小さな怪獸

枝浬菰

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転落!

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「まじかよ、あいつらに締め出された今度あったらボコボコにしてやる、つっても熱い」


現在の時刻14:00 一番熱い時間

日陰に入ろうとするが太陽は真上にあるため隠れようがなかった。
「最悪」

だんだんと意識がぼーとしてきた

「ヤバ…熱中症…」(喉カラカラ)
意識が飛んだ

熱いコンクリの上に頬をつけたまま気を失ってしまった。


放課後 15:30 生徒会室
「というわけでついに実行することにした皆付いて来てくれるか?」


「もちろんです!!」
「先輩のあとついて行きます!」


「まずは職員室だ」
生徒会の役目を果たしている良


虎と東條は静香のことを探していた
「若、大和いましたか?」

「いや、いないどこいったんだろ…カバンは教室にあるからまだ外じゃないと思うんだけど」
「後探してないとこ…旧校舎とか屋上とか?」
「屋上!!行ってみよ!!」

「鍵かかってんな…てか壊されてる?」


「おい、そこ屋上の出入りは禁止だぞ」
「先生、鍵壊されてますよ」
生「その方がいいんじゃないの?出入り禁止だしね」


「んじゃ旧校舎の方探すか」
「あぁ」


ほんの少しだけど気温が下がり意識が戻ってくる


静香が目を覚ます


「んぁ…あっ痛っ…」
頬は真っ赤に染め上がり手や足も同じ感じになっていた
「そうか俺気を失って…とにかくここ降りようバイトの時間にもなるし」
と柵を乗り越える


それを見ていた良は大声で「静香危ない!!」
と叫んだ静香はそれに驚き足を滑らせる

「!?うわぁー」

たまたま下の廊下を歩いていた虎に足を掴まれ宙つりになる
(ビックリした、てか軽すぎ…)

「はぁはぁ助かった」

良がダッシュで静香の元に駆け寄る
「大丈夫?」


「お…お前のせいで落ちるとこだたじゃねーか!!」


「てかなんでそんなとこいたの?」
虎・静香・良と廊下で話を始める


「別になんでもねんぇよ」
とふんと虎のことを無視する、そして立ち上がろうとした時良に腕を引っ張られた


「その顔どうした?」
「はっ?顔どうもなってねぇし」
「また喧嘩?」
「喧嘩じゃねぇよ」

良は静香の頬にある火傷みたいな傷を見る

「何見てんのだよ、お前まじでキモイから手離せよ」
「保健室行こう」
「行かねぇよ」
と良と静香が争っていると静香の後ろから東條が来て静香を抱き上げる

「ナイス!!」
「ちょっおろせよ!!」
東條と静香の身長差はめちゃくちゃありそのまま保健室に連れて行く

「会長の話しを聞かない大和が悪い」
「はっ?油目が会長?何くだらないこと言ってんだよ?」
「知らなかったのか?4月の会議で決まったんだぞ!」
と静香に火傷については怪我をしたという形で帰宅した。



そして学校の帰り道
静香は襲われた…


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