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外廷の仕事は暇です
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「もちろんだ」
ということで湖陽から外廷に移動した。
服装も建物もえらく変わった。
そして傍付きはシャクリとフーヤオだけ残った。
だいたい帝の傍にってどういうことだ?
ルイハ様の代わりってことなのか?
というよりも僕にそれは務まるのか???
ダメだ、考えただけでも疑問しか浮んでこない。
後宮は女の宮だったが外廷はほぼ男しかいない。
特に武術の館近くはゴツイ男とハキハキとした男と出会うことが多かった。
そして帝の建物、つまり湖陽殿に入る、後宮からではなく裏から?
「やぁ暁諾」
「どうも」
「まずはお前の役職から」
役職……。
「まぁすでに決まってるけど」
「……」
「【未来を見通す力】これは立派な役職だ」
とそう言ってきたのだ。
さすがの僕は目をパチクリして固まってしまった。
「おーい返事は?」
「あ、はい、ありがたい役職ありがとうございます」
「で、その代償は性欲の発散、これは俺が務めてやろう」
「うっ……////」
「赤面しても遅いぞ、お前の足の裏から髪の毛一本まで全部私は見ているのだからな」
細かく言うな、この変態帝!!
「なにか言ったかな?」
「べ……べつに」
「なら、1日適当に過ごせ、用がある時は呼ぶ」
「へ?」
といい帝は僕を湖陽殿から追い出した。
分かりきっていた役職と1日適当に過ごせはなかなかにやばかった。
ぼやーと空を見上げる、
どうしようっかな。
ハオには後宮にはできるかぎり近寄るなと言われている。
でも梓睿には少し会いたいかも。
「あのー?」
「ん?」
横を向くと宦官っぽい男がいた。
いやいや、ここにいるのは宦官だってありえるか。
「なんでしょうか?」
それによく見るとこの人も金の瞳だ。
少し曇ってるけど。
「えっと、もしかしてですが湖陽の暁諾様でしょうか?」
!?!?!?!?!?
「えっと」と目をそらす。
? 僕は一度もハオ意外に顔を見せたことがない、なぜこの男は知っているんだ?
あ、あとルイハ様か。
「あ、私元ルイハ様の傍付きでして……」
ルイハ様の……。
よく見ると男の腕や首にはなにかに結ばれたような紐の痕があった。
もしかして……。
ルイハ様は悪趣味と聞いている、ていうか僕にしたことも相当悪趣味なことだ。
ということは傍付き=ヤリ相手……まぁ宦官だしな、その線は考えられるか。
「えっと、はい暁諾です」
「やっぱり」
花が咲いたように笑顔になった。
さすがの僕も目を奪われる。
ということで湖陽から外廷に移動した。
服装も建物もえらく変わった。
そして傍付きはシャクリとフーヤオだけ残った。
だいたい帝の傍にってどういうことだ?
ルイハ様の代わりってことなのか?
というよりも僕にそれは務まるのか???
ダメだ、考えただけでも疑問しか浮んでこない。
後宮は女の宮だったが外廷はほぼ男しかいない。
特に武術の館近くはゴツイ男とハキハキとした男と出会うことが多かった。
そして帝の建物、つまり湖陽殿に入る、後宮からではなく裏から?
「やぁ暁諾」
「どうも」
「まずはお前の役職から」
役職……。
「まぁすでに決まってるけど」
「……」
「【未来を見通す力】これは立派な役職だ」
とそう言ってきたのだ。
さすがの僕は目をパチクリして固まってしまった。
「おーい返事は?」
「あ、はい、ありがたい役職ありがとうございます」
「で、その代償は性欲の発散、これは俺が務めてやろう」
「うっ……////」
「赤面しても遅いぞ、お前の足の裏から髪の毛一本まで全部私は見ているのだからな」
細かく言うな、この変態帝!!
「なにか言ったかな?」
「べ……べつに」
「なら、1日適当に過ごせ、用がある時は呼ぶ」
「へ?」
といい帝は僕を湖陽殿から追い出した。
分かりきっていた役職と1日適当に過ごせはなかなかにやばかった。
ぼやーと空を見上げる、
どうしようっかな。
ハオには後宮にはできるかぎり近寄るなと言われている。
でも梓睿には少し会いたいかも。
「あのー?」
「ん?」
横を向くと宦官っぽい男がいた。
いやいや、ここにいるのは宦官だってありえるか。
「なんでしょうか?」
それによく見るとこの人も金の瞳だ。
少し曇ってるけど。
「えっと、もしかしてですが湖陽の暁諾様でしょうか?」
!?!?!?!?!?
「えっと」と目をそらす。
? 僕は一度もハオ意外に顔を見せたことがない、なぜこの男は知っているんだ?
あ、あとルイハ様か。
「あ、私元ルイハ様の傍付きでして……」
ルイハ様の……。
よく見ると男の腕や首にはなにかに結ばれたような紐の痕があった。
もしかして……。
ルイハ様は悪趣味と聞いている、ていうか僕にしたことも相当悪趣味なことだ。
ということは傍付き=ヤリ相手……まぁ宦官だしな、その線は考えられるか。
「えっと、はい暁諾です」
「やっぱり」
花が咲いたように笑顔になった。
さすがの僕も目を奪われる。
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