103 / 196
出産編
巣作りかわゆす♡
しおりを挟む
数ヶ月がたち琉架のお腹も服を着ていても妊娠してる人だと分かるまでになった。
それと痕1番かわいいいいいいいいことがある。
それは部屋で見れる
「琉架、もう赤ちゃんお腹にいるけど心配?」
「ひぐっ……あっ要しゃん」
なにが可愛いってΩ特有の【巣作り】だ。
すでに妊娠してレントゲンを見て男の子か女の子か分かったにも関わらず琉架は巣作りをしていた。
可愛いすぎる。
「俺の服どこから出してきたの?」
「あぁ、と、取っちゃダメ」
俺の服に埋もれていてぎゅっと握りしめていた。
俺が番じゃないのによくもまぁここまでできるな。
よくできたΩだ。
「俺ずっと裸は寒い」
風呂から出たて
「うっ……き」
「き?」
「き……着せてあげます」
「ありがとう」
俺よ、平常心平常心。
琉架によってお着替えが始まり俺は腕を広げた。
「ほら、琉架の匂いつけて」
「はっはひっ」
いっぱいぎゅーってして幸せを感じる。
お腹が大きくなると抱きつくのも少し不安になるから琉架を膝に乗せて俺が後ろから抱きつくようにした。
「どう匂いつきそう」
「んんっうん」
かわぁわぁいい
「なぁ琉架?」
「うん?」
琉架は一生懸命俺の服をたぐり寄せてそれを膝の上に乗せていた。
そして顔を上にあげ
「明日から新しいΩ2人入ってくるけど大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「そっか、なにかあればすぐに言えよ」
「うん!」
「本当の返事か? いつもムリするからな」
「本当だよ、だって要さんの元が一番安心するもん」
ズッキューン
「そっか、それなら俺も安心だな」
「うん」
「今日はこうやって寝る?」
「要さんキツくない?」
「琉架が寝たら移動するよ」
「うん、要さんの心臓聞いて眠るの大好き」
「じゃぁ今度俺もしてもらおうかな」
「うん!」
眠りについた琉架をベッドに運び俺も横で眠る。
----
都内マンション
「琥珀琉架なんて死んじゃえばいいのに」
ポツリと呟いた。
「ご主人様の命の元に」
----
次の日 事務所 この日は主要メンバーしかいなかった。売り子は出入り禁止。
紅羽さんが連れてきたΩ2人とβ2人だった。
「えっとまずはβから」
「はい、初めまして小野です、本日からよろしくお願いします」
「初めまして、佐伯です、本日からよろしくお願いします」
「じゃぁおのっちとさえちゃんにしておこう!」
要さんが勝手にあだ名を決めてスタッフカードを渡した。
「次」
「初めまして、Ωの……」
「あっ本名言わないでね、いろいろとΩは危険だから」
「はい、えっとあだ名ってことですよね、うーんツバサです、本日からよろしくお願いします」
「えっと僕はモカです、よろしくお願いします」
自己紹介が終わった。
それと痕1番かわいいいいいいいいことがある。
それは部屋で見れる
「琉架、もう赤ちゃんお腹にいるけど心配?」
「ひぐっ……あっ要しゃん」
なにが可愛いってΩ特有の【巣作り】だ。
すでに妊娠してレントゲンを見て男の子か女の子か分かったにも関わらず琉架は巣作りをしていた。
可愛いすぎる。
「俺の服どこから出してきたの?」
「あぁ、と、取っちゃダメ」
俺の服に埋もれていてぎゅっと握りしめていた。
俺が番じゃないのによくもまぁここまでできるな。
よくできたΩだ。
「俺ずっと裸は寒い」
風呂から出たて
「うっ……き」
「き?」
「き……着せてあげます」
「ありがとう」
俺よ、平常心平常心。
琉架によってお着替えが始まり俺は腕を広げた。
「ほら、琉架の匂いつけて」
「はっはひっ」
いっぱいぎゅーってして幸せを感じる。
お腹が大きくなると抱きつくのも少し不安になるから琉架を膝に乗せて俺が後ろから抱きつくようにした。
「どう匂いつきそう」
「んんっうん」
かわぁわぁいい
「なぁ琉架?」
「うん?」
琉架は一生懸命俺の服をたぐり寄せてそれを膝の上に乗せていた。
そして顔を上にあげ
「明日から新しいΩ2人入ってくるけど大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「そっか、なにかあればすぐに言えよ」
「うん!」
「本当の返事か? いつもムリするからな」
「本当だよ、だって要さんの元が一番安心するもん」
ズッキューン
「そっか、それなら俺も安心だな」
「うん」
「今日はこうやって寝る?」
「要さんキツくない?」
「琉架が寝たら移動するよ」
「うん、要さんの心臓聞いて眠るの大好き」
「じゃぁ今度俺もしてもらおうかな」
「うん!」
眠りについた琉架をベッドに運び俺も横で眠る。
----
都内マンション
「琥珀琉架なんて死んじゃえばいいのに」
ポツリと呟いた。
「ご主人様の命の元に」
----
次の日 事務所 この日は主要メンバーしかいなかった。売り子は出入り禁止。
紅羽さんが連れてきたΩ2人とβ2人だった。
「えっとまずはβから」
「はい、初めまして小野です、本日からよろしくお願いします」
「初めまして、佐伯です、本日からよろしくお願いします」
「じゃぁおのっちとさえちゃんにしておこう!」
要さんが勝手にあだ名を決めてスタッフカードを渡した。
「次」
「初めまして、Ωの……」
「あっ本名言わないでね、いろいろとΩは危険だから」
「はい、えっとあだ名ってことですよね、うーんツバサです、本日からよろしくお願いします」
「えっと僕はモカです、よろしくお願いします」
自己紹介が終わった。
35
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説

思い出してしまったのです
月樹《つき》
恋愛
同じ姉妹なのに、私だけ愛されない。
妹のルルだけが特別なのはどうして?
婚約者のレオナルド王子も、どうして妹ばかり可愛がるの?
でもある時、鏡を見て思い出してしまったのです。
愛されないのは当然です。
だって私は…。


【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。

僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる