王子たちの戯れ

枝浬菰文庫

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兄上②

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俺は下水道に向かった。
ここは王家の一部しか知らない通路だ。
もしここに王家の者以外が出入りし始めたらそいつの首を落とさないといけなくなる。

これは昔からのルールだ。


「あーいた」
城下町の出入り口のところにスザクはいた。

辛そうな表情をしている、さては薬を盛られたか、それともここの具合か
蕾みを触るとビクっと体が震えた。

「さぞかし、気持ちいいことでもされたのかな?」
スザクが起き、目があう。

「スザク、キリが心配していたよ」
「……兄上……」
「大丈夫、後は俺に任せて」
ちゅっと額にキスを落とすとスザクを持ち上げ王室に戻った。


それもキリや衛兵に見つからずに。


ベッドの上にスザクを寝かせ、M字に開脚させると指を入れた。
「んっ」


「安心しなさい」

指を入れたままキスをした。

「可愛い可愛いスザク」

スザクとの年の差は5歳だ。

今だとスザクは17歳 俺は22歳だ。

優しいキスをしてスザクに覆い被さると
「痛いところはあるか?」

「んっ中が……」と言ってくれた。

ふふっ可愛い。

そのまま湯船に連れて行き中に入れると傷に染みたのかこちらに抱きついてきた。
「ひゃっ」
「そうかそうか」と優しく抱いた。

スザクと目を合わすと瞳に耐えきれず俺はスザクの中に入った。
「え!? ちょっ……」
嫌だと言わんばかりに抵抗したがその抵抗空しく俺に抱かれる。

「んっ// はぁはぁ……痛い……」

髪の毛を食べながら俺は腕の中で震えるスザクを愛した。


そこに
「カムイ様失礼いたします」

「シラスか、キリにスザクは見つかった、アヤシは俺がするからこれ以上騒ぐなと伝えておけ」
「承知」といい出て行った。

シラスは俺の従者だ。
とても良い子だ。

「はぁはぁ……」と何度も息を整えている姿を見るとむくむくと大きくしてしまった。

「はぁはぁ……兄上これ以上は……」
と泣いて懇願してくるのはさらに俺を興奮させた。


「逆効果だ」
くるりと反転させ淵に手をつかせ腰を振った。

「あ……兄上痛い……痛い…」


弱っているスザクは美しい。もっと激しく奥を掻き混ぜて泣き疲れてさらに懇願してくる様を見たい。

足がガクガクと揺れ立っていられないのかしゃがもうとするので片足を上にあげた。
「ひっ//」

出入り口を擦っているとビュッとすかさず精液を飛ばしていた。
「どうしたスザクそんなに気持ちいいのか?」

「あんあん// はぁはぁ……兄上……」
その時完全にスザクの意識が飛んだ。

がくりと体勢が崩れお湯の中に落ちた。

「おっと……痛そう」
思いっきり顎を淵にぶつけ痣っぽくなってしまった。

「ごめんよ、スザク」といいながら中に出した。

最低な兄上だけど許してね。

額にキスしてさらに自分の欲望をぶつけた。


再度奥に出してスザクを解放した。

「愛おしいスザクよくお眠りなさい」
中に出したものを取り除き、体を拭き上げベッドに寝かせた。


部屋から出ると待機していたキリに話をした。
「キリ、今スザクは就寝中だ、キリも休めるときに休みなさい」
「はい、ありがとうございました」


スタスタと自室に帰っていると

「あら、カムイ様」
「これはこれはエトワール姫君どうされましたか?」

「さきほど、キリが慌ただしくスザク様の行方が分からないと申していましたが無事に見つかりましたか?」

「ええ、今はゆっくり寝ています」
「そうでしたか、よかったです、ふふっ」
「なにか?」

「カムイ様 スザク様にあまりご無理をさせないようにしてくださいね」
にこっと微笑みながら忠告された。

エトワール姫君は俺とスザクのことをどうやら知っているようだ。
知っていてあの態度ってことはコハク兄様もご存知なのだろうか。


まぁ俺はどうなってもいんだけど。
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