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59:村でゴブリンと戦闘!
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そう思った瞬間、村の中から爆発音と悲鳴が聞こえてきたのであった。
-☆-☆-
そうこうしていると、最初の閃光と共に森の中が明るくなり、少し遅れて全体を軽く揺らすような衝撃波を感じた。
《ドッガァァァン!ドドドドドォォォン・・・》
『ギャピィィィィ!?』
『グギャギャギャ、ゴォォギャ!』
最初の爆発音に次々と爆発音が鳴り響き、それと共に村の中は慌しくなり始めた。
実は、聖狼のフェルくんは、響を森に連れ込んで手ごろな枝に引っ掛けた後に、すぐに村の裏側に移動して行動を起していたのである。
それに水竜のシーちゃんも一旦は水路の死角に隠れ、自分に乗せていた小動物をおろし水路を潜水して村の中に入って行ったのである。それにどうも亀吉も付いていったのであった。
それで村の中で、聖狼のフェルくんと水竜のシーちゃん、それと亀吉が大暴れ出したのであった。もちろんその中で他の大きく攻撃力のある動物達も暴れ回っているのである。
《ヒュゥゥン・・・ドゴォォォン!》
『ギャ、ギャァァーー!?』
《バリバリッ、ドゴォォォン!》
『グギャァァ!』
『グビャァァァッ!?』
村の中からは、なんともいえない悲鳴と爆発音が聞えて来るのであった。
「なっ、なんだ!・・・宙にゴブリンが・・・吹き飛んでる?どうなってんだ!」
その響が見た光景は、爆風で宙に吹き飛んでいるゴブリンだけでなく、水柱と共に宙に上がるゴブリンや氷の弾丸に貫かれ吹き飛んでるゴブリン、止めには炎の柱と共にコゲコゲのゴブリン等の普通じゃ考えられない事が起きていた。
小動物達もキョトンとした表情で、響と同じ光景を見ている。
「おいおい、マジですか!みんな何を・・・いや、そんな事より、入り口にいる奴と出てきた奴らを倒そう」
響は、錆びた剣を取り出して、まず、入口で慌てふためくゴブリンに切り掛った。
『ぐぎゃ!』
まず、1匹目のゴブリンは、不意をついたので短い断末魔をあげその場に崩れ落ちた。
『ギャギャゴ!グワッグワッ・・・』
それで横で仲間がやられた事に気付き、怒っている様にも見えるが、なんと言っているかは、はっきり言って解らない。ただ、怒っている事は何となく解った。
そのゴブリンは喚きながら、持っていたボロボロの槍で攻撃してきた。ただし俺がすぐ側にいるのでその槍での攻撃は有効打ではない。
攻撃してきた槍の柄を空いている片手で掴み、もう片方の剣を持っている方の手でゴブリンに攻撃した。
すると『グベッ!』と短い断末魔をあげ先程奴と同じ様にその場で崩れ落ちた。そのまま最終的には、灰となって角らしいモノといつものように小さな丸い紫色のガラス玉が地面に残っていた。
「おりょ、これは?こっちはいつもの奴だけど・・・こっちの角は?まあ、いいやこれも取っておこう」
ただ水路で動物達がゴブリンを倒した時は、気が付かなかったが、ゴブリンは消滅する時はどうやら紫のガラス玉の他に、角も落としているようだった。
それで今のところ、この入口から出てくるゴブリンはおらず、村の中では激しい戦いが・・・多分繰り広げられているはず。
「やっぱり、ゴブリンの姿は見えるけど、その他は黒い霧で全く解らん・・・。う~ん、参った」
現状響は、村の入口の柱の影より、村の中を除いてみたがやはりいつもの様に、黒い霧の瘴気で中の様子は殆ど解らない。ただ、今迄と違う事は、ゴブリンである魔物に関しては、よく解る様になってるが・・・それ以外は変わらない。
それで村の中で逃げ惑って慌てて、1匹のゴブリンが転びそうになりながら、村の入口から出て来たので先程ゴブリンから奪った槍で攻撃を仕掛けた。
やはり何もない場所から突然槍が出てきたのには、気付かずゴブリンはその槍の餌食になり、灰となって消滅した。
「おおっ、見事に串刺しになって消滅した。しかし、よっぽど怖い思いしてるのか、物凄い慌てようだったな」
どうやらフェルくん達の攻撃で、驚き慌てて反撃しようとしてるけど、勝てないと思い慌てて逃げてきた為に、相当混乱しているようである。
今のところ響が入口で最初に2匹倒し、出てきた1匹のゴブリンを一瞬のウチに殲滅すると、その後に続いて出てこようとしていた何匹かが、たじろぎ後退しようとしたところに、横から炎の様な弾丸がそのゴブリン達を一掃して倒した。
「えっ、どこから炎の玉が?・・・・!?」
その火の弾丸が飛んで来た方向を見てみると、見たこのがないデカイ甲羅の亀、その甲羅は緑色の綺麗な水晶でキラキラ光っている。
しかもその大きさはそらく俺の倍以上あり、シーちゃんやフェルくんと同じ大きさと言える亀が、ゴブリン共をを次々と炎の様な弾丸を当て倒している。
