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番解消編
要と梨架
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とそこに梨架さんがきた。
「日暮要、あなたおいくつかしら?」
? なんだ? 歳の話か?」
「えっと3……」
「あー30代か、少し精液薄いんじゃないの?」
ひゃい!!?
突拍子もないことを言われてしまった。
「あなたも検査が必要だからこっちに来なさい」
腕を引っ張られゴンを置いて研究室まで連行される。
「あの、琉架の様子よくないんですか?」
「あら、よく分かったわね、正直今のままだと一度死ぬとかどうとかよりも本当にこのまま目を覚まさないかもしれないのよ」
「……くっ…」
梨架さんが振り向いた
「あなたが本当に琉架のパートナーでよかったわ、もし大峰家にでも捕まっていたとしたらきっと琉架はもうこの世にいなかったでしょうね」
……そんなこと言わなくても。
「あの、旦那さんとはどういうご関係なんですか?」
「私? そうね、あれは大学の時だったかしら、元々琥珀組と佐伯組は対立してたから、苦い思い出なんだけど、あの時の鳴琉はかっこよくて頼りになって組長で、もう私はぞっこんだったのよ」
「……琥珀さんって元組長だったんですか?」
「あら、知らないの? 私との結婚の前までは関東をしめる琥珀組の組長だったのよ」
「知らなかったです、そもそもそんなヤクザみたいな話……って梨架さんもヤクザだったんですか?」
「ええ、そうよ、なんなら組長の娘の立場であの時はもう本当に大変だったんだから」
「そう、だったんですか」
知らなかった、琥珀議員になるためにヤクザを抜けたって事か?
それしか考えられないけど、そもそも組長をそんな簡単に抜けられるって事……。もしかして
「合併」
「あらやだ、正解よ、関東をしめるって言うけど、実は佐伯組のほうが大きくてね、結婚って形にはなるんだけど合併したのよ」
「え、でも琥珀って名字は」
「佐伯よりも琥珀のほうが珍しいでしょ、お父様にはちゃんと許可とってるわ」
……。すごい考え方の人だな、、、。
「あ、あとどうして旦那さんは琉架に対してあんなことしたんですか?」
「それは……私も分からないけど、昔は琉架を可愛がっていたわ、名前も気がついたと思うけど私の梨架の「架」と鳴琉の「琉」をとって琉架と名付けたの、それくらい愛していたのに、いつからあの人は変わってしまったのか分からないのよ……」
「もしかして梨架さんが海外に出たからとか?」
「まぁその線が妥当かもね、愛したからこそのだったとしてもさすがに気が引けるわ」
「俺もそう思います、なにも変われなかったのでしょうか」
「それは……分からないわ、でも琉架にできることなら私も協力してあげたい、私の可愛い子が死ぬなんて絶対にさせない」
梨架さん本当に琉架のこと思ってくれてるんだ、俺も信じて琉架のためになんでもしよう。
「日暮要、あなたおいくつかしら?」
? なんだ? 歳の話か?」
「えっと3……」
「あー30代か、少し精液薄いんじゃないの?」
ひゃい!!?
突拍子もないことを言われてしまった。
「あなたも検査が必要だからこっちに来なさい」
腕を引っ張られゴンを置いて研究室まで連行される。
「あの、琉架の様子よくないんですか?」
「あら、よく分かったわね、正直今のままだと一度死ぬとかどうとかよりも本当にこのまま目を覚まさないかもしれないのよ」
「……くっ…」
梨架さんが振り向いた
「あなたが本当に琉架のパートナーでよかったわ、もし大峰家にでも捕まっていたとしたらきっと琉架はもうこの世にいなかったでしょうね」
……そんなこと言わなくても。
「あの、旦那さんとはどういうご関係なんですか?」
「私? そうね、あれは大学の時だったかしら、元々琥珀組と佐伯組は対立してたから、苦い思い出なんだけど、あの時の鳴琉はかっこよくて頼りになって組長で、もう私はぞっこんだったのよ」
「……琥珀さんって元組長だったんですか?」
「あら、知らないの? 私との結婚の前までは関東をしめる琥珀組の組長だったのよ」
「知らなかったです、そもそもそんなヤクザみたいな話……って梨架さんもヤクザだったんですか?」
「ええ、そうよ、なんなら組長の娘の立場であの時はもう本当に大変だったんだから」
「そう、だったんですか」
知らなかった、琥珀議員になるためにヤクザを抜けたって事か?
それしか考えられないけど、そもそも組長をそんな簡単に抜けられるって事……。もしかして
「合併」
「あらやだ、正解よ、関東をしめるって言うけど、実は佐伯組のほうが大きくてね、結婚って形にはなるんだけど合併したのよ」
「え、でも琥珀って名字は」
「佐伯よりも琥珀のほうが珍しいでしょ、お父様にはちゃんと許可とってるわ」
……。すごい考え方の人だな、、、。
「あ、あとどうして旦那さんは琉架に対してあんなことしたんですか?」
「それは……私も分からないけど、昔は琉架を可愛がっていたわ、名前も気がついたと思うけど私の梨架の「架」と鳴琉の「琉」をとって琉架と名付けたの、それくらい愛していたのに、いつからあの人は変わってしまったのか分からないのよ……」
「もしかして梨架さんが海外に出たからとか?」
「まぁその線が妥当かもね、愛したからこそのだったとしてもさすがに気が引けるわ」
「俺もそう思います、なにも変われなかったのでしょうか」
「それは……分からないわ、でも琉架にできることなら私も協力してあげたい、私の可愛い子が死ぬなんて絶対にさせない」
梨架さん本当に琉架のこと思ってくれてるんだ、俺も信じて琉架のためになんでもしよう。
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