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妊娠編
璃亜武と稚里 浮気問題
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稚里くんがなにか言いたそうだけどこの子がなにか悪巧みを考えているのであれば向けられるのは琉架だろう。
そうならないように早く退散するのが手かな。
「じゃぁ稚里くん、僕たちは行くね」といい別れようとしたが
くんっと上着を引っ張られた。
「要さん今度またご飯行きましょうね」と行ってきた。
よくもまぁ番の前でそんなことが言えるよなと思いながら
「うん、機会があったらね」と別れた。
-----
「璃亜武様、稚里様、ここでは目立ちますのでご自宅に帰りましょう」
との提案で車に乗った。
璃亜武から嫌いな匂いがする、これは間違いなくΩの匂いだ、でもまだ少し薄い気がするし、
同じΩじゃないとαはきっと気がつかない、こんな発情期でもない匂いに負けたなんて考えたくもないけど
「ねぇ璃亜武、家に帰ったらいっぱい抱いて♡」
「悪い、大学の研究があるから暫くは抱けない」
え? どういうこと??
「僕、そろそろ発情期来るんだけど、璃亜武は傍にいてくれないの?」
「発情期くれば対応する、いつも通りだろ」
「……璃亜武がずっと探してたって子ってあの子?」
「そうだよ、琥珀琉架、やっと会えた」
いやだ、いやだ、、、。僕から璃亜武を奪うなんてこと絶対にさせない。
帰宅しすぐに璃亜武のことを捕まえキスをした。
「稚里!! なにするんだ、まだ発情期じゃないだろ?」
「璃亜武、分からないと思ってるの? あの琉架って子とセックスしたのなんてバレバレなんだよ、こんな酷いことってあるの?」
僕は泣き出した。
「ちがっ俺は……俺は琉架を抱いたよ、でも浮気でもなんでもない、これで最後にするから」
「最初も最後もないよ、もう璃亜武は僕だけのものなのに」
と大泣きし出した。
「なにかあったのか?」と小鳥遊医院長である父さんがきた。
「ひぐっ……義父さん、璃亜武が浮気した」
「!? 璃亜武本当なのか?」
「……本当です、琉架を昔から好きだった人を抱きました」
「琉架くん、、、生きていたのか?」
「はい」
「そうか」
「ちょっと!! 義父さん!! 僕を無視しないでくださいよ」
「稚里くん、最初の頃に言ったこと覚えてますか?」
「なに?」
「君と璃亜武は運命の番だった、それは間違えない、でも璃亜武もその時恋をしていた人がいた、その人ともう一度会えるときはセックスをしてもいいって契約だ、君の従者が持ってるんじゃないか?」
ドアの前にいたΩの男が入ってきた。
「稚里様契約は契約です」
「ぐすん、だって死んだって思ってたからまさか生きてたなんて思わなかったんだもん」
「稚里様の負けです、今回は諦めましょう、こちらへ」
と従者が稚里を連れて行った。
「璃亜武、琉架くんが生きていたことそれはとても喜ばしいことだ、でも璃亜武の番は稚里くんだということも忘れてはいけないよ」
「はい、もちろんです」
「それと琉架くんの連絡先が分かれば小鳥遊病院に精密検査受けに来てねと伝えておいてくれるか?」
「分かりました、もしかして匂いですか?」
「ああ、彼はβのはずだ、でも璃亜武からは薄いがΩの匂いがするからね、気になって」
「……」
もし琉架がΩだったら俺たちのあの行為はどうなるんだ、番が成立してしまったのではないか??
そうならないように早く退散するのが手かな。
「じゃぁ稚里くん、僕たちは行くね」といい別れようとしたが
くんっと上着を引っ張られた。
「要さん今度またご飯行きましょうね」と行ってきた。
よくもまぁ番の前でそんなことが言えるよなと思いながら
「うん、機会があったらね」と別れた。
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「璃亜武様、稚里様、ここでは目立ちますのでご自宅に帰りましょう」
との提案で車に乗った。
璃亜武から嫌いな匂いがする、これは間違いなくΩの匂いだ、でもまだ少し薄い気がするし、
同じΩじゃないとαはきっと気がつかない、こんな発情期でもない匂いに負けたなんて考えたくもないけど
「ねぇ璃亜武、家に帰ったらいっぱい抱いて♡」
「悪い、大学の研究があるから暫くは抱けない」
え? どういうこと??
「僕、そろそろ発情期来るんだけど、璃亜武は傍にいてくれないの?」
「発情期くれば対応する、いつも通りだろ」
「……璃亜武がずっと探してたって子ってあの子?」
「そうだよ、琥珀琉架、やっと会えた」
いやだ、いやだ、、、。僕から璃亜武を奪うなんてこと絶対にさせない。
帰宅しすぐに璃亜武のことを捕まえキスをした。
「稚里!! なにするんだ、まだ発情期じゃないだろ?」
「璃亜武、分からないと思ってるの? あの琉架って子とセックスしたのなんてバレバレなんだよ、こんな酷いことってあるの?」
僕は泣き出した。
「ちがっ俺は……俺は琉架を抱いたよ、でも浮気でもなんでもない、これで最後にするから」
「最初も最後もないよ、もう璃亜武は僕だけのものなのに」
と大泣きし出した。
「なにかあったのか?」と小鳥遊医院長である父さんがきた。
「ひぐっ……義父さん、璃亜武が浮気した」
「!? 璃亜武本当なのか?」
「……本当です、琉架を昔から好きだった人を抱きました」
「琉架くん、、、生きていたのか?」
「はい」
「そうか」
「ちょっと!! 義父さん!! 僕を無視しないでくださいよ」
「稚里くん、最初の頃に言ったこと覚えてますか?」
「なに?」
「君と璃亜武は運命の番だった、それは間違えない、でも璃亜武もその時恋をしていた人がいた、その人ともう一度会えるときはセックスをしてもいいって契約だ、君の従者が持ってるんじゃないか?」
ドアの前にいたΩの男が入ってきた。
「稚里様契約は契約です」
「ぐすん、だって死んだって思ってたからまさか生きてたなんて思わなかったんだもん」
「稚里様の負けです、今回は諦めましょう、こちらへ」
と従者が稚里を連れて行った。
「璃亜武、琉架くんが生きていたことそれはとても喜ばしいことだ、でも璃亜武の番は稚里くんだということも忘れてはいけないよ」
「はい、もちろんです」
「それと琉架くんの連絡先が分かれば小鳥遊病院に精密検査受けに来てねと伝えておいてくれるか?」
「分かりました、もしかして匂いですか?」
「ああ、彼はβのはずだ、でも璃亜武からは薄いがΩの匂いがするからね、気になって」
「……」
もし琉架がΩだったら俺たちのあの行為はどうなるんだ、番が成立してしまったのではないか??
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