それでその緑色の綺麗な甲羅の亀が俺に気が付き、近付いて来たのである。
-☆-☆-
そうこうしていると、最初の閃光と共に森の中が明るくなり、少し遅れて全体を軽く揺らすような衝撃波を感じた。
《ドッガァァァン!ドドドドドォォォン・・・》
『ギャピィィィィ!?』
『グギャギャギャ、ゴォォギャ!』
最初の爆発音に次々と爆発音が鳴り響き、それと共に村の中は慌しくなり始めた。
実は、聖狼のフェルくんは、響を森に連れ込んで手ごろな枝に引っ掛けた後に、すぐに村の裏側に移動して行動を起していたのである。
それに水竜のシーちゃんも一旦は水路の死角に隠れ、自分に乗せていた小動物をおろし水路を潜水して村の中に入って行ったのである。それにどうも亀吉も付いていったのであった。
それで村の中で、聖狼のフェルくんと水竜のシーちゃん、それと亀吉が大暴れ出したのであった。もちろんその中で他の大きく攻撃力のある動物達も暴れ回っているのである。
《ヒュゥゥン・・・ドゴォォォン!》
『ギャ、ギャァァーー!?』
《バリバリッ、ドゴォォォン!》
『グギャァァ!』
『グビャァァァッ!?』
村の中からは、なんともいえない悲鳴と爆発音が聞えて来るのであった。
「なっ、なんだ!・・・宙にゴブリンが・・・吹き飛んでる?どうなってんだ!」
その響が見た光景は、爆風で宙に吹き飛んでいるゴブリンだけでなく、水柱と共に宙に上がるゴブリンや氷の弾丸に貫かれ吹き飛んでるゴブリン、止めには炎の柱と共にコゲコゲのゴブリン等の普通じゃ考えられない事が起きていた。
小動物達もキョトンとした表情で、響と同じ光景を見ている。
「おいおい、マジですか!みんな何を・・・いや、そんな事より、入り口にいる奴と出てきた奴らを倒そう」
響は、錆びた剣を取り出して、まず、入口で慌てふためくゴブリンに切り掛った。
『ぐぎゃ!』
まず、1匹目のゴブリンは、不意をついたので短い断末魔をあげその場に崩れ落ちた。
『ギャギャゴ!グワッグワッ・・・』
それで横で仲間がやられた事に気付き、怒っている様にも見えるが、なんと言っているかは、はっきり言って解らない。ただ、怒っている事は何となく解った。
そのゴブリンは喚きながら、持っていたボロボロの槍で攻撃してきた。ただし俺がすぐ側にいるのでその槍での攻撃は有効打ではない。
攻撃してきた槍の柄を空いている片手で掴み、もう片方の剣を持っている方の手でゴブリンに攻撃した。
すると『グベッ!』と短い断末魔をあげ先程奴と同じ様にその場で崩れ落ちた。そのまま最終的には、灰となって角らしいモノといつものように小さな丸い紫色のガラス玉が地面に残っていた。
「おりょ、これは?こっちはいつもの奴だけど・・・こっちの角は?まあ、いいやこれも取っておこう」
ただ水路で動物達がゴブリンを倒した時は、気が付かなかったが、ゴブリンは消滅する時はどうやら紫のガラス玉の他に、角も落としているようだった。
それで今のところ、この入口から出てくるゴブリンはおらず、村の中では激しい戦いが・・・多分繰り広げられているはず。
「やっぱり、ゴブリンの姿は見えるけど、その他は黒い霧で全く解らん・・・。う~ん、参った」
現状響は、村の入口の柱の影より、村の中を除いてみたがやはりいつもの様に、黒い霧の瘴気で中の様子は殆ど解らない。ただ、今迄と違う事は、ゴブリンである魔物に関しては、よく解る様になってるが・・・それ以外は変わらない。
それで村の中で逃げ惑って慌てて、1匹のゴブリンが転びそうになりながら、村の入口から出て来たので先程ゴブリンから奪った槍で攻撃を仕掛けた。
やはり何もない場所から突然槍が出てきたのには、気付かずゴブリンはその槍の餌食になり、灰となって消滅した。
「おおっ、見事に串刺しになって消滅した。しかし、よっぽど怖い思いしてるのか、物凄い慌てようだったな」
どうやらフェルくん達の攻撃で、驚き慌てて反撃しようとしてるけど、勝てないと思い慌てて逃げてきた為に、相当混乱しているようである。
今のところ響が入口で最初に2匹倒し、出てきた1匹のゴブリンを一瞬のウチに殲滅すると、その後に続いて出てこようとしていた何匹かが、たじろぎ後退しようとしたところに、横から炎の様な弾丸がそのゴブリン達を一掃して倒した。
「えっ、どこから炎の玉が?・・・・!?」
その火の弾丸が飛んで来た方向を見てみると、見たこのがないデカイ甲羅の亀、その甲羅は緑色の綺麗な水晶でキラキラ光っている。
しかもその大きさはそらく俺の倍以上あり、シーちゃんやフェルくんと同じ大きさと言える亀が、ゴブリン共をを次々と炎の様な弾丸を当て倒している。
それでその緑色の綺麗な甲羅の亀が俺に気が付き、近付いて来たのである。
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