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妊娠編
1人ぼっちにしたいやつなんていない
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「お前高校の時抜け駆けで琉架のこと襲っておいてよく言えるな」
「……え!!! バレてたの」
「バレバレだ、大学でも俺にバレないようにしてたみたいだけど」
「……ちっ…」
意外と瑠衣くん口が悪い、、、。
まぁおいておいて
「璃亜武くん聞きたい事って」
「あ、琉架が俺の子を産むって言ってますが、その要さんとはどうなってますか? もしあれなら俺の元で琉架を見ますが」
「要さんは俺が一生かけても琉架の面倒見るって言ってるから璃亜武くんのところにはいかないと思うよ、それに君の運命の番もそれは求めてないんでしょ?」
「はい、俺の番は琉架を危険な目に合わせようとなにやら企んでいるようで、それを阻止するために俺は動いています」
「……危険な目って…璃亜武くんの番頭おかしいでしょ」
「うん、でも稚里は嫌なことあるとすぐに手を出しちゃうからな」
「それだけは阻止しないと」
とそこに後藤田くんと琉架くんが帰ってきた。
「ただいまぁ~~」
「琉架くん、おかえり」
「璃亜武、少し2人で話があるんだけど」
「じゃぁ瑠衣くんと私は1階のロビーにいるから終わったら来てね」
「はい、ありがとうございます」
---
「で、どうした?」
「璃亜武、キスしてくれる?」
!?
「突然どうした?」
「お願い」
手が重なり僕は璃亜武にキスをした。
「んっ」
僕の項にあるのは間違いなく璃亜武の噛み痕だ。
でも僕は璃亜武に対して拒否反応を起こしている。
精密検査の結果も璃亜武との子どもで間違えがないんだけど要さんとのキスの時よりも嫌な感覚がある。
もし要さんが僕との間に拒否反応を起こしていたら最悪1人で生きよう。
そのほうが誰も傷つかない。
「琉架?」
「はぁ……はぁ……」
僕の顔は真っ赤になっているだろう、そう思える。
「琉架、大丈夫か?」
高校生の時まだβだった頃にもらったキスのほうが特別な感じがした。
「ねぇ璃亜武、ありがとう」
そういい離れた。
僕は僕ができることをしよう。
しかし璃亜武は僕を引き寄せた。
「バカやろう。また、1人で考えるのか?」
その言葉に僕は驚いた。
璃亜武からすすり泣く声が聞こえた。
「璃亜武?」
「誰も琉架を1人ぼっちにしたいやつなんていないんだよ、どうして琉架は誰にも頼ってくれないんだ、今までだって手は差し伸べてきたのに」
「え?」
「琉架が思ってる以上にみんなお前のこと大好きなんだよ」
ぎゅっと抱き寄せられた腕の力やぬくもりを感じる。
唾をゆっくりと飲み込みこのぬくもり覚えてる。
璃亜武の匂いと心がほっこりするような暖かさ。
僕はこれが好きだった、思い出した。
「……え!!! バレてたの」
「バレバレだ、大学でも俺にバレないようにしてたみたいだけど」
「……ちっ…」
意外と瑠衣くん口が悪い、、、。
まぁおいておいて
「璃亜武くん聞きたい事って」
「あ、琉架が俺の子を産むって言ってますが、その要さんとはどうなってますか? もしあれなら俺の元で琉架を見ますが」
「要さんは俺が一生かけても琉架の面倒見るって言ってるから璃亜武くんのところにはいかないと思うよ、それに君の運命の番もそれは求めてないんでしょ?」
「はい、俺の番は琉架を危険な目に合わせようとなにやら企んでいるようで、それを阻止するために俺は動いています」
「……危険な目って…璃亜武くんの番頭おかしいでしょ」
「うん、でも稚里は嫌なことあるとすぐに手を出しちゃうからな」
「それだけは阻止しないと」
とそこに後藤田くんと琉架くんが帰ってきた。
「ただいまぁ~~」
「琉架くん、おかえり」
「璃亜武、少し2人で話があるんだけど」
「じゃぁ瑠衣くんと私は1階のロビーにいるから終わったら来てね」
「はい、ありがとうございます」
---
「で、どうした?」
「璃亜武、キスしてくれる?」
!?
「突然どうした?」
「お願い」
手が重なり僕は璃亜武にキスをした。
「んっ」
僕の項にあるのは間違いなく璃亜武の噛み痕だ。
でも僕は璃亜武に対して拒否反応を起こしている。
精密検査の結果も璃亜武との子どもで間違えがないんだけど要さんとのキスの時よりも嫌な感覚がある。
もし要さんが僕との間に拒否反応を起こしていたら最悪1人で生きよう。
そのほうが誰も傷つかない。
「琉架?」
「はぁ……はぁ……」
僕の顔は真っ赤になっているだろう、そう思える。
「琉架、大丈夫か?」
高校生の時まだβだった頃にもらったキスのほうが特別な感じがした。
「ねぇ璃亜武、ありがとう」
そういい離れた。
僕は僕ができることをしよう。
しかし璃亜武は僕を引き寄せた。
「バカやろう。また、1人で考えるのか?」
その言葉に僕は驚いた。
璃亜武からすすり泣く声が聞こえた。
「璃亜武?」
「誰も琉架を1人ぼっちにしたいやつなんていないんだよ、どうして琉架は誰にも頼ってくれないんだ、今までだって手は差し伸べてきたのに」
「え?」
「琉架が思ってる以上にみんなお前のこと大好きなんだよ」
ぎゅっと抱き寄せられた腕の力やぬくもりを感じる。
唾をゆっくりと飲み込みこのぬくもり覚えてる。
璃亜武の匂いと心がほっこりするような暖かさ。
僕はこれが好きだった、思い出した。
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