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53:知り合いからの連絡?
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それにこのまま行くと、俺達はすぐに行動できなくなるような。
現状数にしても、20~30匹くらいの小動物と中型の動物で大移動している。しかもいつの間にか鳥まで近付いて来ていたのであった。
-☆-☆-
これはホントに困った。これからの食料はどうしようと、考えていると誰かが呼んでいるような、微かな声が聞こえてきたのであった。
『・・・ヒ・・ビキ!』
・・・どこからか聞き覚えのある声が、確かに俺の名を呼んでいるような感じで、聞こえてきたような・・?
「ん?・・・ファルくん何かいった?」
多分違うと思うが、もしかしたら近くにいるフェルくんが何か言ったのかと思い尋ねてみた。
『ガッ?・・・・ガッ、ガウガウ』(いえ?・・・我は知りませんし、何も言ってないですよ)
そう尋ねたらフェルくんが、こちらに顔を向けて鳴き声を掛けてくれた。
あっ、そうだった。意思疎通は出来るけど、ファルくんの言葉は俺には解らなかった。時たまシーちゃんは何となくだけど、解るんだけど・・でも、誰かに呼ばれたような?それにその声は知ってる感じが・・・?
やはりと言うかなんと言うか、フェルくんがなにを言ってるかさっぱり解らなかった。まあ何となく『知らない』か『解らない』と言ってるような気がするが、俺が聞いたのはそんな声ではなく、前に聞いたことあるような声だった。
そんな事を考えていると、今度ははっきりと聞えてきたのである。
『・・・ヒビキ!』
確かの俺を呼ぶ声で、この声の主は俺はよく知っている。それでその名を言ってみた。
「えっ!この声って・・・まさか、マナさん?」
『あっ、やっと見つけました。それにヒビキ!マナさんじゃないでしょう。マナって呼んでっていったでしょう・・・』
やはり声の主は、世界樹の精であるマナであっていた。
「えっ、それはいいのですけど?・・・」
『それは、よくないです。マナと言ってくれないと私が困ります。プンプン!』
えっ、マナってこんなキャラだったっけか?なんかもっと王女様っぽいキャラだったようね。
何故か先程の呼び名に関して、さらりと流したら可愛らしい声で反論されてしまった。
事実それはさておき、突然世界樹の精であるマナから何の前触れもなく、連絡があったのである。
これは喜ばしい事なのか、どうかは置いといて・・・なんで突然?確かマナは力を温存するため俺とは1ヵ月後じゃないと話せないんじゃなかったっけ?それに力も相当弱っていて、無理して俺を助けようとしてなかったかな。
『ごめんなさい。最初に貴方に謝らなくてはいけないの。私が正直に現状かなり力が戻ってきている事を、それを貴方に打ち明けなかったから、この前は貴方を棄権にさらしてしまったし、こんな事過酷な状態にしてしまったわ。それに・・・』
「へっ?どう言う事?」
俺は、マナが言おうといる事が、よく解らず聞き返してみた。すると俺の声にフェルくんが不思議に思い俺の顔を覗き込んできた。
『ガウ?ガァ』(ヒビキ様?どうしました)
あれ?ファルくんには、マナの声は聞こえてないのかな?
ファルくんだけじゃなく、他の動物達もマナの声が聞こえてないようだ。俺の側に居る子達が不思議そうに俺の方を見ている。
決して独り言を言ってる訳でも、気が狂った訳でもないからな。心配するなよ、それになにその可哀想な子を見る様な目は・・・お願いその視線はやめて・・・。
フェルくんもそうだが、川を泳いでついて来てるシーちゃんに亀吉、それに数々の動物の視線が少しいたいのであった。恐らくマナの声は俺にだけしか聞えていないようなのであった。
『あっ、ごめんなさい。これはヒビキだけにしか聞えてないの。まあ、いっしゅのテレパシーみたいなモノよ。頭の中で思って貰えれば私には伝わるから・・・』
やっぱり、そうであった。ただ、頭で考えてたら、全部お見通しなのでは・・・。
『なるほど、あっ、あれか、良くアクアが貴方と話してる時の奴だ・・・』
『そう、それよ。それで話を戻すけど、本当にごめんなさいヒビキ私が貴方にこうやって伝えてたら、あの時のような事が起きなかったのに・・・』
この後、散々マナから謝罪をされたが、まあ、力が戻って来ていたのを黙ったいた事に関しては、別に気にしてないし、俺を助けてくれようとしていたので、その事に関しても俺がとやかくいう事では無い。まあ、結果的には俺は無事だし新たな仲間も増えているので問題ない。
それに今回かなりの量の瘴気を出す石碑も浄化できたし、一応森の入口からかなりの距離を進んでいるので結果オーライという事で、マナにも納得してもらいこの件はもうお終いという事で納得してもらった。そうしないと永遠にマナが謝り続けると思ったからである。
それで何故今迄、その事を黙っていたのに、突然俺に話し掛けて来た事と、後、アクアの事が心配だったので聞いてみる事にした。
現状数にしても、20~30匹くらいの小動物と中型の動物で大移動している。しかもいつの間にか鳥まで近付いて来ていたのであった。
-☆-☆-
これはホントに困った。これからの食料はどうしようと、考えていると誰かが呼んでいるような、微かな声が聞こえてきたのであった。
『・・・ヒ・・ビキ!』
・・・どこからか聞き覚えのある声が、確かに俺の名を呼んでいるような感じで、聞こえてきたような・・?
「ん?・・・ファルくん何かいった?」
多分違うと思うが、もしかしたら近くにいるフェルくんが何か言ったのかと思い尋ねてみた。
『ガッ?・・・・ガッ、ガウガウ』(いえ?・・・我は知りませんし、何も言ってないですよ)
そう尋ねたらフェルくんが、こちらに顔を向けて鳴き声を掛けてくれた。
あっ、そうだった。意思疎通は出来るけど、ファルくんの言葉は俺には解らなかった。時たまシーちゃんは何となくだけど、解るんだけど・・でも、誰かに呼ばれたような?それにその声は知ってる感じが・・・?
やはりと言うかなんと言うか、フェルくんがなにを言ってるかさっぱり解らなかった。まあ何となく『知らない』か『解らない』と言ってるような気がするが、俺が聞いたのはそんな声ではなく、前に聞いたことあるような声だった。
そんな事を考えていると、今度ははっきりと聞えてきたのである。
『・・・ヒビキ!』
確かの俺を呼ぶ声で、この声の主は俺はよく知っている。それでその名を言ってみた。
「えっ!この声って・・・まさか、マナさん?」
『あっ、やっと見つけました。それにヒビキ!マナさんじゃないでしょう。マナって呼んでっていったでしょう・・・』
やはり声の主は、世界樹の精であるマナであっていた。
「えっ、それはいいのですけど?・・・」
『それは、よくないです。マナと言ってくれないと私が困ります。プンプン!』
えっ、マナってこんなキャラだったっけか?なんかもっと王女様っぽいキャラだったようね。
何故か先程の呼び名に関して、さらりと流したら可愛らしい声で反論されてしまった。
事実それはさておき、突然世界樹の精であるマナから何の前触れもなく、連絡があったのである。
これは喜ばしい事なのか、どうかは置いといて・・・なんで突然?確かマナは力を温存するため俺とは1ヵ月後じゃないと話せないんじゃなかったっけ?それに力も相当弱っていて、無理して俺を助けようとしてなかったかな。
『ごめんなさい。最初に貴方に謝らなくてはいけないの。私が正直に現状かなり力が戻ってきている事を、それを貴方に打ち明けなかったから、この前は貴方を棄権にさらしてしまったし、こんな事過酷な状態にしてしまったわ。それに・・・』
「へっ?どう言う事?」
俺は、マナが言おうといる事が、よく解らず聞き返してみた。すると俺の声にフェルくんが不思議に思い俺の顔を覗き込んできた。
『ガウ?ガァ』(ヒビキ様?どうしました)
あれ?ファルくんには、マナの声は聞こえてないのかな?
ファルくんだけじゃなく、他の動物達もマナの声が聞こえてないようだ。俺の側に居る子達が不思議そうに俺の方を見ている。
決して独り言を言ってる訳でも、気が狂った訳でもないからな。心配するなよ、それになにその可哀想な子を見る様な目は・・・お願いその視線はやめて・・・。
フェルくんもそうだが、川を泳いでついて来てるシーちゃんに亀吉、それに数々の動物の視線が少しいたいのであった。恐らくマナの声は俺にだけしか聞えていないようなのであった。
『あっ、ごめんなさい。これはヒビキだけにしか聞えてないの。まあ、いっしゅのテレパシーみたいなモノよ。頭の中で思って貰えれば私には伝わるから・・・』
やっぱり、そうであった。ただ、頭で考えてたら、全部お見通しなのでは・・・。
『なるほど、あっ、あれか、良くアクアが貴方と話してる時の奴だ・・・』
『そう、それよ。それで話を戻すけど、本当にごめんなさいヒビキ私が貴方にこうやって伝えてたら、あの時のような事が起きなかったのに・・・』
この後、散々マナから謝罪をされたが、まあ、力が戻って来ていたのを黙ったいた事に関しては、別に気にしてないし、俺を助けてくれようとしていたので、その事に関しても俺がとやかくいう事では無い。まあ、結果的には俺は無事だし新たな仲間も増えているので問題ない。
それに今回かなりの量の瘴気を出す石碑も浄化できたし、一応森の入口からかなりの距離を進んでいるので結果オーライという事で、マナにも納得してもらいこの件はもうお終いという事で納得してもらった。そうしないと永遠にマナが謝り続けると思ったからである。
それで何故今迄、その事を黙っていたのに、突然俺に話し掛けて来た事と、後、アクアの事が心配だったので聞いてみる事にした。
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