ゲイビネコ専門の牧くん♡

枝浬菰

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私の目の届く範囲に置いておきたい

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「かはっ…はぁはぁ」
「どうした? まだここは貫通してなかったか?」

「くっ…」

分かる腹の奥にいる。
入ってきてる。
ダメなところに。

苦しくて涙が溢れる。

「うっなんでこんな意地悪するの」
男は涙で落とせ。
これは本当に結構誰にでも効く。

そう学んだが。

「泣いてるのか? そんなに気持ちがいいか」
ぐっとさらに密着してきた。

「ひゃぁダメ」
ビュクククット潮ふいた。

「これは噴水だな」

「はぁはぁ…なんで?」
「他の男は落とせても私は違うぞ、遥のここは気持ちくてきゅうきゅう私にしがみついてくるからな」
ひっ!?

この男に俺のテクは通じない。

それにアラームと顔を向けるとサングラスをかけた男がそれを止めていた。

「は?」

「どうした? 私を興奮させてくれるんだろ?」

こうなったら、俺が先生のこと好きなこと分からせてやる!!
起き上がり先生を押さえ込んだ。

「ほぉーこれは楽しみだな」
なんでそんなに余裕なんだよ!!

思いっきりキスをした。
「んっ」
腰に手があり、上下に動かしたいんだろうけどなそうはさせないよ。
「先生」
と頬にキスをする。
そして耳元で
「先生、大好き」
そう伝えると

「そうか、私も遥のことは好きだよ」
「へ?」

足を掴まれまた反対になる、俺が下で先生が上。
まるでシーソのようだ。

「おや、その顔は気づいていなかったようだな、私は高校時代から遥のこと好きなんだ、これを言ってほしかったのか??」
「っつ」
俺は思わず先生の頬を叩いていた。

なんだこれ嬉しい?って感情よりも苛立ちがわいた。
なにか違う、俺が言わせたいんじゃない、先生の本当の気持ちが知りたいんだ。
どうして上手くいかないの。

「この反応は違うのか、失敗だな、さて私も我慢したからね、ラストスパートといこうか」
ズンとまた体が密着して奥に挿入された。

「イっはぁはぁ…もうキツイって…」
「なぁ遥、私の元で働かないか?」
「へ?」
「このままズルズルとこんな生活をしていてもお前に特はない、病気をもらったり変なやつに監禁とか誘拐とかされてしまうかもしれない、だから私の…」
「私の目の届く範囲においておきたいってこと?」

「!? ああそうだ、よく分かったな」

「あんたが考えそうなことなんて分かるよ」
俺は横向きながら少し赤面して答えた。

「ふっ私も君が本当に私のことが好きなだってこと分かったよ」
「っつ、また引っぱ叩くよ」
「アハハ」
と笑っていた。

「望むところだ、で返事は?」
「別にいいけど、その代わり俺の時給は安くないからね」
「ふん、なんだ1000万円か?」
「ばっ…バカなの!? ひっんんっ」
冗談でもそんな給料払えるかっての!!
俺は好きな人に抱かれ、好きな人の元で働くことになった。
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