短編集

枝浬菰文庫

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陰間茶屋→完結

益山様

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重い体をあげ、益山様の元に行く

襖を開け

「お待たせいたしました、益山様」


きれいなお辞儀をし中に入る


「悪いな、今日はお休みだったんだろ?」


「?」

「あー羽瑠から聞いたんだよ、少しくらい休ませてあげろってね」

「…用心棒が大変なご無礼をいたしまして大変申し訳ございません」

すかさず頭を下げる


「あー違う違う、占埜の用心棒は相変わらずお前思いだなって思ってさ」


「…」

「こっちに来なさい」

といい膝元へ

愛らしい口づけから始まる


「本日はどのようなご予定でいらしたんですか?」

「占埜に会いたくなって、このいだは竹野浦に先にとられてしまったからね、それで今日来たんだ」

「そうでしたか」
近くにあったお酒を注ぎお酒のお相手をする

「占埜? なんか具合悪そうだな大丈夫か、口数も少ないし」


「ご心配をおかけしております、大丈夫です」

占埜の頬に手をおき
「そうか、俺には甘えてもいいんだぞ」

と聞いた瞬間少し涙が浮かんでしまった
だがそれを袖で隠し

「いえ…これが仕事ですので」
といい益山の大きな陰茎を取り出した


「う…うん…」
クチュクチュと口に含みながら音を出す


「急だな…」
占埜の髪をかきあげ表情をみる

苦しそうだ、でもその顔が美しいと思ってしまう


「占埜、蕾を見せて」

「はぁはぁ…はい」

といい2人は覆い被さる
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