は? 俺のものに手出してんじゃねぇよ!!

枝浬菰文庫

文字の大きさ
上 下
4 / 10

チームメンバー

しおりを挟む
25階から降りて
自分の建設部に行くと先輩が駆け寄り
「大丈夫だったか?」
と声をかけてきてくれた。

「はい、なんとか」

「さきほど、田端たばたさんがきて、リゾート建設計画、伊都屋くんが担当になったから力添えしてほしいと連絡があって、びっくりしちゃったよ」
※田端=秘書


「あはは、俺も驚きました」


「俺で頼りになるか分からないけどよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」

社長に明後日までにメンバーを揃えてほしいと言われた。
先輩の大川さんと東雲さん由比ヶ浜ゆいがはまさんはメンバーに加えるとしてあとはどんな人が必要なのか。

昼休憩で大川さんに相談してみよ。

あっという間に午前中がすぎ
「大川さん、リゾート建設計画のメンバーなのですが、大川さんと東雲さん由比ヶ浜さんと一緒にやりたいと思ってるのですが他にどなたかメンバーに加えた方がいいでしょうか?」

「あ、俺も入れてくれるのか、力になれるか分からないがよろしくな」

握手を求めてきた。

「はい、勝手に決めてしまってすみません、よろしくお願いします」

「そうだな…とりあえずこの面子で申請だして、後は田端さんか社長が決めてくれると思うぞ」
「分かりました」

大川の言う通りに申請を田端さんに出した。


チームメンバーが作成され15時に全員が集まった。

「初めまして、この度、リゾート建設計画に参加して頂きありがとうございます、伊都屋と申します」
と軽く挨拶を交わした。

※チームメンバー
伊都屋
大川
東雲
由比ヶ浜
沢田
橋爪はしづめ
が参加した。

初日は計画手順などを話、就業が終わった。

RUNRUNにメッセージが届いていた。
爆弾を投下した大宮司蒼維からだった。

『仕事終わったらレゴーンまで来てと』

……。明日が土曜日ということだからか、レゴーン…。直哉に許可取らないといけないなと考えていると

「お疲れ様」
と道路から聞こえた。

「迎えに来たのか?」
「うん、だって絶対に来ないと思って」

にこっと笑う蒼維。

レゴーンというお店は大宮司グループが経営している高級ホテルのレストランだ。

今着ている身なりで行くのは流石に気が引ける…。

蒼維の車に乗り、レゴーンに向かう。

「身なりか?」
「うん」
「気にするな、俺の友人にとやかく言うやつは俺が許さない、それに個室だしな」
と言ってくれるが正直なところ気が引ける。

会社からレゴーンまでは40分くらい、たわいない話で着いた。

蒼維とは小学生からの仲なので無言の空間でも一緒にて気分がいい。
お互い分かっているので特に気を使うこともないからだ、蒼維がほぼ俺がやりたいことを先回りされたりする。
俺のこととなるとほぼ俺中心にまわるところがあるからちょっと周りの目が痛いときもある。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

恋するおれは君のオモチャ

野中にんぎょ
BL
 古賀真緒(18)は隣家に住む6歳年上の幼馴染・鈴村京一(24)こと「きょーちゃん」に片思い中。大学合格をきっかけに京一へ想いを伝えようとした真緒だったが、意地悪な幼馴染・林圭司(20)こと「けい君」にタイミング悪く遭遇してしまい、更には想い人の京一から「彼女ができた」と報告され呆気なく恋に破れてしまう。泣いているところに「慰めてあげる」と現れる圭司。圭司から「真緒は俺のおもちゃ」と言われ散々いじめられてきた真緒は彼の申し出を突っぱねる。が、「言うことを聞かなければ京一にお前の気持ちをバラす」と脅され、泣く泣く圭司の計画する傷心デートに向かうように。  意地悪だとばかり思っていた彼は、実は……? ハリネズミみたいな彼と紡ぐ、意地っ張りラブ。

【完結】相談する相手を、間違えました

ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。 自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・ *** 執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。 ただ、それだけです。 *** 他サイトにも、掲載しています。 てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。 *** エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。 ありがとうございました。 *** 閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。 ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*) *** 2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

「じゃあ、別れるか」

万年青二三歳
BL
 三十路を過ぎて未だ恋愛経験なし。平凡な御器谷の生活はひとまわり年下の優秀な部下、黒瀬によって破壊される。勤務中のキス、気を失うほどの快楽、甘やかされる週末。もう離れられない、と御器谷は自覚するが、一時の怒りで「じゃあ、別れるか」と言ってしまう。自分を甘やかし、望むことしかしない部下は別れを選ぶのだろうか。  期待の若手×中間管理職。年齢は一回り違い。年の差ラブ。  ケンカップル好きへ捧げます。  ムーンライトノベルズより転載(「多分、じゃない」より改題)。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

僕たち、結婚することになりました

リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった! 後輩はモテモテな25歳。 俺は37歳。 笑えるBL。ラブコメディ💛 fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。

好きなあいつの嫉妬がすごい

カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。 ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。 教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。 「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」 ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

なぜか大好きな親友に告白されました

結城なぎ
BL
ずっと好きだった親友、祐也に告白された智佳。祐也はなにか勘違いしてるみたいで…。お互いにお互いを好きだった2人が結ばれるお話。 ムーンライトノベルズのほうで投稿した話を短編にまとめたものになります。初投稿です。ムーンライトノベルズのほうでは攻めsideを投稿中です。

処理中です...