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迷惑客
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手と口をゆすぎ俺はカウンターに戻った。
「伊織、帰ってきたか、さっき魚が探してたけど」
「え、入れ違いか」
「伊織、俺たちそろそろ帰るから」
「あ、潤、寧音さん、結婚半年おめでとうございます、また気軽に遊びに来てくださいね」
俺はできる限りに笑顔で2人を見送った。
また胃がキリキリと痛み出す。
お客もまばらになり俺はマスターに魚のところに行ってきてと言われたのでそっちに向かった。
「あ、魚さん」
「お疲れ様です」
「お疲れ様です、さきほどはありがとうございました」
「お怪我はないですか?」
「自分はちょっと触られたくらいなので大丈夫です、それよりもバイトが最後までしちゃったみたいなので病院に連れて行きます」
「いえ、大変なので黒服で連れて行きますよ、それに今日は何人かいるみたいなので」
「そうですか、ありがとうございます」
「首元のところ赤くなってます」
「え? あ、吸われたか……、絆創膏でも貼っておきます」
「同意だったんですか?」
「多分お客に薬を盛られたようですね、少し匂いましたし、それに興奮状態でした」
「じゃぁオーナーにはそう伝えます、伊織さんは今日は何時まで?」
「今日は朝までです」
「じゃぁ俺先に失礼するので」
「はい、お疲れ様でした」
ぺこっと挨拶してカウンターに戻りグラスを拭いた。
ゲイバーは夜の18時から朝6時までの12時間営業だ。
そして俺は21時から入ったから朝の6時まで片付け入れたら7時になるかな。
12時を超えるとヤリモクのゲイしか来なくなる。
「いらっしゃいませ」
「伊織ちゃん、今日はこの時間までいるんだ、ラッキー」
「はい、何を飲まれますか?」
「えーと伊織ちゃんのミルク」
……こいつできあがってるな…。
ゾワッと寒気がしたが
「牛乳ですね」
「えーつまんない、ホテル行こうよ、今日はサービスして3枚つけちゃうよ」
「申し訳ないのですが当店ではホテルの連れ込みは禁止とさせて頂いています」
「えー」
どこのバーの話だよ、勘弁してくれ。
「伊織ちゃん、お肌ピチピチよね、何歳なの?」
「何歳に見えますか?」
「んー18歳」
「それはここでは働けないですね」
真面目に答えると牛乳をかけられた。
「伊織ちゃんのミルク」といい顔を舐められゾワっと再びした。
「アハハ可愛い反応、首のとこもしかして彼氏にやられたの? それともお客さん?
本当は裏であんあん抱かれてるの? 俺とも一緒にしてよ♡」
と愛の囁きを浴びせられるが
「お断りします」と言い切った。
牛乳をかけられたので裏で待機しているマスターに一時的に前に出てもらい、体を拭いた。
「うぇー牛乳臭いじゃん最悪」
「うわぁ!? どうした伊織」
「あいつにかけられた」
カーテンの隙間から見せた。
「あーあいつこの時間によく来るよ、俺もキリくんのミルクがいいな、って言われて初めのうちはかけられたけど、あいつおだててやるとすぐ帰るから」
「うわぁ、かけられたんだ……OKおだててやるんだね」
キリの助言で牛乳野郎は帰って行った。
「伊織、帰ってきたか、さっき魚が探してたけど」
「え、入れ違いか」
「伊織、俺たちそろそろ帰るから」
「あ、潤、寧音さん、結婚半年おめでとうございます、また気軽に遊びに来てくださいね」
俺はできる限りに笑顔で2人を見送った。
また胃がキリキリと痛み出す。
お客もまばらになり俺はマスターに魚のところに行ってきてと言われたのでそっちに向かった。
「あ、魚さん」
「お疲れ様です」
「お疲れ様です、さきほどはありがとうございました」
「お怪我はないですか?」
「自分はちょっと触られたくらいなので大丈夫です、それよりもバイトが最後までしちゃったみたいなので病院に連れて行きます」
「いえ、大変なので黒服で連れて行きますよ、それに今日は何人かいるみたいなので」
「そうですか、ありがとうございます」
「首元のところ赤くなってます」
「え? あ、吸われたか……、絆創膏でも貼っておきます」
「同意だったんですか?」
「多分お客に薬を盛られたようですね、少し匂いましたし、それに興奮状態でした」
「じゃぁオーナーにはそう伝えます、伊織さんは今日は何時まで?」
「今日は朝までです」
「じゃぁ俺先に失礼するので」
「はい、お疲れ様でした」
ぺこっと挨拶してカウンターに戻りグラスを拭いた。
ゲイバーは夜の18時から朝6時までの12時間営業だ。
そして俺は21時から入ったから朝の6時まで片付け入れたら7時になるかな。
12時を超えるとヤリモクのゲイしか来なくなる。
「いらっしゃいませ」
「伊織ちゃん、今日はこの時間までいるんだ、ラッキー」
「はい、何を飲まれますか?」
「えーと伊織ちゃんのミルク」
……こいつできあがってるな…。
ゾワッと寒気がしたが
「牛乳ですね」
「えーつまんない、ホテル行こうよ、今日はサービスして3枚つけちゃうよ」
「申し訳ないのですが当店ではホテルの連れ込みは禁止とさせて頂いています」
「えー」
どこのバーの話だよ、勘弁してくれ。
「伊織ちゃん、お肌ピチピチよね、何歳なの?」
「何歳に見えますか?」
「んー18歳」
「それはここでは働けないですね」
真面目に答えると牛乳をかけられた。
「伊織ちゃんのミルク」といい顔を舐められゾワっと再びした。
「アハハ可愛い反応、首のとこもしかして彼氏にやられたの? それともお客さん?
本当は裏であんあん抱かれてるの? 俺とも一緒にしてよ♡」
と愛の囁きを浴びせられるが
「お断りします」と言い切った。
牛乳をかけられたので裏で待機しているマスターに一時的に前に出てもらい、体を拭いた。
「うぇー牛乳臭いじゃん最悪」
「うわぁ!? どうした伊織」
「あいつにかけられた」
カーテンの隙間から見せた。
「あーあいつこの時間によく来るよ、俺もキリくんのミルクがいいな、って言われて初めのうちはかけられたけど、あいつおだててやるとすぐ帰るから」
「うわぁ、かけられたんだ……OKおだててやるんだね」
キリの助言で牛乳野郎は帰って行った。
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