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強引です

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仕事が終わり家に帰ると斗真はソファーの上で洗濯……つまり俺の服を掴んで寝ていた。
しかもまた眼鏡かけたまま。

俺はどうしたらいいんだ?
相手は男だぞ、あの突起物がついている。

穴って言ったら尻にってことだろ…。
いやさすがの俺でも女を抱いたほうがいい。

ただ、こいつがいいって言うなら抱き枕…。
すごい気持ちがいいんだよな。

だって、ぎゅってしたらちょうどいい重さでこちらにきて足にまとわりついてさ
もういいよね。

でも、仕事中に居眠りは関心しないな。
顔を覗き込むと少し動いた。

「やばい、可愛い」
…? 可愛いだって、俺はそう思ってしまうのか。

はぁーダメだ、仕事をしよう。



リビングルームでわざと大きな音をたてながらパソコンを触る。

------------------------
「んっ…ふわぁー」

!?

目の前の椅子に座る、仁さん。
やばい、完全に俺寝てた。

ど…どうしよっ。
てか時間は?

19時だった。

今日ってたしか会食があったんじゃ。
ちらっと向くと目が合った。

!?

「あー起きた?」
「は…はい」
やばい、なんか怒ってる気がする。


「もし、体問題なかったら、今から会食行くから準備して」
「へ?」

体?
お…俺はやってしまったのか?


「なに驚いた顔してるんだよ、朝言っただろ、今日は顔合わせがあるって」

こくりと頷き、自分の部屋に逃げる。

いちを…いちを確認だ。
パンツをおろし、射精とか穴…とか確認するが特におかしいことはなかった。


「ふぅー大丈夫そうだ」

コンコンとドアがノックされた。

「準備できた?」
「あ、えっと服装って正装でいいんだよね?」

「うん、いいよ、それと」
というとドアが開き仁さんが入ってきた。

「眼鏡預かるから」

「や、それないと見えないし」
「作った」

「なにをですか?」
「コンタクトだよ」

「はい? 俺眼科には」
「健康診断で情報もらったから」

「は?」
それってつまり個人情報の漏洩…。

「これつけて」

「コンタクト初めてなんだけど」
「ふーん、俺がつけてやるよ」

目をパカとあけられ、コンタクトが迫りくる。
普通に危ない!!


腕で阻止し、洗面台に駆け寄ってコンタクトをつけた。

「うわ! なんか目の中ゴロゴロするんですけど…」
「は? めんどくせーな」

仁さんがめんどくさいことさせてるんでしょうが!!


腕をつかまれ車に乗せられた。
そのまま会食場にむかう。

その間もずっとゴロゴロして痛い。
ついたころには目が真っ赤に腫れていた。

「おいおい、なんか俺が泣かしたみたいになってるじゃねぇか!!」
「め…眼鏡返してくださいよ」
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