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54:マナに導かれて・・・?
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それで何故今迄、その事を黙っていたのに、突然俺に話し掛けて来た事と、後、アクアの事が心配だったので聞いてみる事にした。
-☆-☆-
それで俺としてはアクアの事が一番、心配なのでそれを尋ねる事にした。
あっ、アクアはどうなんです。1人で寂しがってるんじゃないですか?ここにシーちゃんもフェルくんも居るから・・・。
『ええ、それは大丈夫よ。私の力が戻ってますから、今は一緒にいますよ。それに・・・』
どうやら俺がいる時はそんなに姿を見せていなかったが、現在はアクアの側に常に付いているそうなのである。
それに俺とマナがこうしてテレパシーみたいなモノで話してる間も、アクアも話したいみたいな事を言っているようだが、まだその能力がないので、我慢して貰うように言い聞かせているようえある。
そのような事をマナと話しながら、とりあえずアクアが寂しがって無い事を知り安心したのであった。
その後に色々と確認しようと思い、今現在移動しながら聞きたい事を話し掛けているのである。
「あれ、そういえば何で俺と話す事にしたんです。こんな風に?」
『ええ、それは色々あるのよ。もう私も後悔はしたくないの・・・・それに』
現在、俺は頭の中で思い浮かべて喋る行為を止め、言葉を口に出して喋っている。もちろんフェルくん達には、ちゃんと世界樹の精であるマナと話している事は伝えている。
マナの方も俺とだけで話す事をせず、アクアに俺達の状況を説明しながら、アクアが離したい事を俺に伝えてくれていたのであった。
あと、あの場所で止まった状態で話している訳には行かなかったので、今はフェルくんの背中に乗せて貰って移動している。
もちろん移動中、瘴気を出す石碑を浄化しながらである。ついでに小動物達はフェルくんやシーちゃんの背中に乗っているか、俺の頭や肩に乗っかっているし、中型以上の動物は自分の足で歩いている形になっている。
それでフェルくんの背中に乗って、どうやって石碑を見つけているかと言うと、俺達と一緒に行動してくれてる動物達が、代わる代わるその瘴気を出す石碑を見つけて来て、俺達に知らせてくれているのであった。その為今迄以上に石碑を浄化する効率が上がっているのであった。
もちろん俺が浄化作業を行なっている時は、マナはお構い無しに話し掛けてくるのであった。
『でも、すごいわねヒビキ。そうやって浄化してたのね。私はてっきり石碑は壊せばいいと思ってたわ。元々なかった物だったから、壊せはいいかなって思ってたのよ』
「へっ、そうなの?まあ、確かに壊せない事無いけど、こっちのがいいような気がするけど?」
それで移動しながらでも問題なく、浄化作業が出来ているのであった。もちろん例の黒いモノに取り付かれている動物や獣達も浄化しているのであった。
そんな風に石碑を浄化しながらマナの話を聞いているのである。それにいつの間にか話し方も結構フレンドリーな話し方に変わっていたのであった。
それでもう一つ不思議に思った事を聞いてみた。
「あれ、そう言えばどうして、俺の場所が解ったの?今まで解らなかったみたいだけど?」
『ええ、その事なんだけどね。アクアが何故か貴方が森の中で生きていて、困ってるって教えてくれたの。それまでは貴方がいなくなったのがショックで、アクアは寝てたのだけどね。起きて突然そう言うから私の力が及ぶ範囲を調べたら、見事ヒビキ、貴方がその川の側に居たって事なの。しかもなに、その・・・なんでそれだけの動物達と?』
「ああ、これには色々とあって・・・・」
マナにこれまでの状況と現状を説明をして、ついでにこのままじゃ食料がなくなり、そのマナの、世界樹の場所までたどり着けないかもと説明をした。恐らく食料が無い事に困ってた俺の心を、アクアが感じ取ってくれたのだろうけど、どう言う原理で解ったかは、今のところよく解らないのであった。
『ん~・・・そうね、そのまま進んで行けば、明後日の夕方には湖のほとりまでは着くかも知れないけど・・・確かに食料の問題があるわね。・・・・なら、こうしましょうヒビキ!食料は私が如何にかしてあげるはわ。ただ、今は場所が問題なの。出来る事ならもう少し奥に進んだところに、この森で唯一の村があるはずなの。まあ、今は誰も住んでないはずだけど、そこまで行って貰えるかしら』
「えっ、村があるの?でも、どこにあるのかが俺には解んないけど?」
『あっ、それなら大丈夫よフェンリルなら知ってる筈だから、それとシルエラもその場所にはちゃんと行けるから確か村まで水路でつながってる筈よ』
えっ、フェンリルとシルエラって、誰?・・・。
俺が不思議がっていると、マナがちゃんと教えてくれた。
『あっ、ごめんなさい。貴方とアクアは愛称で呼んでたわよね。フェンリルは聖狼のフェルくんで、シルエラは水竜のシーちゃんよ。もちろんフェルくんは男の子で、シーちゃんは女の子よ』
なんとビックリであるフェルくんとシーちゃんは、ちゃんとした名前があり、性別もしっかりあった。しかも名前に関しては、初めて聞いたのであった。でも、良く考えたらフェルくんの方は、1回聞いた事があった様な気がしたが何時だったか覚えてなかったのであった。
それでマナがシーちゃんとフェルくんに、俺と同じ様にテレパシーなのか念話なのかは、解らないが村の場所に行くように指示を出してくれたのであった。
-☆-☆-
それで俺としてはアクアの事が一番、心配なのでそれを尋ねる事にした。
あっ、アクアはどうなんです。1人で寂しがってるんじゃないですか?ここにシーちゃんもフェルくんも居るから・・・。
『ええ、それは大丈夫よ。私の力が戻ってますから、今は一緒にいますよ。それに・・・』
どうやら俺がいる時はそんなに姿を見せていなかったが、現在はアクアの側に常に付いているそうなのである。
それに俺とマナがこうしてテレパシーみたいなモノで話してる間も、アクアも話したいみたいな事を言っているようだが、まだその能力がないので、我慢して貰うように言い聞かせているようえある。
そのような事をマナと話しながら、とりあえずアクアが寂しがって無い事を知り安心したのであった。
その後に色々と確認しようと思い、今現在移動しながら聞きたい事を話し掛けているのである。
「あれ、そういえば何で俺と話す事にしたんです。こんな風に?」
『ええ、それは色々あるのよ。もう私も後悔はしたくないの・・・・それに』
現在、俺は頭の中で思い浮かべて喋る行為を止め、言葉を口に出して喋っている。もちろんフェルくん達には、ちゃんと世界樹の精であるマナと話している事は伝えている。
マナの方も俺とだけで話す事をせず、アクアに俺達の状況を説明しながら、アクアが離したい事を俺に伝えてくれていたのであった。
あと、あの場所で止まった状態で話している訳には行かなかったので、今はフェルくんの背中に乗せて貰って移動している。
もちろん移動中、瘴気を出す石碑を浄化しながらである。ついでに小動物達はフェルくんやシーちゃんの背中に乗っているか、俺の頭や肩に乗っかっているし、中型以上の動物は自分の足で歩いている形になっている。
それでフェルくんの背中に乗って、どうやって石碑を見つけているかと言うと、俺達と一緒に行動してくれてる動物達が、代わる代わるその瘴気を出す石碑を見つけて来て、俺達に知らせてくれているのであった。その為今迄以上に石碑を浄化する効率が上がっているのであった。
もちろん俺が浄化作業を行なっている時は、マナはお構い無しに話し掛けてくるのであった。
『でも、すごいわねヒビキ。そうやって浄化してたのね。私はてっきり石碑は壊せばいいと思ってたわ。元々なかった物だったから、壊せはいいかなって思ってたのよ』
「へっ、そうなの?まあ、確かに壊せない事無いけど、こっちのがいいような気がするけど?」
それで移動しながらでも問題なく、浄化作業が出来ているのであった。もちろん例の黒いモノに取り付かれている動物や獣達も浄化しているのであった。
そんな風に石碑を浄化しながらマナの話を聞いているのである。それにいつの間にか話し方も結構フレンドリーな話し方に変わっていたのであった。
それでもう一つ不思議に思った事を聞いてみた。
「あれ、そう言えばどうして、俺の場所が解ったの?今まで解らなかったみたいだけど?」
『ええ、その事なんだけどね。アクアが何故か貴方が森の中で生きていて、困ってるって教えてくれたの。それまでは貴方がいなくなったのがショックで、アクアは寝てたのだけどね。起きて突然そう言うから私の力が及ぶ範囲を調べたら、見事ヒビキ、貴方がその川の側に居たって事なの。しかもなに、その・・・なんでそれだけの動物達と?』
「ああ、これには色々とあって・・・・」
マナにこれまでの状況と現状を説明をして、ついでにこのままじゃ食料がなくなり、そのマナの、世界樹の場所までたどり着けないかもと説明をした。恐らく食料が無い事に困ってた俺の心を、アクアが感じ取ってくれたのだろうけど、どう言う原理で解ったかは、今のところよく解らないのであった。
『ん~・・・そうね、そのまま進んで行けば、明後日の夕方には湖のほとりまでは着くかも知れないけど・・・確かに食料の問題があるわね。・・・・なら、こうしましょうヒビキ!食料は私が如何にかしてあげるはわ。ただ、今は場所が問題なの。出来る事ならもう少し奥に進んだところに、この森で唯一の村があるはずなの。まあ、今は誰も住んでないはずだけど、そこまで行って貰えるかしら』
「えっ、村があるの?でも、どこにあるのかが俺には解んないけど?」
『あっ、それなら大丈夫よフェンリルなら知ってる筈だから、それとシルエラもその場所にはちゃんと行けるから確か村まで水路でつながってる筈よ』
えっ、フェンリルとシルエラって、誰?・・・。
俺が不思議がっていると、マナがちゃんと教えてくれた。
『あっ、ごめんなさい。貴方とアクアは愛称で呼んでたわよね。フェンリルは聖狼のフェルくんで、シルエラは水竜のシーちゃんよ。もちろんフェルくんは男の子で、シーちゃんは女の子よ』
なんとビックリであるフェルくんとシーちゃんは、ちゃんとした名前があり、性別もしっかりあった。しかも名前に関しては、初めて聞いたのであった。でも、良く考えたらフェルくんの方は、1回聞いた事があった様な気がしたが何時だったか覚えてなかったのであった。
それでマナがシーちゃんとフェルくんに、俺と同じ様にテレパシーなのか念話なのかは、解らないが村の場所に行くように指示を出してくれたのであった。
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