捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰

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妊娠編

僕たち婚約しました♡

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「琉架、傍まで行っていい?」
こくりと頷いたので琉架の前に座る。


「なんか俺たちってうまくいかないね」
「!? ぼ、僕のこと嫌いですか?」

「へ!?!? え、俺が琉架を嫌う??」

「ち、違うんですか?」
「あーもうまわりくどくなるからダメなのかな、俺は琉架のこと大好きだよ、この先もずっと一緒にいたい、ずっと言ってるかもしれないけど」


「……昨日の夜に言った、俺じゃダメなの? っていうのは逆に僕じゃダメなんですか?」
「…琉架、、、、俺我慢できないよ、毎日でも琉架のこと好き、大好きって言いたい、それでもいい?」
「聞かないでください、僕は要さんが大好きだから、う…嬉しいです」

「あとさ、番がいるのにどうして琉架はそこまで俺のことを好きって言えるの?」
「それは⋯よく分からないんですけど、璃亜武といる時はなぜかゾワってしちゃうんです、でも要さんといる時はそんな思いもなく体を触って欲しいとかキスしたいとかいっぱい中で暴れて欲しいとか思っちゃったりして……」


「そ、それはなんか俺特別なのかな」
思わず琉架の答えに顔が真っ赤になってしまった。


「はい、特別です」
にこっと向けられた顔に俺は思わずキスをした。


「んっ」


知ってる琉架の味だ、口内は熱がこもったみたいに熱く柔らかい唇に必死にしがみついてくる琉架が愛おしい。


口が離れると琉架は一度ふせた。





「あの、僕もし璃亜武との番解消がうまくいってその時まで要さんと傍に入れられたら次は項を噛んでくれますか?」
唐突なプロポーズ、、、。

ゴクリ


「俺がプロポーズしたかったのに、、、」
「へ?」

「当たり前だろ、俺の琉架って何回も言ってるだろ!!」
「ふふっ」
「なんだよ」
「時々要さんって子どもっぽくなりますよね」

「いちを10歳くらいは離れてるんだけど」
「ごめ……」
「お仕置き」と言いながら目を見つつちゅっとキスして味わい。

「んじゃぁ大人の本気見せてやる」
琉架の目の前に小箱を出した。

「婚約指輪、貰ってくれますか?」
「ぼ、僕が貰ってもいいんですか??」

「琉架に貰ってほしいんだ」


琉架顔真っ赤、可愛い♡
俺は琉架の左薬指に指輪を通す。
琉架も真似して俺の左薬指に指輪を通す。


2人で手をあげた。
「琉架に似合っててよかった」
「うん、ありがとうございます」と抱きついてきた。

俺たちは晴れて恋人から夫夫ふうふになった。
番解消がうまくいくかはまだ分からないが琉架はすごい喜んでくれた。


事務所に戻ると
こちらを見ている複数の視線


「せーのっ」
手をあげて見せびらかす。

「俺たち晴れて夫夫ふうふになりました♡ これからも俺と琉架のこと末永くよろしくお願いします~~」
いろんなことそっちのけだけど
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