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従者ルーク②
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そこに衛兵が
「スザクという男娼はいますけどね」
「そうなのか?」
「ええ、毎日体を売っています」
「お前、詳しいのか?」
「はい、俺は衛兵のカイです」
「まったく王子であるスザク様と同じ名とは無礼な」
「遊郭に行ったら抱く前に殺しましょう」
「むしろ、指名手配にしておけ」
「御意」
「捕まえた際はこちらにくださいね」
「なぜだ?」
「そりゃ死ぬまで抱き潰してやるからですよ、これもスザク様の名を汚した罰です」
となにやらスザク殺しが衛兵の中で進行されてしまった。
さらっと言ってしまったがもしかしたら俺はスザク様に爆弾を投げてしまったのかもしれない。
でも正直なところ彼が男娼のスザクとしてもう危ない行為はしてほしくない。
かと言って俺の嫁にもできないし……。
困った。
途方に暮れているとキリ殿がきて
「ルークさんスザク様の元に行きましょう、そろそろお部屋に戻ってる頃です」
「はい、案内よろしくお願いします」
「そうだな、挨拶してから今日は宴会だな!!」
そっか、宴会をしてくれるのか前いたとこよりもここの王城のほうが皆明るい、そして親切だ。
「こちらです、失礼します」
部屋の扉を開けカーテンをあけるとベッドにスザク様がいて寝ておられた。
「……えっと」
「昨日お帰りが遅かったのでもしかしたら眠たい中儀式をしていたのかもしれません、このままにしておきましょ」
と外に出た。
「あのキリ殿」
「なんでしょうか?」
「スザク様は夜どちらに行かれてたのでしょうか?」
「スザク様は狩りに出かけられます」
「狩りとは?」
「極悪人を捕まえるための王族たちの遊びです……遊びというとおかしな表現にはなってしまうのですが……」
「えっとそれはもちろん誰かと同行してですよね?」
「いえ、スザク様は誰とも行かれないのです、たまにカムイ様と一緒の時はあるようですが正直言うとカムイ様の戦闘能力は0です」
「え!? そうなのですか」
「はい、カムイ様以外の王子、コハク様やスザク様は剣術が素晴らしいのですがカムイ様は……」
「そうなのですかってカムイ様のお話になってしまいましたが狩りの同行は今後私が務めてもよいとのことですよね?」
「もちろんです、こちらも安心します」
「分かりました」
「スザクという男娼はいますけどね」
「そうなのか?」
「ええ、毎日体を売っています」
「お前、詳しいのか?」
「はい、俺は衛兵のカイです」
「まったく王子であるスザク様と同じ名とは無礼な」
「遊郭に行ったら抱く前に殺しましょう」
「むしろ、指名手配にしておけ」
「御意」
「捕まえた際はこちらにくださいね」
「なぜだ?」
「そりゃ死ぬまで抱き潰してやるからですよ、これもスザク様の名を汚した罰です」
となにやらスザク殺しが衛兵の中で進行されてしまった。
さらっと言ってしまったがもしかしたら俺はスザク様に爆弾を投げてしまったのかもしれない。
でも正直なところ彼が男娼のスザクとしてもう危ない行為はしてほしくない。
かと言って俺の嫁にもできないし……。
困った。
途方に暮れているとキリ殿がきて
「ルークさんスザク様の元に行きましょう、そろそろお部屋に戻ってる頃です」
「はい、案内よろしくお願いします」
「そうだな、挨拶してから今日は宴会だな!!」
そっか、宴会をしてくれるのか前いたとこよりもここの王城のほうが皆明るい、そして親切だ。
「こちらです、失礼します」
部屋の扉を開けカーテンをあけるとベッドにスザク様がいて寝ておられた。
「……えっと」
「昨日お帰りが遅かったのでもしかしたら眠たい中儀式をしていたのかもしれません、このままにしておきましょ」
と外に出た。
「あのキリ殿」
「なんでしょうか?」
「スザク様は夜どちらに行かれてたのでしょうか?」
「スザク様は狩りに出かけられます」
「狩りとは?」
「極悪人を捕まえるための王族たちの遊びです……遊びというとおかしな表現にはなってしまうのですが……」
「えっとそれはもちろん誰かと同行してですよね?」
「いえ、スザク様は誰とも行かれないのです、たまにカムイ様と一緒の時はあるようですが正直言うとカムイ様の戦闘能力は0です」
「え!? そうなのですか」
「はい、カムイ様以外の王子、コハク様やスザク様は剣術が素晴らしいのですがカムイ様は……」
「そうなのですかってカムイ様のお話になってしまいましたが狩りの同行は今後私が務めてもよいとのことですよね?」
「もちろんです、こちらも安心します」
「分かりました」
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