食べ進めた。
「それがさアナ○ー好きなのか、ビッチなのか分からんけど喘ぎ声やたらとすごくてさ俺萎えちゃった」
「あーそういうタイプ俺もダメだな、AVぽくて」
「え? 喘ぐのダメなの?」
「柚月って喘いじゃうタイプなの?」
「いや、僕は……」
喘ぐもなにもそういう感情は一切感じないようにしてるからな……、もしかしてそういう風にしたら客離れの効果あるのかな??
「僕はなに?」
「あ、えっとあんま喘いでないかな」
「え、それってつまり彼ぴっぴと相性わるいんじゃないん?」
「へ?」
「うん、たしかに気持ちよくしてあげてないとか鬼畜パターンなら自分だけってこともあるだろうし、快楽はあるの?」
「快楽は……まぁあるかな」
どちらかというとあるにはある。
射精もしちゃうし……。
「んー柚月のこと可愛がれないは愛し合ってるっていえるんかな?」
「でも、お互い好きで付き合ってるんでしょ?」
「うん……」
2人に追求されても困る。
だって今は恋愛も感情もないのだから。
「そ……それよりもその子とは別れたの?」
「別れたって表現じゃなくてたまたまゲイバーにいた子お持ち帰りしただけだからさ~」
「お持ち帰りとかやるね、俺ならここで柚月のこと持ち帰っちゃうな」
「え!?」
顎を持ち上げられた。
「お前抜け駆けはダメだろ、柚月彼ぴっぴと別れたらいつでも俺とイチャラブしような」
それを制するように僕の体を引き寄せられた。
「もう!! 僕はおもちゃじゃない!!」
その後の授業も3人でまわって今日が終わった。
帰り道カラオケ行こうって鈴山くんに声をかけられたが体調がキツくて遠慮した。
瀬尾くんはすでに女子たちに捕まり放課後デートを楽しんでいたみたいだ。
19時に帰宅した。
「今日は遅かったな」
「あ、はいちょっと野暮用で……」
「まぁいい準備しろ、今日は1時間早く始めたいって連絡きたから」
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