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第一章
中国マフィア
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「おい、柊行くぞ」
「はい」
「ちょっ国枝さん、柊をどこに連れて行くんですか?」
「あ? Ω接待するんだよ」
と一言伝え、Ωルームに連れていく。
「え…今日はたしか強制抑制剤打ってますよね?」
「いいんですか?」
「言い分けない、そんなの国枝さんも分かってるはず」
「今日の柊さんの仕事、俺代わりにでますよ」
「碓井、今日休みだろ?」
「彼女から連絡あって、今日は無理になって、ちょうど暇なので、全然いいっすよ」
「悪いな」
碓井はロッカールームに行き、制服に着替える。
「じゃ、とりあえず今日のところはみんな解散で」
「はーい」
「分かってると思うけど、これ秘密だからな」
「はい」
----------------
エレベーターにて
「ちょっ国枝さん、俺今日抑制剤打ってますよ」
「あー知ってるよ、じゃなきゃこうして話せないだろ」
「……じゃどうして」
「強制抑制剤を作ってる人が今日来日してホテルくるから」
「え? 来日してって外国の方なんですか?」
「あーそうだよ」
喋っている間に部屋の前についた。
ドアを開く前に国枝がこちらに向き。
「柊、悪いが今後のために今回は動画を撮らせてもらう」
「ど…動画を?」
「ああ、世の中には出さないし、俺と相手が保管する、さすがに撮影料も…」
「い…嫌です、そんなの!!」
とドアの前で言い争っているとドアが開き、凍てつくような笑顔でこちらを見ていた。
「ひっ」
「very cute トッテモカワイイデスネ」
「お待たせいたしました、本日はよろしくお願いいたします」
あの国枝がぺこぺこと頭を下げている。
「やっなに…」
と膝が崩れ落ち、一筋の涙が頬を伝った。
「ダイジョウブデスヨ、ナニモコワクアリマセン」
カタゴトな日本語で話している。
仲間内では中国語で話す。
この人たちは中国人なのだと理解する。
「柊、こちら中国マフィアのシンさんだ、お前が使ってる強制抑制剤もこの方が作っていて今日は検査みたいなものだ、行為はないって聞いてる、俺も部屋にいるし、証拠となる動画も撮影しておく」
「ソウデス、コワイコトアリマセンヨ」
「強制抑制剤の緩和剤みたいなのを作りたいって話だ。副作用キツイだろ」
こくりと頷く。
「ササ、ベットニ」
部下なのか俺をベッドに移動させる。
服を脱がされ裸になるが、薄い服を着させられた。
「ウツクシイ」
「ケンサ、コワクナイヨ」
腕を掴まれ、なにか分からない注射を打たれた。
「んっ」
「コエ、タマンナイネ」
※カタカナ読みづらいと思いますので、漢字表記にします。
「まずは、強制抑制剤の効果薄めるよ」
「はい」
「ちょっ国枝さん、柊をどこに連れて行くんですか?」
「あ? Ω接待するんだよ」
と一言伝え、Ωルームに連れていく。
「え…今日はたしか強制抑制剤打ってますよね?」
「いいんですか?」
「言い分けない、そんなの国枝さんも分かってるはず」
「今日の柊さんの仕事、俺代わりにでますよ」
「碓井、今日休みだろ?」
「彼女から連絡あって、今日は無理になって、ちょうど暇なので、全然いいっすよ」
「悪いな」
碓井はロッカールームに行き、制服に着替える。
「じゃ、とりあえず今日のところはみんな解散で」
「はーい」
「分かってると思うけど、これ秘密だからな」
「はい」
----------------
エレベーターにて
「ちょっ国枝さん、俺今日抑制剤打ってますよ」
「あー知ってるよ、じゃなきゃこうして話せないだろ」
「……じゃどうして」
「強制抑制剤を作ってる人が今日来日してホテルくるから」
「え? 来日してって外国の方なんですか?」
「あーそうだよ」
喋っている間に部屋の前についた。
ドアを開く前に国枝がこちらに向き。
「柊、悪いが今後のために今回は動画を撮らせてもらう」
「ど…動画を?」
「ああ、世の中には出さないし、俺と相手が保管する、さすがに撮影料も…」
「い…嫌です、そんなの!!」
とドアの前で言い争っているとドアが開き、凍てつくような笑顔でこちらを見ていた。
「ひっ」
「very cute トッテモカワイイデスネ」
「お待たせいたしました、本日はよろしくお願いいたします」
あの国枝がぺこぺこと頭を下げている。
「やっなに…」
と膝が崩れ落ち、一筋の涙が頬を伝った。
「ダイジョウブデスヨ、ナニモコワクアリマセン」
カタゴトな日本語で話している。
仲間内では中国語で話す。
この人たちは中国人なのだと理解する。
「柊、こちら中国マフィアのシンさんだ、お前が使ってる強制抑制剤もこの方が作っていて今日は検査みたいなものだ、行為はないって聞いてる、俺も部屋にいるし、証拠となる動画も撮影しておく」
「ソウデス、コワイコトアリマセンヨ」
「強制抑制剤の緩和剤みたいなのを作りたいって話だ。副作用キツイだろ」
こくりと頷く。
「ササ、ベットニ」
部下なのか俺をベッドに移動させる。
服を脱がされ裸になるが、薄い服を着させられた。
「ウツクシイ」
「ケンサ、コワクナイヨ」
腕を掴まれ、なにか分からない注射を打たれた。
「んっ」
「コエ、タマンナイネ」
※カタカナ読みづらいと思いますので、漢字表記にします。
「まずは、強制抑制剤の効果薄めるよ」
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