王子たちの戯れ

枝浬菰

文字の大きさ
上 下
25 / 26

不気味なお人②

しおりを挟む
エトワール様から変な空気が出ていた。
萌え~萌え~萌え~~♪

「ってちょ!!?」
「うるさい、黙っておれ」

「ひっ!?」

エトワール様はしゃがみその様子をまじまじと見ている。

本当にどういう状態だよこれ!!

兄者に寄ってほぼ脱がされた俺は少しの布きれを自分にかけていた。


「なかなかに時間がかかったな」
「ええ、でもまだ10代の綺麗な肌つや、もうたまらないわ」

「ひっ!?」

エトワール様が肌に触れると思わず叫んでしまった。


「あはっ……♡可愛い」
……。

引く。

だがそこに
「失礼します、衛兵騎士団長のチーロです、もうそろそろ出発のご準備を始めてはいかがでしょうか」


「ああ、もうそんな時間か、仕方ない」
「あら、残念できれば中まで愛したかったわ♡」

「え……」
ぞくっと身震いした。


この二人ご結婚されてるのに怖い。


「3Pも夢ではいのかもしれませんね」
「ふん、スザクにとっては不思議な単語だろうね」

……。3Pってそういうことですよね? 
分かりますよ、分かりますけどさエトワール様は女性だし兄者が2人ってこと??


服を整え、兄者と共に衛兵の元に向かった。

慌てる様子でルークが傍に来て、いろいろと出陣の指揮をとった。


『開門!!!』

兄者の隊と俺の隊は東の国を成敗するために出陣した。



数分経たないうちに腰が悲鳴を上げる。
これはまずい。

上下に振られる感覚がまるでセックスしてるみたいだし、腰に負担が……。

「んっはぁはぁ……あっ」
と言っていると

「ヒー」と馬が唸った。


「ご、ごめんネビル」
そう俺の愛馬ネビルはとても従順で足も早く良い子だ。


とそこにエドワードが来て。
「スザク様少しよろしいか」
「ええ」

「全体的に隊がコハク様との隊と離れています、スピードをお上げください」

「わかった、すまぬ」

ネビルの綱をふるった。



『ここで野営する』と全体通知を受けたのでとまった。


テントの幕張は衛兵に任せ兄者の元に行き作戦を確認する。
ちなみに東の国には2日ほどかかる。

「では、我々の隊は真っ正面から向かう、その後右後衛からスザクの隊が裏取りして攻めてくれ」
「分かりました」

「2日目の夜は別々と言うことですね」
「そうだな、明け方隊を分別して東の国へと向かう、道中なにかあれば必ず連絡するように」
「御意」


夜中に戦に出たからここでの休憩は3時間ってところか。
急ぐほどでもないが、それなりに時間はあまり無いと思ったほうがいいだろうな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

助けの来ない状況で少年は壊れるまで嬲られる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

部屋は少年を弄ぶ為だけに用意される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...