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別れ

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翌朝
「えっと穴の中にあるボコとしたのものは男だけがある前立腺ってやつみたいだね」
「前立腺……検索っと」
スマホで調べると出てきた。

『前立腺は男性にしかない生殖器の一つで、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を持っている。 前立腺は直腸と恥骨の間にあり、膀胱の出口で尿道を取り囲んでる』

「つまり男のHでしか味わえない性感帯みたいだね」
「……うん、昨日ヤバかったんですよ、なんか体の中がゾワゾワゾワって駆け巡って、あっおしっこ出す感覚と似てるかもしれないです」

「なるほど、たしかに我慢するとそこが押え込まれるから似たような刺激は俺も感じたことがあるのか、そこを内側から刺激すれば伊織は雌落ちになっちゃうってことなのかな?」

「な、なんですか、雌落ちって……」
「え、だってここに前立腺刺激すぎると潮を噴いたり快楽落ちとかになっちゃうって書いてある……意外と男同士のセックスは奥が深いんだな」
と先輩は感心していた。

「あ、そういえば先輩」
「ん?」

「昨日……先輩自分のこと彼氏って言ってたんですけど、俺たちって付き合ってるんですか?」
「俺はそう思ってた、俺からは何度も伊織に好きって言ってるけど、伊織からはそういえば聞いてないな、川田のこともあるし、まぁ俺は伊織が俺と付き合ってくれるのはめちゃくちゃ嬉しいけど……ってうわぁ」
布団に押し倒した。

「俺先輩が好きです、潤のこともめちゃくちゃ好きだけど、でも先輩と一緒にいたい」
「そんな目で見られたら男はイチコロだよ……、うん良かった、じゃぁ俺たち晴れて恋人同士だな」

「はい」

「まぁでも川田はめちゃくちゃ好きに対して俺のことは好きです、ですませられるのがちょっと怒かな」
「はっ……すみません、先輩のこともめちゃくちゃ好きです♡」

もって言ったのはあえてスルーにしておこう。

お互いが恋して結ばれて繋がれていく。
そう思っていたのに……。


2年後
俺は大学2年になり、伊織は高校3年生だ。
「先輩、ごめんなさい、俺別れます」
唐突にそう告げられた。

「え? なんで」
と追いかけようとするも図体のデカイ男に阻まれ追いかけられないでいた。


高校を卒業しても伊織と仲良く付き合っていたのに急に伊織から突然な別れるとの報告をされた。
もしかして次の相手はこの図体のデカイ男なのか、こんなんで伊織の体ひぃひぃさせるのはだいぶ引くんだけど、、、。

「お引き取りよ」
と言われ伊織と会えないまま1年がすぎてしまった。

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