ゲイビネコ専門の牧くん♡

枝浬菰

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死ぬ間際からの生還

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進藤さんによって口が解放され、少し吐き出してしまった。

「おい、俺が次入れる」
「ダメだよ」

「カット!!」
と言われ進藤さんに抱きかかえられながらスタジオをあとにした。

------------------------------------------------------------------------
スタジオでは福田がベッドの上で呆然としていた。
「福田大丈夫か?」
目で桧山を見て

「俺、あいつとならできる」

「清掃入ります!!」
と声が聞こえた。

「とりあえず準備室に行こうか」
「はい」

ふらふらになりながら余韻を楽しむ。
女に咥えられた時とは違う、でもおぞましいほどに快楽がそこにはあった。

「なぁ桧山俺あいつとならこの業界でもやっていけるよ、今度は挿入して奥突いてあげたい」
「あ、うんそれはよかったです、でも進藤さんに言われていたよね、姫に面会するには勲章が必要だって、今の福田にはそれはできないんだよ」

「は? なんで? あの、進藤って男がいるからか??」

「違うよ、君はまだネコの扱いを知らない、姫を壊されるのは会社としても痛手だからね」
「俺が下手くそってことかよ? 女みたいに抱いてやればいいんだろ!!」

「それならあっという間にランキングも上がるね」

「はっ! わかったランキング上げてやる、俺の順位は今何位だ?」
「福田の順位は80位だね」

「は? そんなにタチ役いるのかよ??」
「うん、そうみたい」
「やってやるよ」

「うん、その勢いだよ」
--------------------------------------------------------------------------
少し戻る。

俺は今個人の大浴場の風呂の中、進藤さんの膝の上でポコポコと叩いていた。

「あ、あーごめんって」
「本当に死にそうだったんですよ!!」

「ごめん、ごめんすごい締め付けだったからさ、ついついいじめちゃいたかったんだよ」

「殺す気ですか?」
「本当にごめんって」

「てかあんなんで福田はよかったんですか、あれじゃ進藤さんの独り占めライブみたいな感じじゃないですか」
「まぁ多分大丈夫、タチ専なら燃えるな、あれで燃えないやつはむしろこの業界から消えてほしいよ」

「ふーん」
「というか今日の回で再生数と売上また飛びぬけちゃうかもね」
「え、そうなんですか? 俺犯されてただけですけど」

「それがいいんだよ」

「ふーん」
「なんだい? ご不満かな?」
「いえ、別に」
「そうかい」




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