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同棲編
りんちゃんの大きな背中
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それから数日ゆっくりと体を休めた。
怖くて端っこに逃げようとした時は数分のうちに日暮さんがきてベッドに運ばれた。
もしかすると事務所のモニターで見ているのかもしれない。
少し特別な気持ちになった。
でも彼はここにいる従業員には人気で
「ねぇ要、今度の客出禁にして」
「えー一方的なのはダメだよ」
「でも同意してないのに腰へこへこしてくるんだよ!!」
「でものんちゃんそれ挿入されてないでしょ」
「ちょっ!! シノンは黙っててよ」
と口に手を当てていた。
そういう光景を見るとやっぱりΩの立ち位置は僕とは違う。
彼らは項を噛まる危険もあるし子宮に中出しすれば子を孕む可能性もある。
僕とは体が違うんだ。
そっとお腹に手を乗せた。
「琉架? 大丈夫?」
「え? 大丈夫だよ」
りんちゃんが声をかけてきてくれた、僕は暗い顔からすかさず笑顔で問題ないことを告げる。
「琉架、ちょっと外行く?」
「え??」
驚いている僕の腕を引き事務所を出た。
なぜだかりんちゃんの背中が大きく見えた。
ついこのいだりんちゃんは一夫多妻のα男に項を噛まれそうになり番成立するところだった。
なんとかみんなで阻止できたけど不安定な気持ちで部屋に籠もりっぱなしだった。
僕は心配になりりんちゃんの部屋を何度も訪れ悲しいこととか元気になりそうな話をした。
それでなのかりんちゃんは優しい。
多分今も僕のことを思ってくれたのだろう。
一番初めにここで会った時もりんちゃんだった。
僕に声をかけてくれなかったら僕はあのおっさんに襲われていたと思う。
風俗街の近くの公園まで来た。
ここは所謂発展場だ。
「りんちゃん、ここ大丈夫?」
「まぁいちを俺はジャスミンのって肩書きがあるから多分大丈夫」
「そうなの?」
「うん、風俗店をαが経営させてるのって結構珍しいみたいで、だいたいβで俺たちのことを無理矢理使わせるが多いんだけどさ、要も比嘉さんも優しいから、安心できる」
「そうなんだ」
「うん、だから琉架も安心してαに守られておけ」
にひっと笑ったのでその笑顔に安心を覚えた。
「あんあん// いっもっと……ほしい」
公園を歩いているとカラーをつけたΩが男に挿入されている現場を見つけてしまいりんちゃんが
「あー帰るか」
と言ったので
「うん」と返事をした。
帰り途中で
「あの、もしかしてなんですけどさっきのって」
「ああ、シュンだろ」
「やっぱり、あのままでいいんですか?」
「あいつは襲われるのが好きなタイプのΩなんだよ……。店だとセーブされちゃうってのもあるからたまに外でやってることもあるよ」
「……、そ、そうなんですか」
「うん、本当にあいつチン○が好きでさぁ要も手に負えないって言ってたから追放すれば?って言ったんだけど大手客結構いるから追い出せないらしい」
「そうなんだ、、、」
「こんな話ししてごめんな」
「2人とも♡」
ガバッと後ろから抱きついてきたのは今話をしていたシュンさんだった。
怖くて端っこに逃げようとした時は数分のうちに日暮さんがきてベッドに運ばれた。
もしかすると事務所のモニターで見ているのかもしれない。
少し特別な気持ちになった。
でも彼はここにいる従業員には人気で
「ねぇ要、今度の客出禁にして」
「えー一方的なのはダメだよ」
「でも同意してないのに腰へこへこしてくるんだよ!!」
「でものんちゃんそれ挿入されてないでしょ」
「ちょっ!! シノンは黙っててよ」
と口に手を当てていた。
そういう光景を見るとやっぱりΩの立ち位置は僕とは違う。
彼らは項を噛まる危険もあるし子宮に中出しすれば子を孕む可能性もある。
僕とは体が違うんだ。
そっとお腹に手を乗せた。
「琉架? 大丈夫?」
「え? 大丈夫だよ」
りんちゃんが声をかけてきてくれた、僕は暗い顔からすかさず笑顔で問題ないことを告げる。
「琉架、ちょっと外行く?」
「え??」
驚いている僕の腕を引き事務所を出た。
なぜだかりんちゃんの背中が大きく見えた。
ついこのいだりんちゃんは一夫多妻のα男に項を噛まれそうになり番成立するところだった。
なんとかみんなで阻止できたけど不安定な気持ちで部屋に籠もりっぱなしだった。
僕は心配になりりんちゃんの部屋を何度も訪れ悲しいこととか元気になりそうな話をした。
それでなのかりんちゃんは優しい。
多分今も僕のことを思ってくれたのだろう。
一番初めにここで会った時もりんちゃんだった。
僕に声をかけてくれなかったら僕はあのおっさんに襲われていたと思う。
風俗街の近くの公園まで来た。
ここは所謂発展場だ。
「りんちゃん、ここ大丈夫?」
「まぁいちを俺はジャスミンのって肩書きがあるから多分大丈夫」
「そうなの?」
「うん、風俗店をαが経営させてるのって結構珍しいみたいで、だいたいβで俺たちのことを無理矢理使わせるが多いんだけどさ、要も比嘉さんも優しいから、安心できる」
「そうなんだ」
「うん、だから琉架も安心してαに守られておけ」
にひっと笑ったのでその笑顔に安心を覚えた。
「あんあん// いっもっと……ほしい」
公園を歩いているとカラーをつけたΩが男に挿入されている現場を見つけてしまいりんちゃんが
「あー帰るか」
と言ったので
「うん」と返事をした。
帰り途中で
「あの、もしかしてなんですけどさっきのって」
「ああ、シュンだろ」
「やっぱり、あのままでいいんですか?」
「あいつは襲われるのが好きなタイプのΩなんだよ……。店だとセーブされちゃうってのもあるからたまに外でやってることもあるよ」
「……、そ、そうなんですか」
「うん、本当にあいつチン○が好きでさぁ要も手に負えないって言ってたから追放すれば?って言ったんだけど大手客結構いるから追い出せないらしい」
「そうなんだ、、、」
「こんな話ししてごめんな」
「2人とも♡」
ガバッと後ろから抱きついてきたのは今話をしていたシュンさんだった。
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