ゲイビネコ専門の牧くん♡

危機一髪

目の前の林からなにか光るものが見え縄は切れた。
「うっうわぁあああ」
急に体が軽くなり川に落ちた。
ザブーン

「おい、今銃声が聞こえたぞ、あたりを探せ！！」
「ボスに殺されたくなかったらあいつを追え！！」
2つの指示が聞こえた、だが俺は川に入ることに成功はした。

でも予想以上に冷たい。
どこかで電話して進藤さんか紘さんに伝えないと、、、。

川は深くうまく泳げない吊り橋に人影が見え俺は沈んでいった。


-----------------------------
「牧くんいましたか？」
「いえ、まだ見つかりません」
「進藤さん社長と連絡が取れました」

「そちらにいるか聞きましたか？」
「いえ、それが出かける前には下の階に返したと伺っていて」
「牧くんがいなくなったってことは社長に伝えましたか？」
「はい、もちろんです」


「細川マネージャー、俺後1本撮影残ってるんですけど、一度社長の部下に戻ります、別の人に交代をお願いします」
「わかりました、監督には伝えておきます、お気をつけて」

「ああ」

車を急発進して米田さんに連絡を入れる。
『私だ』
『進藤です、GPSは会社から動いていませんが何者かによって攫われたもようです』
『探せるか？』

『はい』
『では頼む』
『御意』

駐車場の監視カメラを見たかぎり一緒にいたのはアオイだ。
なぜアオイといたのかはわからないが車の車種とナンバーが分かればあの方に協力をいただいて…。

『こちら外部の方の通信はできません、所属がございましたら番号を』
『1985354』
『承認しました、お繋ぎします』
ピピっと音がなり電話に出たのは

『こちら情報部白羽はくばです、珍しいですね、脱退したと伺ってたのですが』
『お久しぶりです白羽さん、秘密裏に動いているため理由は申せません』
『まぁあの方の指示ならこちらも従います、ご用件は？』
『調べていただきたいものがあります、車種はK852　あ　東京　23-12　現在地を教えていただきたいです』

『現在地はーー』
『了解です』
『このことは花咲隊長にご連絡いたします』
『はい、それでは』

組織との連絡は終わった。
今後介入はしてこないよな。

目的の場所につくと数人の男が慌ただしくしていた。
潜るなら今か。

車を森に止め建物に入り中を探る。
様子を見た感じだと牧くんはすでに逃げたようだ。

あのバカ危険な真似を…。
それに窓から飛び降りた、、、。
牧くんも血の気が多いな。


死体？？
誰の、、、。

アオイか。
くそっ、現状報告をしよ。

『牧くんは誘拐されその後逃げたそうです、今追跡中ではあります』
『そうか、報告ご苦労、進展があれば教えてくれ』
『御意』
どこを探す？　川に落ちたってことは下流に急ぐか。