小さな怪獸

新学期

やきもち

「チャイムがなるまでな」


「うううううーーん」

『太陽の南中高度が季節によって変化するのはなぜか』

『月を地球から観測した場合………………』


あれ？この問題中学生の問題だ…それにこれ俺たちの小テストとは違う


あれ？こんな問題解いた覚えないしこれ中学生の問題なんじゃ？


静香以外皆気づく
静香はあまり授業に出ていないので問題に気づかない
理科と数学以外だったら頭がいいのにもったいない


キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る


「静香ーチャイムなったよ」


「無理だよ…全然わかんない」

「貸して」

「あっ…」

良が小テストの問題をスラスラと解く

「え…！？良何してんの？」


「これでよしと、出してきな」

「え…あうん」

と花村に提出した。


「よしできたな！！」
静香の頭をポンとした

そして席につく

授業を終え

「良どういうこと？」


「うーんまぁ花村先生的には静香の頭をポンしたかっただけみたいんなんだよね」

「そんな理由？」

「うん」

「ほんと花村ってよめないやつだ」


「まぁそういわず次の授業に行くよ」

「うん」

移動

佐原・柳

静香・良・新川

「なんでこいついんの？」


「え？転校生だから一緒に行動してるんだよ」
良の隣を当たり前に一緒に歩く新川アギト
ヤキモチをやく静香

静香は新川のことをじーっと見つめる


それに気がついた佐原は
「今日の体育って確かバスケだよね？」


「確かそう」

「えー！バスケなの…最悪」

「静香、小さいからとどかない」


「ぷっ笑　智それ言ったら静香怒るよ笑」


「佐原てめえも身長ないだろうが！！！」

「しかももう言葉にしてるし笑」


体育館

「今日のチームって確か名前順ですよね？」


「そうだよ！！あ行からさ行の男子ペアーだから俺と佐原と新川くんは同じチームだね」


「俺あんまりバスケ得意じゃないのであまりボール渡さなでくださいね」


「それじゃ試合にならないだろ！！」
良と新川の間に佐原が割り込む

はぁーあっちは楽しそうでいいな…


「どうした？」

「うわ！びっくりした」

「油目取られて泣いてるの？」

「ば…ばかそんなんじゃ…」
静香の顔が赤らむ

「ふ…虎のとこにも行ってやれよ寂しがってるから」


「嫌だ」

東條は静香の頭をポンとのせ自分のチームに帰る


あ～さ
た～は
ま～わ
の3チーム

油目　佐原　新川チーム
東條チーム
柳　大和チーム
に別れた

初めのチームの対戦はあ行とま行の対戦となり

佐原と静香がまずはボールの奪いあいをしていた

柳から俺に渡してくれればシュート入れるからそれまでは宜しくと言われ仕方なく分かったと言いボールを追いかけている