ゲイビネコ専門の牧くん♡

枝浬菰

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米田さんの思い

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叔父さんが迎えに来た。

「遥の父親です」
と言ってた。

違うけど、、。

立ち上がるがふらっとして頭が重い。
「おっと、大丈夫かい?」
「はい、すみません」

保健室には担任も来ていたので、先生が担任に目配せしていた。

「あ、あの牧さん少しお話いいですか?」
「はい、遥少し待っててね」

「うん」
話をする間ベッドに座り呼吸を整えていた。
「君さ、携帯持ってる?」

「え? いえ」
「そうか、これ私のなんだけど君に貸してあげる」

「え!? いえこんな貴重なものお借りできません!!」

渡されたが拒否してると。

「お父さんのこと疑うわけじゃないんだけどね、君の手首と足首の痕、もしかしてと思って、大事になる前に私に相談してほしいなと思ってさ」

先生が心配してくれてる。
でも…。


「大丈夫です」
「んー先生とのお願いだから」
畏まってる先生と本当にもしがあった時を考え渋々で携帯を受け取った。

「はい、でも俺使い方分からないです」
「ここをこうして」とやり方を教わった。先生の声も仕草もとても優しいな。

「このこと、君のお父さんには内緒ね」

「はい」

叔父さんが戻ってきて連れられて帰った。
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昼間に来る牧くんが珍しくて少し言うこと聞かせようとしたら彼はベランダで倒れていた。

胃液…ここまで辛くなるなら私を頼ってくれればいいのに。
抱きかかえ、保健室のベッドに寝かせるとなぜ包帯が必要だったのか確かめた。

手首…足首…。
お腹は特にないか。

でも普通の家庭ではありえない痕だ。

もし彼が虐待にあっているのであれば大人として見過ごすわけにはいかない。
それに昼間見た作り笑い。

私は自分の欲のために彼を傷つけてしまっていた。
ふぅー、反省しないと。

担任に連絡し保護者に連絡した。
父子家庭だったか。

男が子に強要するとしたら
女なら性虐〇。
男は暴力や暴言などだろう。

スマホの電話が鳴った。
『私だ』
『ボス、お仕事中、申し訳ありません、先日の件進藤が担当すると了承を頂きましたことをご報告します』

『わかった、ご苦労』

牧秀平…についての調べは進藤に任せるとして問題はこの子か。

さらっと髪を撫でた。

高校生なら児相もあてにならない。
彼を追い詰める行為だけは避けないと。

…。
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