暗部特殊部隊

枝浬菰

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一条賢吾の物語

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「なにか心当たりがあるのですか?」


「実はカロン州の方でも異世界の人間の出入りが目撃されています、目撃証言があった場所に水谷」

「はっ」

「この者を連れて行ってください」


「分かりました、ケント案内を頼む」

ケント護衛
「かしこまりました、ではこちらへ」



2人は外に出て行った


「あっ護衛の紹介がまだだったね、今案内するように言ったのがケント、そして右からソリヤ、ヤンだ私の直属の護衛をしている」
護衛は頭を下げる

「では私共も今向かうよう命令したのが情報部の水谷、後ろの3人は戦闘部の斎藤と紺野で医療部隊の盤上です」
斎藤と紺野も頭を下げた

(やっぱり一条の…)
斎藤の目線は先程からジョンに向けられていた



それに気がついた花咲は「斎藤、失礼だぞ」


斎藤は気がついたかのように花咲の顔を見てすぐに目線をあげた


(彼は賢吾と一緒にいた…)

「ジョン王子、夜会は今夜でしょうか?」

「はい、すぐに来ての仕事で申し訳ない」
「お構いなく」

「それでは…」と立ち上がる


「花咲様少し2人でお話したいことが」

「はい、少々お待ちを」


小狼は紺野と斎藤、盤上に命令をする
「斎藤は水谷と合流してくれ、盤上と紺野は城の見回りを頼む、時間になったら無線で呼ぶ」

「了解」

命令を受けた3人は各自場所に移動する


ジョンの案内により部屋を移動した


「花咲様…私に魔法の使い方を教えていただけないでしょうか?」


「魔法…確かジョン王子はすでに魔法を使えるのでは?」


「もっと自分の身を守れそうなあと友人を…」


「友人?」
「はい日本に昨日まで行っていたのですがそこで友人ができたんです、なので彼のことも守れたらと思って」


「ジョン王子魔法は誰かの為にあります、その気持ちがあれば魔法は生み出すことができます。私の手の平に乗せてください」


ジョンは花咲の手の平に手のひらを重ねる

「目を瞑り自分が思っている言葉を綴ってください」
2人共目を閉じる

「スゥ メィキア ケンゴ イアー」
手のひらから光が膨らむ

「今ここに新たな魔法を生み出す私の名の元に光線となり生み出せ!!」


ジョンの手の平に光が収まっていく
そしてジョンの手のひらには小さな生き物が生まれた

ジョンと花咲は目を開け微笑んだ

「名はスゥ ジョン王子が一番守りたい人をスゥも気にり二人の仲を守っていきます。それにこの子はとても強い魔法ですね」

スゥと名付けられた生き物は姿が黄色の鳥、大きさは肩にとまれるくらい

*拳2つ分くらい
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