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デート②
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「え? どうして雛とこうしてここに来られるだけでも俺は幸せなんだけど」
うるうるとした瞳で見て来た。
大型犬でもこんなことをされると俺もたじろいでしまう。
そしてここはホテルのロビーだということ
頬に手を添えられこの甘ったるい優しい声が俺をより緊張させた。
それにしても場違い極まりない服装の俺をホテル従業員は通してくれるのか……。
「伊藤様、お待ちしておりました、こちらにご案内いたします」
スウェットのような服
案内された席は女性たちが多い部屋でさらにはわりかし真ん中の席だった。
従業員により椅子に座らされた瞬間俺は思わず
「んっ//」と言ってしまった。
「雛、大丈夫か?」
「へ? だ、大丈夫だよ」
アナ○プラグが奥に入ったなんて口が裂けても言えない……。
伊藤さんは慣れているのか店員にオーダーをしていた。
「雛とこれて俺は幸せだなぁ」
そう言うけどあなた、奥さんいるんでしょ、そんな俺と来てもいいのか?
浮気になっちゃうよ。
なんてこと聞くに聞けないし客の事情なんて知らないが普通。
てか俺も俺だよなんでそんなこと気にしてるんだよ、こんな優しいβなら俺が取っちゃってもいいよね。
ぎゅっとズボンを握りしめた。
「雛?」
うるうるとした瞳で見て来た。
大型犬でもこんなことをされると俺もたじろいでしまう。
そしてここはホテルのロビーだということ
頬に手を添えられこの甘ったるい優しい声が俺をより緊張させた。
それにしても場違い極まりない服装の俺をホテル従業員は通してくれるのか……。
「伊藤様、お待ちしておりました、こちらにご案内いたします」
スウェットのような服
案内された席は女性たちが多い部屋でさらにはわりかし真ん中の席だった。
従業員により椅子に座らされた瞬間俺は思わず
「んっ//」と言ってしまった。
「雛、大丈夫か?」
「へ? だ、大丈夫だよ」
アナ○プラグが奥に入ったなんて口が裂けても言えない……。
伊藤さんは慣れているのか店員にオーダーをしていた。
「雛とこれて俺は幸せだなぁ」
そう言うけどあなた、奥さんいるんでしょ、そんな俺と来てもいいのか?
浮気になっちゃうよ。
なんてこと聞くに聞けないし客の事情なんて知らないが普通。
てか俺も俺だよなんでそんなこと気にしてるんだよ、こんな優しいβなら俺が取っちゃってもいいよね。
ぎゅっとズボンを握りしめた。
「雛?」
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