捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

発情期部屋

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ジャスミン(風俗店) 事務所
琉架くんを救出して早半月、いまだに目を覚まさない琉架くん。

ゴンにお願いして毎日点滴はしてもらってるんだけど
ていうか出勤前にここに寄るからすごい怒られる。

というよりもあの点滴はどこから持ってきているのやら??
疑問を聞くとゴンが働いているところ、つまり小鳥遊病院の医院長にわけを離したら許可が下りたとか。
本当は精密検査で病院に来てほしいと医院長に言われたらしいけど、でも俺は琉架くんを誰かのところに預けるなんて怖くてできなかった。


ベッドで眠る琉架くんを見ながら俺はつい悲しい表情をしてしまう。
俺の判断は間違っていたのかと

おでこを撫でゆっくりと唇を指でなぞり
日暮さん と耳に残る声を思い出しながらキスを落とす。

「琉架くん早く目を覚まして」


さてと1日の始まりだ。
事務所に出て
「まずは……」
ブーブーとバイブ音を発していた。

朝からΩちゃんはご苦労様なことだ。


机に発情期セックス中の札を置き
バイブがなったので発情期部屋にいくがいなかった。
「あれま」
部屋から発情期部屋までは距離があるため専用の歩く歩道みたいなのを最近取り付けたのだ。
だからそれに乗ればこれるんだけどな~。
こんな感じの↓



電話の音が鳴った。
『は、早く来いバカ』ぶつっと一方的な電話だった。

「のんちゃんだ」
4階の部屋に行き専用の鍵であけた。


「は、早く奥に……」

「のんちゃん、いつも言ってるでしょ、こうなるちょっと前に発情期部屋に来れば楽なのにって」
「う、うるさい!!」
ガルルルルとなんとも威嚇していた。

これじゃどっちが‪α‬なのか分かんないな…
頭をボリボリ掻きながら
「まったく、可愛いΩだな」
意地悪程度に項を舐めると

「いひっ……」
それだけでイっていた。


これはΩとの契約違反になるから持ってきたカラーで項を隠した。


「じゃぁ本番」

ゴゴゴっと思いっきり奥にあてるとΩはだいたい俺の腰に足を絡ませて子宮に入るようにもっとと迫ってくる。
俺はもちろんコンドームしてるわけだし、妊娠とかの確率は下げてるけどでもそれでは収まらないΩだって存在している。

のんちゃんは特にそうだ。
俺の精液をぶちこんで欲しくてたまらないらしい。

それに琉架くんの話をりんちゃんか噂か分からないがどうやら必死みたいだ。


俺を部屋に連れてきてなにをさせようとしているんだ?


「あんあん// 要、奥気持ちいい、もっと欲しい」
甘い誘惑にαである意識が震いただされる。


俺もこの発情期に打ち勝てるようには努力してるがふと気を抜けばΩのこの甘すぎる誘惑に打ち勝つなんてできない。

「はぁ……はぁ…、のんちゃん一旦落ち着こう」
「いや!! 要のαの匂い大好き」

ドックン、やばい飲み込まれる。



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