小さな怪獸

枝浬菰

文字の大きさ
上 下
34 / 91

地獄のお化け屋敷

しおりを挟む
放送室に向かった東雲

「2-2女装男装カフェからの連絡です、予定していました女装の大和静香の唇を奪った方という企画なんですが本人から追いかけられるのが嫌ということで女装ではなく制服で行うことにしました。なので皆さんまずは2-2に来て彼をいっぱい見に来てくださいね」

「え…やめないの!? この企画は…」

東雲が戻ってきて「これならいいでしょ??」

「言い訳あるか!!」
「大丈夫よ大和君小さいからそんなにいつも目立ってないから」

「そういう問題じゃなーい」


そして13時、仕事が終わり
1時間早く終わった良と合流して他のクラスの出し物を見て周る。
小学生からの友達迫田将生さこだまさきと良は一緒にいたので3人で周る。

静香の格好を笑いに来たのだが残念ながら見ることはできなかった。
服装は頭に帽子なるべく顔が見えない程度に制服を着て周る。

良に静香は
「俺は何も喋らないから」と伝えて。


お化け屋敷
「ここ行かない?」
「うん」

「では懐中電灯を渡しますね、ではいってらっしゃい」


静香はお化け屋敷大丈夫でも
良は怖いの無理。
興味津々が強いから入った。将生は良ほど苦手じゃないけど苦手


「はぁーこった仕掛けだな」


「ちょっもっと早く歩かない?」


「そうすっか」


良と将生は先を急ぐように歩く。

「あっちょお前ら待て」


時間差で空く扉がまさかの閉まってしまい。

2人と離れてしまった。

「まったく」


扉の前で空くのを待っていると
ヒタヒタと
変な音が聞こえた。


静香が後ろを向いても誰もいない

また前を向き後ろを向くとそこにいたのは真っ赤に顔を塗ったゾンビの様なものだった。

さすがに驚いた静香は
扉の前に座り込む

「嫌来るな」


ゾンビが急に手を帽子の所に持ってきて
「やっぱり大和だ、怯える姿可愛い」
ペロリと舌を舐めた

そうここ3-1には静香の盗撮を趣味としている変態な先輩がいるクラスだった。

「え!?」

変態先輩は用意していた薬品がついたハンカチを静香の口元に
クタとなりそのままゾンビタウンに連れて行かれてしまった。



無事にお化け屋敷を脱出した2人は
「あれ? 大和は?」
「え!? 嘘? はぐれたの?」
「戻る?」

「あっ!?」
お化け屋敷の前には良の母親が来ていた

「母さんどうしたの? 学祭にくるなんて珍しい」
「良、静香君とは一緒じゃないの?」
「静香は今このお化け屋敷の中」

「緊急の話なの?」
「うん」

「将生んじゃも…もう1回入るか」
良が汗ダクダクで言う。

「いいよ、俺が探しにいってくる入れ違いになってもだし」
「分かった、お願い」
良は安心した。


将生がお化け屋敷に入る。

「で何があったの?」
「お父さんがね、ある人に頼んだの、静香君のこれからのことそしたら引き取ってくれるって」
「え!? 本当に?」
「うん」



「おい松下、お前証拠人になって」
「え!? こいつ大和?」
「そう、今スマホあるから」
「分かった」
松下がスマホの電源をつけホーム画面を見ると

「よくこんな写真撮れたな大和好きにしても引くわ」
2-2に仕掛けられたカメラによる犯行。
バッチリと静香の乳首が写っている着替えのシーンだった。

「いいから早く」
変態は静香の唇を奪った。
松下はスマホを横にして撮る。
静香が壁に当たっている様に

「これでいい?」
「いいよ、ありがとうね」
「おい、起こして仕事に戻ろうぜ」





「ちょっとはいいよね?」
「はぁーあまり可哀想なことはするなよ」

「おう」

そう言うと変態はズボンの上から静香の性器を揉む。

「可愛い」
そしてチャック、ジーーーとおろし、パンツも脱がされた。

静香の性器を口の中に優しく包む
右手を乳首に這わせ
摘んだり引っ張ったりを繰り返す。

さすがの静香も目を覚まし

「!?うん? あっな…何して!?」

「ちょっ声小さく小さく」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

昭和から平成の性的イジメ

ポコたん
BL
バブル期に出てきたチーマーを舞台にしたイジメをテーマにした創作小説です。 内容は実際にあったとされる内容を小説にする為に色付けしています。私自身がチーマーだったり被害者だったわけではないので目撃者などに聞いた事を取り上げています。 実際に被害に遭われた方や目撃者の方がいましたら感想をお願いします。 全2話 チーマーとは 茶髪にしたりピアスをしたりしてゲームセンターやコンビニにグループ(チーム)でたむろしている不良少年。 [補説] 昭和末期から平成初期にかけて目立ち、通行人に因縁をつけて金銭を脅し取ることなどもあった。 東京渋谷センター街が発祥の地という。

一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった

マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
恋愛
カクヨム【日間総合1位】獲得! ―――――― 失恋した日に出会ったのは、天使のような少女とS級美少女の姉妹だった。 ―――――― 高校2年生の春。 紺野蒼太は付き合って1周年の記念デートをドタキャンされてしまった。 ガックリきた蒼太がトボトボ歩いていると、なんと彼女――葛谷詩織が金持ちイケメン医大生とラブホから出てくるシーンに遭遇してしまう。 「なにこのダサ男? まさか詩織の知り合い?」  イケメン医大生が蒼太を見下すような視線を向け、 「えっと……あ、うん、知り合いっていうか、その……ただの高校の知り合い」  詩織の放った言葉に蒼太は心の底から絶望した。  最愛の彼女は既にイケメン医大生に寝取られていたのだ――!  予想だにしない突然の悲劇。  襲い来る絶望。  悲しみに暮れる蒼太だったが、帰る途中に偶然、川で溺れていた少女――姫宮美月を助けることになる。  そして家まで送り届けたのだが、そこはなんと学園のアイドル姫宮優香の家だった――! ~あのね帳(姫宮美月)~ 先生、あのね、今日は、そうたお兄ちゃんができました。

いろいろ疲れちゃった高校生の話

こじらせた処女
BL
父親が逮捕されて親が居なくなった高校生がとあるゲイカップルの養子に入るけれど、複雑な感情が渦巻いて、うまくできない話

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

思春期のボーイズラブ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:幼馴染の二人の男の子に愛が芽生える  

女装男子は学校一のイケメンからの溺愛を拒めない

紀本明
BL
高校2年生の地味男子・片瀬尊(みこと)は姉の影響で女装が趣味。リンスタグラマーとして姉の服飾ブランドのモデルを担当している。クラスメイトである国宝級イケメンの中条佑太朗(ゆうたろう)と、ある出来事をきっかけに急接近。尊が好きすぎる佑太朗と平和に暮らしたい尊の攻防戦が始まる――――。(エロ要素はキスまで)途中、他キャラの視点がちょいちょい混ざります。 ※表紙イラストはミカスケさまより。

支配された捜査員達はステージの上で恥辱ショーの開始を告げる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

処理中です...