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俺だけの唯斗
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淺沼組の門をくぐると和装に着替えさせられた、逃げないように首輪みたいなのをつけられ正直怖い、これからなにが起こるのか。
大広間に何人か集まっている。
後ろ手に縛られ、肩を抑えられる。
横から
「唯斗兄、久しぶり、元気だった?」
「もしかして、湊斗?」
「覚えててくれたんだ、映画館の駐車場で不思議な顔してたから忘れられたのかと思ったよ」
「ドッペルゲンガーでも見たのかと思って」
「そういうこと」
「湊斗……お腹、なんで膨らんで??」
湊斗の腹は太っているというよりもお腹が膨らんでいた。
「赤ちゃんだよ、浅沼家の男はそういう結末なの、唯斗もこれからこうなるんだよ」
と言われた瞬間。
空気が重くなるのを感じた。
上座から男が入ってきた。
「おかえり、俺の息子、唯斗よ」
「父さん?」
「おお、覚えてるのか、嬉しいよ」
昔の記憶だがとても優しい父さんが思い浮かぶ、でも母さんが別れたいと持ちかけて以来どこか不安定になりみなが怯える人に変わってしまった。
「湊斗」
「はい……ごめんね唯斗兄」
「え?」
湊斗とキスをする。
ぐちゅんと液体が口に含まれ、飲み込む。
「ゴホゴホ」
ドロっとした液体は体の中に入ってしまった。
「湊斗は次の仕事に行きなさい」
「はい」
颯斗兄に急かされ、部屋を後にする。
下を向いていると
父さんが近くにきた顎を持ち上げられ
目が合うと体がビクンと反応してしまった。
「え? あぅなにこれ?」
「唯斗、俺の子供を生もう」
「え?」
何言ってんの
でも体が、え、なにこれ……。
「うっ……」
「さっそく始まりましたね」
「儀式部屋に連れていけ、大切な体だからな」
「御意」
颯斗兄に抱きかかえられ、滝が流れ、神聖な部屋に連れていかれた。
台座に寝かせられ、颯斗兄が
「体が作り替わるんだ、大人しくな」
と台座に取り付けられている鎖に腕を固定された。
今、体が作り替わるって言った?
どういうこと?
それに子供って……。
俺、男なのにどういうこと?
と考えているとお腹の辺りがむずむずと伸縮が始まった。
「はっぎっ!!?」
なにこれ、ヤバイ。
締め付けられる感覚……。
「やっぎっんんん……ぐっ」
キリキリと体の作りが変わっていくのが分かる。
どうしよう、気絶しそう……。
「はっはっはっ……」
-------------
神聖室の隣は監視ルームになっていて、唯斗の体を分析していた、取り仕切るのはじっさんと呼ばれる白髪の老人だ。
「様子はどうだ?」
「順調でございます、唯斗様も湊斗様と同じで肌が綺麗で美しいですね、いい値がつきますよ」
「唯斗は他の男に何回かやられてるからな、性接待には向かないだろ、俺だけの男の子を生めば、解放してあげなくもない」
「そんなこと仰って、何回も子を作ったら湊斗様みたいになるんじゃないですか?」
「じっさん、口を閉じて働け」
「……」
-------------
大広間に何人か集まっている。
後ろ手に縛られ、肩を抑えられる。
横から
「唯斗兄、久しぶり、元気だった?」
「もしかして、湊斗?」
「覚えててくれたんだ、映画館の駐車場で不思議な顔してたから忘れられたのかと思ったよ」
「ドッペルゲンガーでも見たのかと思って」
「そういうこと」
「湊斗……お腹、なんで膨らんで??」
湊斗の腹は太っているというよりもお腹が膨らんでいた。
「赤ちゃんだよ、浅沼家の男はそういう結末なの、唯斗もこれからこうなるんだよ」
と言われた瞬間。
空気が重くなるのを感じた。
上座から男が入ってきた。
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「父さん?」
「おお、覚えてるのか、嬉しいよ」
昔の記憶だがとても優しい父さんが思い浮かぶ、でも母さんが別れたいと持ちかけて以来どこか不安定になりみなが怯える人に変わってしまった。
「湊斗」
「はい……ごめんね唯斗兄」
「え?」
湊斗とキスをする。
ぐちゅんと液体が口に含まれ、飲み込む。
「ゴホゴホ」
ドロっとした液体は体の中に入ってしまった。
「湊斗は次の仕事に行きなさい」
「はい」
颯斗兄に急かされ、部屋を後にする。
下を向いていると
父さんが近くにきた顎を持ち上げられ
目が合うと体がビクンと反応してしまった。
「え? あぅなにこれ?」
「唯斗、俺の子供を生もう」
「え?」
何言ってんの
でも体が、え、なにこれ……。
「うっ……」
「さっそく始まりましたね」
「儀式部屋に連れていけ、大切な体だからな」
「御意」
颯斗兄に抱きかかえられ、滝が流れ、神聖な部屋に連れていかれた。
台座に寝かせられ、颯斗兄が
「体が作り替わるんだ、大人しくな」
と台座に取り付けられている鎖に腕を固定された。
今、体が作り替わるって言った?
どういうこと?
それに子供って……。
俺、男なのにどういうこと?
と考えているとお腹の辺りがむずむずと伸縮が始まった。
「はっぎっ!!?」
なにこれ、ヤバイ。
締め付けられる感覚……。
「やっぎっんんん……ぐっ」
キリキリと体の作りが変わっていくのが分かる。
どうしよう、気絶しそう……。
「はっはっはっ……」
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神聖室の隣は監視ルームになっていて、唯斗の体を分析していた、取り仕切るのはじっさんと呼ばれる白髪の老人だ。
「様子はどうだ?」
「順調でございます、唯斗様も湊斗様と同じで肌が綺麗で美しいですね、いい値がつきますよ」
「唯斗は他の男に何回かやられてるからな、性接待には向かないだろ、俺だけの男の子を生めば、解放してあげなくもない」
「そんなこと仰って、何回も子を作ったら湊斗様みたいになるんじゃないですか?」
「じっさん、口を閉じて働け」
「……」
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