ゲイビネコ専門の牧くん♡

枝浬菰

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教育係は佐山さん

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濃厚な撮影だった。
ぶわぁっと赤面してしまったし、人の見るのはこれが初めてだ。
なんでこんなに心臓がドキドキしてるんだろ。

これがゲイビ。

はぁー援交現役時代にハメ撮りでもしてもらえばそしたらこんなでもなかった気がする。
来年というよりも20歳になったら始まるから頑張らないと。


「あ、牧くん清掃入って」
「え、あっはい」

一緒に清掃をするがベッドに付着した精液を手袋して拭き取る。
「それ、シーツは洗濯に出すからあそこのネットカゴに入れておいて」
「はい」

シーツや服などを入れて籠を押すと意外と重たい。

「あ、そういえば自己紹介まだだったよね、俺はここスタッフ歴2年の佐山さやまです、俺の担当は清掃とカメラマンの資格を取るために時間があえば撮影現場見学させてもらってます」

「佐山さんよろしくお願いします、俺は牧です、今はまだスタッフですがよろしくお願いします」

「うん、君は確か社長の紹介で入ったんだよね?」
「はい」

「社長の紹介って言ったらやっぱゆくゆくは専門目指してるの?」
「はい、俺はネコ専なんで20歳になったらって話です」
「え!? 君未成年だったの」
「え、はい」
「……そしたらあまり大きな声で言わないほうがいいかも」
「どうしてですか?」
「この業界未成年禁止なんだよね、特にcastleはそういうのNGなんだ」
「あ、そうなんですか、誘ったの社長なのに」

「そうだね、まぁ社長のご意思があるなら牧くんは普通にしてていいかも、でも見習いとかのほうがいいかもしれないね」
「はい、わかりました」

佐山さんはいい人っぽそう。

ランドリーにつきいろいろと教わっているときに連絡がきて
「ごめん、緊急な用件みたい、やり方は今教えたとおりだから、まわしておいてくれる?」
「はい、わかりました」
「終わったら上がっていいからね」
「はい」
鼻歌をしながら洗濯物を詰めた。

足音が近づいてきて誰だろうと振り向くとそこにいたのは久保監督だった。
「こんにちは、さっきぶりだね」
「あ、はいさきほどは案内などありがとうございました」
「いやいや、こちらとしてもこんな美人さんが入ってきて嬉しいよ」

「アハハでもまだまだなので」
「そうなの? デビューはいつからとか聞いてないのかな?」
「はい、あと1年はスタッフかなと」
年齢は伏せておかないと。

「そっか、残念だな、いつか牧くんを撮影したいな」
「はい、俺もお願いしたいです」
ねちねち言葉に少し気持ち悪さがきた。

「それにしても偉いね」
「へ? なにがです…」

!?
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