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暇から暇の仕事
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「あっ痛い……んっやめろっ……自分でできるから!!!!」
俺は今料理を作っている時に背後から腰に手をまわされて驚いてIHコンロに手をつき火傷をしてしまい、それを仁が包帯を巻いているところだ。
巻いているんだけど、仁はなぜか俺の手にぐるぐると巻き始めたので止める。
「あーあ、俺こういうの下手だからあんた雇ったのにこれじゃどっちが主人だよ」
「だから! 自分で包帯くらい巻けますよ!! それにあんたじゃなくて俺には片桐斗真っていう母親からもらった大切な名前があります!! 仁さんは俺の名前知らなかったかもしれませんが」
「ふーん、呼んでほしいんだ」
「なっ! べ……別にそういう意味で言ったわけじゃないんですけど」
と少し赤面してしまうと仁は笑っていた。
「あー面白っ、斗真って呼んでやるよ」
「うっ、呼び捨てかよ」
「あーてか今日の夜空けておけよ」
「な……なんでですか?」
「そりゃーあれだ、親父にお前が担当すること伝えないといけないからな」
「…へ?」
親父って今現在の社長ってことだよな!?
「おーい固まってっけど大丈夫か?」
俺の前にちらちらと手が見えた。
「だ、大丈夫もなにもってどこ行くんですか?」
「は? 仕事だよ、斗真は洗濯とかよろしくな」
出ていく時におでこにキスされた。
そこは頬っぺたとかだろ!!!
と1人でつっこんでしまった。
「はぁはぁ……」
もういいや
ソファーに座り、ぼーとしてしまう。
まぁ家政夫みたいな扱いなら俺も楽だし、最高な人生だと思うけどさ……。
なんというか暇からの暇に転職しちまったんだと思ってしまう。
※転職はしておりません。
やば、昨日もいっぱい寝たのに眠たくなってきた。
「すー」
------------------------
本社 次期社長室
「はぁー」
「どうしたんですか?」
「あーなんか、片桐斗真って眼鏡外したら可愛い顔してるのになんで外さないのかなと思って」
「え? もしかしてもう喰われたんですか?」
「ば!! 違うわ、ただそう思っただけだ」
仕事はこの秘書篠澤しのざわとしている。
3つくらい年上で物腰が柔らかくすぐに相談できちゃうってところが嫌なポイントでもある。
「珍しいですね、基本その日のうちにお召し上がるのに」
「…俺は獣か?」
「はい、報告によるとギラギラした目つきで襲われて私はそこで次期社長のお嫁になります、と訴えた方が何人もいらっしゃいますから」
「……それは悪いと思うけどさ、1回寝たくらいで変な方向にもっていくなよな、それにちゃんとゴムつけてたんだぞ!!」
「それは当たり前です!!」
俺は今料理を作っている時に背後から腰に手をまわされて驚いてIHコンロに手をつき火傷をしてしまい、それを仁が包帯を巻いているところだ。
巻いているんだけど、仁はなぜか俺の手にぐるぐると巻き始めたので止める。
「あーあ、俺こういうの下手だからあんた雇ったのにこれじゃどっちが主人だよ」
「だから! 自分で包帯くらい巻けますよ!! それにあんたじゃなくて俺には片桐斗真っていう母親からもらった大切な名前があります!! 仁さんは俺の名前知らなかったかもしれませんが」
「ふーん、呼んでほしいんだ」
「なっ! べ……別にそういう意味で言ったわけじゃないんですけど」
と少し赤面してしまうと仁は笑っていた。
「あー面白っ、斗真って呼んでやるよ」
「うっ、呼び捨てかよ」
「あーてか今日の夜空けておけよ」
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「…へ?」
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俺の前にちらちらと手が見えた。
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出ていく時におでこにキスされた。
そこは頬っぺたとかだろ!!!
と1人でつっこんでしまった。
「はぁはぁ……」
もういいや
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なんというか暇からの暇に転職しちまったんだと思ってしまう。
※転職はしておりません。
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「すー」
------------------------
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「あーなんか、片桐斗真って眼鏡外したら可愛い顔してるのになんで外さないのかなと思って」
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