ゲイビネコ専門の牧くん♡

枝浬菰文庫

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進藤さんはヤバイ人だった。

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うっすら目を開けると久保と佐山が話をしていた。
体は動くけど、すげー痛いし、何回中出ししたんだよってくらい、蕾から精液が落ちてきた。

「はぁはぁ……最悪だ」

ふっと目の前が暗くなり慌てた声が聞こえた。

「うぐっうわぁ! なんだ」
ビリビリと音と火花のような光が見え、ドタっと2人が倒れる音が聞こえた。

そしてふっと明かりがついた。

目の前にいたのは五条さんと進藤さんだった。

「へ?」

「牧くん大丈夫だったかい?? って大丈夫じゃないか」
痛々しい体を見ると上着をかけてくれてそして紘さんからはぎゅーとしてくれた。

「なんで? 場所とか分からないんじゃ」

「本当は内緒なんだけど、君にはこの進藤を監視役としてつけていた」
「監視役…。 え、でも俺襲われたけど…」
「それは本当に申し訳ない、俺としたことが佐山に撒かれちゃってね…面目ない」
「まったく暗殺のプロを雇っているのにこの様だとはね」

今、暗殺のプロって。

「ああ、進藤の生い立ちは聞くとなかなかに興味深いからな今度教えてもらうといいよ」
「えー秘密にしておきたいです」

「なんか俺頭がついていかないんだけど」
「ああ、もー混乱してるじゃないですか、俺は元自衛隊からの元警察まわってある人から暗殺のプロにならないか? みたいに紹介されてそっちの任務ついてたんだけど、事情が変わって今は米田社長の下についてるって感じ、ちなみに俺の年齢は32歳、若いだろ」

「そう、なかなかな経歴だろ」
「う、うんすごいですね」

「もう一つ今はcastleでタチ専門ランキング1位ってことも入れておきなさいよ」
「それはなんだかんだツッコミどころ多すぎるって言われるのでやめておきます」

みんなすごい。
俺は俺の人生はネコだけで終わるの?
でも生き方なんて人それぞれだ。
男に抱かれるのは別に悪いことではない。

うん、そうだ…から。
考えている途中で限界を迎えてしまった。

-----------------------------
牧 遥を迎え入れてからcastleに中では少し噂が立っていた。

私の愛人だとか進藤の愛人だとか。
美人、きれいな顔、ネコ専門で早くやりたいとかいろいろな話を聞いた。

私のことが好き。
返したらビンタが飛んできた。
あの時あそこにいたのは進藤と足立。
進藤は特に笑いを堪えていたが、まさかビンタされてしまうとは思ってもいなかった。

会えたことがうれしい。
ずっと傍において、いつか必ず私の告白を受け入れてもらわないとな。

でもそのためにはランキング1位になってもらう必要がある。
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