74 / 188
妊娠編
琉架が心配だ
しおりを挟む
「琉架?」
お風呂の扉を開けると倒れていた。
「琉架!!! 大丈夫か?」
「んんっ……」
シャワーを止め体を拭き上げ寝間着を着させベッドに寝かせた。
比嘉さんには電話で状況を伝え、今日は戻れないことを言った。
『分かった』と返事が来てベッドに戻る。
琉架の顔は青ざめていた。
急にどうしたのか怖くなる
お、俺のせい??
最近俺もなんか変なんだよな、琉架を見るとこう襲いたくなるっていうか、それは前からそうだったけど、でもなんかこー分かるかな、むらむら、うずうずするっていうかαとして琉架のこと見てるのか、いやいやそもそも琉架はβだし、それは絶対にないことだ。
あったほうがいいけど。
「琉架、どうしちゃったんだよ」
一緒の布団に潜り込んで抱き寄せて俺も眠りについた。
「要さん!! 要さん」
「ん? あれ琉架、具合は?」
「もう大丈夫ですよ、比嘉さんから着信いっぱい来てて2階でお待ちですよ」
「まじか」
と慌てて起き上がったがくるりと回転して頬にキスされた。
「おはよう、琉架起こしてくれてありがとうね」
「うぅ……すぐにそういうことする……」
要さんは2階に降りていった。
僕はお腹を触った。
赤ちゃんできそうな感じしたんだけど……というかそもそもβだけど、、、。
でもこの感じは気のせいじゃない気がする。
そう思うと怖い、、、。
要さんが僕を受け入れてくれたのって僕がβだったからだよね、もしΩになっちゃったら僕はもう必要とされないんじゃないか、、、。
「琉架ごめん、今日は1日事務所いるね」
「分かりました」
「今日は瑠那さんのところだよね?」
「はい」
「じゃぁお互い忙しいね」
「うん、行ってらっしゃい」
「琉架も行ってらっしゃい」
おでこをお互いにつけてそう告げた。
端から見たらきっとバカなカップルだなって思われちゃうかもしれないでも僕はこういう優しい要さんがいつでも好きだ。
だからさっきみたいな考え方はしたくないんだけど、でもやっぱり不安になるときはある。
僕は瑠那さんのところに行った。
「瑠那さん、おはようございます」
「おはよう、えっとちょっと待ってね」というと写真がついたプレートで調べていた。
「あっ琉架くんだ」
「正解です、今日は調子どうですか?」
「元気だよ」
「そうですか良かったです、そしたら今日はお散歩に行きませんか?」
「うん! 外出られるんだ、行きたい」
「では準備しましょう」
にこっと微笑みかけ瑠那さんの準備を手伝った。
さっき要さんには嘘をついた。
具合あまりよくなっていないこと、でも起きたら要さんにぎゅーーってされてたからもう心配かけたくないなって思ってしまったこと、いろいろあるんだけど。
整理つかないな、、、。
「よし、完了しましたね」
2階におり要さんに外出許可をとった
「今日は晴れてるし近くの公園まで……あっ風俗街じゃないほうに行くんだよ」
「はい、では行ってきます」
「行ってらっしゃい」
今日は珍しく事務所に要さんしかいなかった。
お風呂の扉を開けると倒れていた。
「琉架!!! 大丈夫か?」
「んんっ……」
シャワーを止め体を拭き上げ寝間着を着させベッドに寝かせた。
比嘉さんには電話で状況を伝え、今日は戻れないことを言った。
『分かった』と返事が来てベッドに戻る。
琉架の顔は青ざめていた。
急にどうしたのか怖くなる
お、俺のせい??
