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第一章:第三節
3:黒幕の正体・・・いや元々解っていたようだ?
しおりを挟む このときエリザもその言葉を聞き不満に思っていたが、ここはアレスに任せてみようと考えていた。
元大魔王とその幹部の老人達も、その行為を見て不思議に思いつつ不満に思っていたが、何故か手を出せないでいたのだ。それはエリザからいつも以上に、とんでもない覇気を感じていたのであったからであるが、何故かその中に自分達が最も嫌いな聖なる力の存在も感じていた。
その時はアレスも、相当目の前で吠えている元大魔王とその幹部の老人達にムカついていたのであろう、いつもは力を抑えているのだが、この時は少し本来の力を解放していた状態なのであった。しかも本当ならこの場にいる元大魔王とその幹部の老人達の男共は、即倒れる様な覇気をエリザが放っているのに、それを抑えているのがアレスとは知らず自分達がそれに耐性が出来ているとまで、勘違いまでもしていたのであった。
それでそのアレスが首を横に振る行動と、何も言わず冷たい目をしているエリザ達に向けてもう一度元幹部の老人の1人が息をのみながら確認してきた。
「ゴックン!なっ、なら、どの者に平等、もしくはそれ以上に罰を与えると言うのですかな?」
アレスはその言葉を聞き、ニコリと笑顔を向け指を差して答えた。
「あなた達だよ。おじいちゃん達。一番の元凶である元大魔王とその腰巾着にして、エリザ姉ちゃんを困らそうとしてる爺さん達だよ!」
相当頭に来ていたのであろうかアレスの言葉遣いが荒く、その言葉を語った。この時は周りに居た魔王達もそうだったのだが、元大魔王とその幹部の老人達が、非常に驚いた顔をしていた。
ただエリザと魔王達、それにセシリーだけは、この事実を知っていたが完全には確証が持てなかったので、今回の会議で締め上げようと考えていたのであるが、いとも簡単にアレスがその事を言いだしたのと、凄く怒っているのを見てそれを驚いていた。
『えっ、なんでアーくんがこの事を知っていたの?・・・ならこのチャンスを利用しよ』
「ほぉぉ、なにか、あの飢饉はお前達の所業で、私を困らそうとしていたのか?ええっ」
エリザは冷たい視線を送りつつ、元大魔王とその幹部の老人達睨み付けた。
「へぇぇ、そうですの?あなた達が関わっていたの?しかもなんか首謀者のような・・・」
「あら、そうね。私達も責任とらされそうだし、それに直接関わっていたらもっと重い処分されても、文句は言えないわよね。自分達で言っていたし」
「うんうん、そうだな今更覆すことも出来んしな」
エリザの言葉に続き納得するように、他の魔王達も言葉を追加して答えた。ただ魔王カイザーに関しては腕を組んで相槌を打ち、最後に魔王レドルが語った後に、アレスの方に視線を向け笑顔を向けていた。
だがこの行為に気が付いたのはアレスだけであった。何故その様な事を行なったかと言うとこの情報を仕入れていたのはアレス本人であったが、それに協力していたのは何を隠そう魔王カイザーであったのである。
するとその大魔王エリザと魔王達の言葉を聞いた、元大魔王とその幹部の老人達が青ざめて声を出せなくなってしまっていた。と、言うよりも既に気絶していた。
何故気絶していたかと言うと、アレスが追求して言葉を掛けた時点で、既にアレスの途方もない覇気を直接浴びて限界にたっしていて、そのうえ現大魔王エリザと魔王達にも威嚇されつつ覇気を浴びてしまったためである。
それにアレスの特殊な力で嘘ついている者や、もしくはエリザに牙をむこうとする輩を見つけ覇気を直接喰らわす事でその者の能力や耐性を低下させる効力があったのだ。
このときの元大魔王達は、このままではばれるのは時間の問題だと気が付き、この際だから現大魔王であるエリザを亡き者にしてくれようと考えていたが、その願いは叶わず気絶していたのだ。
まあ、もし気絶しないで亡き者にしようとしても、今や力の差が有り過ぎるので出来ることはなかったのだ。しかもこの会議に参加していた者達全員である。それだけもう実力自体に差が出来てしまっていた事すら、元大魔王とその幹部の老人達には解っていなかったのである。
そんな事とはここに居るみんな知らずに、その気絶した元大魔王とその幹部の老人達に、近づき持ち物を確認していると、元大魔王の側近である老人を確認していたルイザが声を上げた。
「んっ、何ですかこの手帳は?・・・あっ、これは・・・セシリーこれを」
すると元大魔王を調べていたカイザーといつの間にかカイザーと共に確認していたアレスが、何かを見つけた様でアレスが声を掛けた。
「セシリー姉ちゃん、はいこれ」
それは何か映像を、保管する水晶でそれを見つけて、アレスはセシリーに渡したのである。まあ、これに関しては実は既にカイザーが元大魔王の部屋より、見つけ出しアレスと共に確認していた物で、これで殆ど解っていたのであったのだ。
