小さな怪獸

枝浬菰

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新学期

おとぎの国 魔法見習い生

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『一条、こちら花咲だ、油目君のご家族を呼んでくれ。頼んだぞ』

『りょ…了解しました』


一方的な電話が切れた



「ちょっとなにしてるんですか?」


花咲は魔法を言い出した


「sou kjfjv jvkj fbhhhf oifjfj jgba jbfhb joigjor ijgrjrei plajfko ijfnmc kmva」


床に魔法陣が浮かび上がり


「ちょっと魔法界に行ってくるね。油目君のご家族が来たらこの陣の中に血を垂らしてと言っておいてそしたら準備完了だから!!あとここには人入っちゃダメだからね」


花咲は陣の中に消えた


発動中の魔法陣は虹色に輝いている


「はぁーもう困った人だ」


「あのーなにしたんですか?」
「最終手段の一歩手前のことをしに行ったよ」


1時間後油目の家族が到着した


「こちらです」と病室の中に入ると輝いてる魔法陣を見て??を浮かべてた


「もう時間はないので簡単に説明しますと我が上司は今良君の夢と静香君の夢の中にいます。そしてこれからすることはこの子達を魔法使い見習いにする契約を結びます。決して楽な契約ではありません、なので良君はご家族の手を借りて静香君は隊長の手を借りて
魔法使い見習いにします。ご理解いただけないと思いますが2人の命を救うためにもご理解ください」


「良が助かるのであればなんでもするわ」

「どうしたらいいんだ?」


盤上は一条を見て

「ではこの魔法陣の上で血を流してください」


「失礼します、少し切ります」


右手首にスーとメスで切れ目を入れた


その血は魔法陣へと落ち


床に染み込んだ


------


「静香大丈夫だよ、2人でここに一緒にいよう、もう1人なんかにさせないから」


「良、ごめん俺汚いからキレイな良の元にいられないよ」


良と静香の意見は交差してしまう


そこに光となり現れたのは花咲だった。


「2人共大丈夫?」

良「え!?なんでいるんですか?」


「大丈夫みたいだね、今2人の夢の中に来ているんだ表の世界、佐原君とか柳君東條、沢辺君たちが君たちのことを心配しているよ」

「俺は汚いからもう皆に会えない」


「俺多分死んだんだよね…苦しくて」


「2人に試練を与える」

「え!?試練?」

そういうと花咲は良の元にいき胸に手をつく

「……」

「やっぱり油目くんには光輝く素敵な光が見えるよ」

次に静香に

「悲しい孤独の気持ちと楽しい気持ちゆらゆらと揺らめく熱い炎が見える」


「2人に魔法を授ける」

「魔法…」

「魔法って花咲さんの?」

「この世界で会得できる魔法だよ」

「まずは場所を変えようか1・2・3ポン」


と言ったら3人は城の中に移動した


「スゴイ…ここも夢の中なの?」

「ここは…夢の中の延長戦だよ…はぁ」


花咲は息切れをしていた
制限がかけられているからだ


「大丈夫ですか?」

「もちろん!この魔法陣に入って目をつぶって好きな物を想像するんだ、動物でもいいよ、花でもなんでも」



2人は言う事を聞いて考える

-----
良の前に光が生成される
俺が好きな物…動物…虎…いや犬の方が好きだな

小さな犬が生成された、黄金な毛並みを持った小さな犬だった


「ワン」と吠えると良は目を開け犬と目が合うその瞬間
「こがね」と名前をつけた



-----
静好きな物昔から俺は犬が好きだった今も犬が好きだ


良と同じ犬だが少し違う、犬が生成され赤黒い毛並みを持つ犬は牙が生えオオカミをイメージさせた


静香も目をあけそこにいた犬?ぽい犬に名前をつけた
「クロ」と


「2人共お疲れ様、もう大丈夫目覚めようか」


と3人の体は光に包まれ魔法界をあとにする


病室にめいっぱいの光が出て良、静香は目が覚める

そして花咲は盤上に寄っかかった

「お疲れ様です、ゆっくり休んでください」
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