最近俺もなんか変なんだよな、琉架を見るとこう襲いたくなるっていうか、それは前からそうだったけど、でもなんかこー分かるかな、むらむら、うずうずするっていうかαとして琉架のこと見てるのか、いやいやそもそも琉架はβだし、それは絶対にないことだ。
あったほうがいいけど。
「琉架、どうしちゃったんだよ」
一緒の布団に潜り込んで抱き寄せて俺も眠りについた。
「要さん!! 要さん」
「ん? あれ琉架、具合は?」
「もう大丈夫ですよ、比嘉さんから着信いっぱい来てて2階でお待ちですよ」
「まじか」
と慌てて起き上がったがくるりと回転して頬にキスされた。
「おはよう、琉架起こしてくれてありがとうね」
「うぅ……すぐにそういうことする……」
要さんは2階に降りていった。
僕はお腹を触った。
赤ちゃんできそうな感じしたんだけど……というかそもそもβだけど、、、。
でもこの感じは気のせいじゃない気がする。
そう思うと怖い、、、。
要さんが僕を受け入れてくれたのって僕がβだったからだよね、もしΩになっちゃったら僕はもう必要とされないんじゃないか、、、。
「琉架ごめん、今日は1日事務所いるね」
「分かりました」
「今日は瑠那さんのところだよね?」
「はい」
「じゃぁお互い忙しいね」
「うん、行ってらっしゃい」
「琉架も行ってらっしゃい」
おでこをお互いにつけてそう告げた。
端から見たらきっとバカなカップルだなって思われちゃうかもしれないでも僕はこういう優しい要さんがいつでも好きだ。
だからさっきみたいな考え方はしたくないんだけど、でもやっぱり不安になるときはある。
僕は瑠那さんのところに行った。
「瑠那さん、おはようございます」
「おはよう、えっとちょっと待ってね」というと写真がついたプレートで調べていた。
「あっ琉架くんだ」
「正解です、今日は調子どうですか?」
「元気だよ」
「そうですか良かったです、そしたら今日はお散歩に行きませんか?」
「うん! 外出られるんだ、行きたい」
「では準備しましょう」
にこっと微笑みかけ瑠那さんの準備を手伝った。
さっき要さんには嘘をついた。
具合あまりよくなっていないこと、でも起きたら要さんにぎゅーーってされてたからもう心配かけたくないなって思ってしまったこと、いろいろあるんだけど。
整理つかないな、、、。
「よし、完了しましたね」
2階におり要さんに外出許可をとった
「今日は晴れてるし近くの公園まで……あっ風俗街じゃないほうに行くんだよ」
「はい、では行ってきます」
「行ってらっしゃい」
今日は珍しく事務所に要さんしかいなかった。
32
お気に入りに追加
240
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王道にはしたくないので
八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉
幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。
これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
歳上公爵さまは、子供っぽい僕には興味がないようです
チョロケロ
BL
《公爵×男爵令息》
歳上の公爵様に求婚されたセルビット。最初はおじさんだから嫌だと思っていたのだが、公爵の優しさに段々心を開いてゆく。無事結婚をして、初夜を迎えることになった。だが、そこで公爵は驚くべき行動にでたのだった。
ほのぼのです。よろしくお願いします。
※ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
変態に飼われた俺は変態の依頼をこなさなければいけない
枝浬菰
BL
2025年1月よりUPします~ オメガバース作品 長編を予定しています!
週1更新
❁あらすじ
意思を持つΩと意思を持たないΩ
どちらも俺、僕だから。
どんな荒仕事だとしても有能な俺様が失敗なんてするわけない!
変態に飼われた俺は変態が依頼する仕事をしなければいけない。これは絶対だ。
そんなある日ターゲットとして警察署長に狙われることに……。
「お前こんなところで何している?」「お前には関係ないことだろ!!」
闇オークションで飼われたΩの美形男子暁は変態の元で対人スキルを身につける。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
獣人王と番の寵妃
沖田弥子
BL
オメガの天は舞手として、獣人王の後宮に参内する。だがそれは妃になるためではなく、幼い頃に翡翠の欠片を授けてくれた獣人を捜すためだった。宴で粗相をした天を、エドと名乗るアルファの獣人が庇ってくれた。彼に不埒な真似をされて戸惑うが、後日川辺でふたりは再会を果たす。以来、王以外の獣人と会うことは罪と知りながらも逢瀬を重ねる。エドに灯籠流しの夜に会おうと告げられ、それを最後にしようと決めるが、逢引きが告発されてしまう。天は懲罰として刑務庭送りになり――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる