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妊娠編
小鳥遊病院
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紅羽さんが整理をつけてくれたお陰で病院に行くことにした。
「琉架触れても平気?」
「ひっく……要さんごめんなさい」
とすがりつくように泣いてきた。
俺も優しく抱きしめる。
「琉架、大丈夫、大丈夫だからね」
ゴンに先に電話し小鳥遊病院に向かった。
まさか琉架に好きな人がいたなんて俺も知らなかったし前触れもなくΩになって番が成立してしまうなんて考えもしなかった。
もし本当に番が成立してたなんてことがあればこの先、番になった人と一緒にいないとダメだよな、俺が傍にいる資格なんてないよな、、、。
あれ? でも琉架の好きな人って稚里くんの運命の番じゃなかったっけ??
あの稚里くんがこの状況を許すわけないよな、、、。
病院につき名前を言うと特別室に案内された。
もしかしてゴンの手配済みなのかそれだと助かる。
通されたのは医院長室だった。
へ? まじ。
ゴンがきた。
「要」
「ゴンこれってどういう扱い?」
「琥珀琉架、小鳥遊委員長の息子と知り合いで昔から知っていたみたい、カルテも残ってた」
「そ、そうだったんだ」
医院長がきた。
「初めまして、日暮要さんと、おかえりなさい琉架くん」
「璃亜武のお父さん……」
え!?
「話しは璃亜武から聞いてるよ、まずはΩになったかの検査をしてみよう」
「それと妊娠と番が成立したかもということもお願いできますか?」
「ああ、本当に君と会うのは久しぶりだね、もっと早く会いたかったよ」
「僕もです」
「琉架くんこちらへ」とゴンが連れて行った。
俺も付いていこうとしたが医院長に止められた。
「君と少し話がしたいのだがいいかな?」
「はい」
「琉架くんとはいつから知り合いなのかな?」
「琉架とは……彼が学生の頃から知り合いです」
「学生というと中学生?」
「いえ、高校生の時です」
「どこで知り合ったのかな?」
「あなたは、琉架のことどこまで知っているんですか?」
「逆質問か、いいだろ、琉架くんがここの運ばれてきたのは中学生の時でね、彼には無数の痣と暴行の痕諸々あったよ、何回かここで手術もしたしね、彼は虐待にあっていた、それも高校生に上がれば性虐○をされていた。君のその顔は知ってるという顔だね、ということは彼の父親についてもご存知ということかな?」
「はい」
「それなら話しは割愛させてもらって、琉架くんをどうやってあの父親から救出したのかな?」
「……私は琥珀議員の元部下です、琉架くんとは初めての性行為もしました、そこから彼が気になり始め最後の日ダメ元で取引を持ちかけました。 飽きたからいらないと、でも」
俺はぎゅっと拳を握った。
「でも助からないかもしれない、そんな状況に琉架はいました、大勢の男に嬲られ薬品もたくさん飲まされ体はめちゃくちゃでした、それでも琉架は目を覚ましてくれた、私が少しでもできることがあればしたい。そして彼を愛したい、この先もずっと彼と一緒にいます」
「そんなことがあったんだね、辛い思い出を語ってくれてありがとう」
「いえ」
「君みたいな子が琉架くんの傍にいてくれて良かったよ」
医院長は泣いていた、俺も涙が溢れてきた。
「琉架触れても平気?」
「ひっく……要さんごめんなさい」
とすがりつくように泣いてきた。
俺も優しく抱きしめる。
「琉架、大丈夫、大丈夫だからね」
ゴンに先に電話し小鳥遊病院に向かった。
まさか琉架に好きな人がいたなんて俺も知らなかったし前触れもなくΩになって番が成立してしまうなんて考えもしなかった。
もし本当に番が成立してたなんてことがあればこの先、番になった人と一緒にいないとダメだよな、俺が傍にいる資格なんてないよな、、、。
あれ? でも琉架の好きな人って稚里くんの運命の番じゃなかったっけ??
あの稚里くんがこの状況を許すわけないよな、、、。
病院につき名前を言うと特別室に案内された。
もしかしてゴンの手配済みなのかそれだと助かる。
通されたのは医院長室だった。
へ? まじ。
ゴンがきた。
「要」
「ゴンこれってどういう扱い?」
「琥珀琉架、小鳥遊委員長の息子と知り合いで昔から知っていたみたい、カルテも残ってた」
「そ、そうだったんだ」
医院長がきた。
「初めまして、日暮要さんと、おかえりなさい琉架くん」
「璃亜武のお父さん……」
え!?
「話しは璃亜武から聞いてるよ、まずはΩになったかの検査をしてみよう」
「それと妊娠と番が成立したかもということもお願いできますか?」
「ああ、本当に君と会うのは久しぶりだね、もっと早く会いたかったよ」
「僕もです」
「琉架くんこちらへ」とゴンが連れて行った。
俺も付いていこうとしたが医院長に止められた。
「君と少し話がしたいのだがいいかな?」
「はい」
「琉架くんとはいつから知り合いなのかな?」
「琉架とは……彼が学生の頃から知り合いです」
「学生というと中学生?」
「いえ、高校生の時です」
「どこで知り合ったのかな?」
「あなたは、琉架のことどこまで知っているんですか?」
「逆質問か、いいだろ、琉架くんがここの運ばれてきたのは中学生の時でね、彼には無数の痣と暴行の痕諸々あったよ、何回かここで手術もしたしね、彼は虐待にあっていた、それも高校生に上がれば性虐○をされていた。君のその顔は知ってるという顔だね、ということは彼の父親についてもご存知ということかな?」
「はい」
「それなら話しは割愛させてもらって、琉架くんをどうやってあの父親から救出したのかな?」
「……私は琥珀議員の元部下です、琉架くんとは初めての性行為もしました、そこから彼が気になり始め最後の日ダメ元で取引を持ちかけました。 飽きたからいらないと、でも」
俺はぎゅっと拳を握った。
「でも助からないかもしれない、そんな状況に琉架はいました、大勢の男に嬲られ薬品もたくさん飲まされ体はめちゃくちゃでした、それでも琉架は目を覚ましてくれた、私が少しでもできることがあればしたい。そして彼を愛したい、この先もずっと彼と一緒にいます」
「そんなことがあったんだね、辛い思い出を語ってくれてありがとう」
「いえ」
「君みたいな子が琉架くんの傍にいてくれて良かったよ」
医院長は泣いていた、俺も涙が溢れてきた。
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