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暗部部隊の物語
2幕 花咲隊結成
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ここは魔法の国。
国といっても人間が納めているのではなく、魔獣が納めている。
しかし、例外もいた。
魔法の国、唯一前王に認められた人間。
それが今目の前にいる男だ。
人間を見つけたら喰う。
それがこの国の伝統的なしきたりだった。
前王様の黒龍様、とても美しく、誰もが認める魔法使いだ。
「今、ここに次王として迎え入れる」
ゴーンゴーンと鐘が響き渡る。
王冠が人間の頭に乗っかり顔を上げる。
丁寧なお辞儀と丁寧な喋り方、そしてなんとも国が認めた人間。
清らかで安心ができてなんといっても魔獣にも優しい。
が時には厳しいところもある、そして魔法使いのレベルは最高級だ。
例の冷酷魔法騎士のルイスと肩を並べるくらいに
魔法使いのレベルも高く、高等魔法も瞬時に使え、本当にこやつは人間なのかと驚いてしまうほどに。
闇の国の王は横暴ときいたことがある。
政治関係も進めていくとは言っていたが人間界にも顔を出しておきながら少し傲慢なのではと思ってしまう。
でも、ここ5年間一緒に働いたり、喋っていたりするがいつも謙遜したり、国のことでなにかあれば、人間界からこちらの世界に急いでくる。
これにはさすがに感心した。
「おめでとうございます!」「わが王よ」「こっち向いて」など拍手喝采だ。
そういえば、自己紹介がまだだったな、私は前王の神官補佐を務めている、雷属性のオオカミでライガーという。
まぁ私は彼に息子を預けた。
神官補佐ともなれば息子もかなりの魔法の使い手、なのに従わせ、そして自分の力にした。
私は誇りに思う。
そして他の魔法、火と水も手にした。
人間界に持っていけるように調整もした。
本当に素晴らしい人間だ。
それに治癒魔法にかなり長けている。
ここ魔法の国では魔力の源は水、空気など絶対の存在だから死にいたることはないが。
人間界はそれがない。
みな口を揃えて彼のことは「神の子」と呼んでいた。
魔法の国 第87 陛下 花咲翔太
国といっても人間が納めているのではなく、魔獣が納めている。
しかし、例外もいた。
魔法の国、唯一前王に認められた人間。
それが今目の前にいる男だ。
人間を見つけたら喰う。
それがこの国の伝統的なしきたりだった。
前王様の黒龍様、とても美しく、誰もが認める魔法使いだ。
「今、ここに次王として迎え入れる」
ゴーンゴーンと鐘が響き渡る。
王冠が人間の頭に乗っかり顔を上げる。
丁寧なお辞儀と丁寧な喋り方、そしてなんとも国が認めた人間。
清らかで安心ができてなんといっても魔獣にも優しい。
が時には厳しいところもある、そして魔法使いのレベルは最高級だ。
例の冷酷魔法騎士のルイスと肩を並べるくらいに
魔法使いのレベルも高く、高等魔法も瞬時に使え、本当にこやつは人間なのかと驚いてしまうほどに。
闇の国の王は横暴ときいたことがある。
政治関係も進めていくとは言っていたが人間界にも顔を出しておきながら少し傲慢なのではと思ってしまう。
でも、ここ5年間一緒に働いたり、喋っていたりするがいつも謙遜したり、国のことでなにかあれば、人間界からこちらの世界に急いでくる。
これにはさすがに感心した。
「おめでとうございます!」「わが王よ」「こっち向いて」など拍手喝采だ。
そういえば、自己紹介がまだだったな、私は前王の神官補佐を務めている、雷属性のオオカミでライガーという。
まぁ私は彼に息子を預けた。
神官補佐ともなれば息子もかなりの魔法の使い手、なのに従わせ、そして自分の力にした。
私は誇りに思う。
そして他の魔法、火と水も手にした。
人間界に持っていけるように調整もした。
本当に素晴らしい人間だ。
それに治癒魔法にかなり長けている。
ここ魔法の国では魔力の源は水、空気など絶対の存在だから死にいたることはないが。
人間界はそれがない。
みな口を揃えて彼のことは「神の子」と呼んでいた。
魔法の国 第87 陛下 花咲翔太
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