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異世界上陸!

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「なんだよ、てか俺パンツも履いてないんだけど」
「それは俺も同じで……ってデカ!!」

「あ?」
俺は見てはいけないものを見てしまったのかもしれない。
仁さんのアソコがデカイ……俺のと比べて……。
くそっ!! 悔しすぎる!!


凝視するのもなんか変なので森のほうを向いた。

ベッドから立ち上がり辺りを見渡しているけど、ガサガサと音がし、俺は仁さんの元に駆け寄った。

「な……なんかいます」
「そりゃー森なんだからなんかいるだろ」


「で……でも」と腕にしがみついていると茂みから仮面をつけた男が出てきた。
「ぎゃぁあああああああ!!」
俺が大声で叫ぶとその面の男はしゃがみこみ。

「お迎えにあがりました、姫」と


……。 は?


「おい、なんの茶番だ」
「あなた様は!!」

急に仮面の男は立ち上がり俺の腕を掴み引っ張られ、男のほうに倒れた。
そしてガチャっとなにか首に鎖のようなものがかけられた。

「へ?」

「この化け物からお離れください!!」
「いや、俺のそのや……雇い主だから!!」

「雇い主?」
「そ……そう! 護衛の」

俺は今すごい適当なことを言っている。

むすっとしている仁さんは
「はぁーもうどうでもいいよ」
といいベッドに入り、布団を被っていた。

「えっと……」
「使えない雇い主だな、とにかくここから離れましょう姫」
といいぐいっと引っ張られた。


ちょっと待って俺が思っている【姫】って言葉もしかしてこの世界では違うのか??
でも化け物とか雇い主とかは通じていた。

【姫】だけが違う意味なのかもしれない。


門をくぐり城に入った。
仁さん、1人にしちゃったけど大丈夫かな?

「ここに入れ」
もくもくと湯気が立ち込める。

ここは
「温泉?」
「そうだ、身を清めろ」

「……はい……って熱っ!?」

これ普通に野菜とかだる温度なんだけど。
背中をおされたが俺はぶんぶんと頭を振った。

「なんだ、入れないのか?」
「熱すぎて無理」

というと腕をあげ他の場所を指すと
顔が真っ赤になりながら数人の男が浸かっていた。

いや、殺す気かよ。

姫ってもしかして生贄なんじゃないか?
と急に思い始めた。

こうなったらイチかバチか。
男の腕を引き一緒にお湯に落ちる。

ぐっ……本当に熱い。


「この己!!」
と声をあげると同じく仮面の男が数人駆け寄ってきた。

男と一緒に引っ張り上げられた。
「ゲホゲホ」

「鞭を用意しろ」
振り上げられ叩かれる。

って思った瞬間誰かがこの場に現れた。

「待て」
というとおかしいレベルのあれがブラブラとしながらこちらに近づいてきた。
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