そのセシリーに渡された物は、何かを記載した手帳と映像を記録しておく水晶球を、手渡されそれをエリザの前に持って行きそれを出した。
元大魔王とその幹部の老人達も、その行為を見て不思議に思いつつ不満に思っていたが、何故か手を出せないでいたのだ。それはエリザからいつも以上に、とんでもない覇気を感じていたのであったからであるが、何故かその中に自分達が最も嫌いな聖なる力の存在も感じていた。
その時はアレスも、相当目の前で吠えている元大魔王とその幹部の老人達にムカついていたのであろう、いつもは力を抑えているのだが、この時は少し本来の力を解放していた状態なのであった。しかも本当ならこの場にいる元大魔王とその幹部の老人達の男共は、即倒れる様な覇気をエリザが放っているのに、それを抑えているのがアレスとは知らず自分達がそれに耐性が出来ているとまで、勘違いまでもしていたのであった。
それでそのアレスが首を横に振る行動と、何も言わず冷たい目をしているエリザ達に向けてもう一度元幹部の老人の1人が息をのみながら確認してきた。
「ゴックン!なっ、なら、どの者に平等、もしくはそれ以上に罰を与えると言うのですかな?」
アレスはその言葉を聞き、ニコリと笑顔を向け指を差して答えた。
「あなた達だよ。おじいちゃん達。一番の元凶である元大魔王とその腰巾着にして、エリザ姉ちゃんを困らそうとしてる爺さん達だよ!」
相当頭に来ていたのであろうかアレスの言葉遣いが荒く、その言葉を語った。この時は周りに居た魔王達もそうだったのだが、元大魔王とその幹部の老人達が、非常に驚いた顔をしていた。
ただエリザと魔王達、それにセシリーだけは、この事実を知っていたが完全には確証が持てなかったので、今回の会議で締め上げようと考えていたのであるが、いとも簡単にアレスがその事を言いだしたのと、凄く怒っているのを見てそれを驚いていた。
『えっ、なんでアーくんがこの事を知っていたの?・・・ならこのチャンスを利用しよ』
「ほぉぉ、なにか、あの飢饉はお前達の所業で、私を困らそうとしていたのか?ええっ」
エリザは冷たい視線を送りつつ、元大魔王とその幹部の老人達睨み付けた。
「へぇぇ、そうですの?あなた達が関わっていたの?しかもなんか首謀者のような・・・」
「あら、そうね。私達も責任とらされそうだし、それに直接関わっていたらもっと重い処分されても、文句は言えないわよね。自分達で言っていたし」
「うんうん、そうだな今更覆すことも出来んしな」
エリザの言葉に続き納得するように、他の魔王達も言葉を追加して答えた。ただ魔王カイザーに関しては腕を組んで相槌を打ち、最後に魔王レドルが語った後に、アレスの方に視線を向け笑顔を向けていた。
だがこの行為に気が付いたのはアレスだけであった。何故その様な事を行なったかと言うとこの情報を仕入れていたのはアレス本人であったが、それに協力していたのは何を隠そう魔王カイザーであったのである。
するとその大魔王エリザと魔王達の言葉を聞いた、元大魔王とその幹部の老人達が青ざめて声を出せなくなってしまっていた。と、言うよりも既に気絶していた。
何故気絶していたかと言うと、アレスが追求して言葉を掛けた時点で、既にアレスの途方もない覇気を直接浴びて限界にたっしていて、そのうえ現大魔王エリザと魔王達にも威嚇されつつ覇気を浴びてしまったためである。
それにアレスの特殊な力で嘘ついている者や、もしくはエリザに牙をむこうとする輩を見つけ覇気を直接喰らわす事でその者の能力や耐性を低下させる効力があったのだ。
このときの元大魔王達は、このままではばれるのは時間の問題だと気が付き、この際だから現大魔王であるエリザを亡き者にしてくれようと考えていたが、その願いは叶わず気絶していたのだ。
まあ、もし気絶しないで亡き者にしようとしても、今や力の差が有り過ぎるので出来ることはなかったのだ。しかもこの会議に参加していた者達全員である。それだけもう実力自体に差が出来てしまっていた事すら、元大魔王とその幹部の老人達には解っていなかったのである。
そんな事とはここに居るみんな知らずに、その気絶した元大魔王とその幹部の老人達に、近づき持ち物を確認していると、元大魔王の側近である老人を確認していたルイザが声を上げた。
「んっ、何ですかこの手帳は?・・・あっ、これは・・・セシリーこれを」
すると元大魔王を調べていたカイザーといつの間にかカイザーと共に確認していたアレスが、何かを見つけた様でアレスが声を掛けた。
「セシリー姉ちゃん、はいこれ」
それは何か映像を、保管する水晶でそれを見つけて、アレスはセシリーに渡したのである。まあ、これに関しては実は既にカイザーが元大魔王の部屋より、見つけ出しアレスと共に確認していた物で、これで殆ど解っていたのであったのだ。
そのセシリーに渡された物は、何かを記載した手帳と映像を記録しておく水晶球を、手渡されそれをエリザの前に持って行きそれを出した。
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