47 / 66
46:食料の確保?
しおりを挟む
響は湧き出てくる水を躊躇せず飲み驚いた。そうこの水は、いつも世界樹の側に湧き出てきている水と同じ水であったのだ。
-☆-☆-
それでとりあえず響は、その綺麗な水を空になった水袋に補充する事にしたのである。
「まあ、今回は水があるだけで、ラッキーだったけど、よくよく考えたら・・・なんで無謀な事をしてんだ俺」
ちょっとばかり自分の無謀さを反省しながら、湧き水を水袋に入れながら周囲を改めて確認した。
良く洞窟内を確認した事により、洞窟の出口とは反対側の方にも奥へと続く道がある。
先程まではある程度行った先は、殆ど見えず確認出来なかったが、今は奥の方まで周囲が明くるなった事で確認し易くなっている。なので、少し洞窟の奥へ行ってみる事にした。
奥の方にある程度進むと、そこは行き止まりになっていたのである程度そこの部分を確認して、水が湧き出ていた場所まで戻ってきた。
ただ、奥に行った時に発見もあった。それは食べられそうなキノコであった。
まあ、ホントに食べられるかどうかは解らないが、とりあえず5、6本取ってきた。後で如何にかして食べられるか試してみようと思う。
もしかしたら食べられて、ここにある食料がこれだけの様な感じがする。
それに事実、今迄俺はこの世界に来て食べた物といえば、リンゴに似た果実のアプルだけだった。あの世界樹の上にあるアクアの部屋には、一応他の木の実とか果実もあったが、実際口にしたのはアプルの実だけだった。
「まあ、アプルは実際、美味しかったから文句とかはないし、何故か力がみなぎるから問題なかったけど・・・でも、やっぱり、たまには肉も食べたいもんな。しかし、この世界で食べれる肉があるかが不安だし、どの肉が食べられるので食べられないかなんてのも、恐らく俺にはさっぱり解らんと思う。それは今後考えよう。とっそんな事より、これからどうするかだな・・・」
結局最終的に考えたついたのは、この後どうするかだけど、とりあえず腹ごしらえの事を考えてキノコとにらめっこをしていると、ある事に気が付いた。それは確か俺は6本程取ってここに戻って来たのだが、今目の前にあるキノコの本数を数えたら4本しかないんである。
「あれ?確か俺は5、6本取ってきたと思ったけど、どこかに落としたかな?ここには4本しかないや・・・あれ?さっき確かここに置いた時はあったと思ったんだけど、気のせいだったのかな?・・・まあ、いいや、しかし、このキノコは実際食べて問題ないのだろうかな?」
そんな事を言っていると、その数が減っていた原因がすぐに解った。俺が上を向いて考えていると、なんと先程いた亀が残りの4本のキノコの側に来て、美味しそうにムシャムシャと食べていたのだ。
「えっ・・・!?うそぉん、な、ななな、なんで、この亀キノコ食べてるの?大丈夫なのか?このキノコ食って・・・」
『クピィィ!クピクピ・・・』
すると俺の声を聞き返事をする様に鳴いていたのである。
・・・・えっ、亀って鳴くのか?てか、すごい勢いでキノコを食べたぞ。大丈夫なのか・・・こいつは?
何故かその亀は、ご機嫌なようで響が取ってきたキノコを、次々と食べていき・・・2本を残し満腹になったのか、最後にゲップをして卵の側に戻って、また甲羅の中に入り寝てしまったようだ。
「・・・・なっ、なんあだ!こいつ、キノコ食べたけど、ホントに大丈夫なのか?・・・これは俺が食っても平気だろうか?それにもし俺も腹が減ったらこれを食べないといけないのか・・・でも、やっぱりちょっと生は嫌だな、せめて焼いて食べたい」
キノコは恐らく食べられるのだろうが、流石に生で食べるのはちょっと無理な様な気がする。
ただし最悪はこれを食べないといけないのかと考えていて、どうにかして火を起せないかとも考えて、ある事を思い出した。
「あれ?そういえば・・・確か俺は、沼に落ちたのに濡れてないよな。普通だったらびしょ濡れの筈だし、それにどうやってここに・・・いや、これはあれかな?」
響は、この洞窟で目を覚ます前の事を思い出し、それに今更ながらどうしてこの洞窟に来たのかと、確か沼に落ちたのに濡れて無い事を不思議に思い、勧化てたのだった。
だがしかし、よくよく考えたらこの世界にいる時点で、既に色々と不思議な事が起きているので、この際深く考えない様にした。ただ、それでもこの後どうやってすごすのかと、アクア達がきっと心配しているだろうと思いながらこの後の行動について考えた。
だが、結局、纏まらないのでとりあえずこのまま一夜をこの洞窟内ですごすことにした。実際今が何時なのかも解らないが、この洞窟なら安全だと考えこのまま休む事にしたのだった。
-☆-☆-
それでとりあえず響は、その綺麗な水を空になった水袋に補充する事にしたのである。
「まあ、今回は水があるだけで、ラッキーだったけど、よくよく考えたら・・・なんで無謀な事をしてんだ俺」
ちょっとばかり自分の無謀さを反省しながら、湧き水を水袋に入れながら周囲を改めて確認した。
良く洞窟内を確認した事により、洞窟の出口とは反対側の方にも奥へと続く道がある。
先程まではある程度行った先は、殆ど見えず確認出来なかったが、今は奥の方まで周囲が明くるなった事で確認し易くなっている。なので、少し洞窟の奥へ行ってみる事にした。
奥の方にある程度進むと、そこは行き止まりになっていたのである程度そこの部分を確認して、水が湧き出ていた場所まで戻ってきた。
ただ、奥に行った時に発見もあった。それは食べられそうなキノコであった。
まあ、ホントに食べられるかどうかは解らないが、とりあえず5、6本取ってきた。後で如何にかして食べられるか試してみようと思う。
もしかしたら食べられて、ここにある食料がこれだけの様な感じがする。
それに事実、今迄俺はこの世界に来て食べた物といえば、リンゴに似た果実のアプルだけだった。あの世界樹の上にあるアクアの部屋には、一応他の木の実とか果実もあったが、実際口にしたのはアプルの実だけだった。
「まあ、アプルは実際、美味しかったから文句とかはないし、何故か力がみなぎるから問題なかったけど・・・でも、やっぱり、たまには肉も食べたいもんな。しかし、この世界で食べれる肉があるかが不安だし、どの肉が食べられるので食べられないかなんてのも、恐らく俺にはさっぱり解らんと思う。それは今後考えよう。とっそんな事より、これからどうするかだな・・・」
結局最終的に考えたついたのは、この後どうするかだけど、とりあえず腹ごしらえの事を考えてキノコとにらめっこをしていると、ある事に気が付いた。それは確か俺は6本程取ってここに戻って来たのだが、今目の前にあるキノコの本数を数えたら4本しかないんである。
「あれ?確か俺は5、6本取ってきたと思ったけど、どこかに落としたかな?ここには4本しかないや・・・あれ?さっき確かここに置いた時はあったと思ったんだけど、気のせいだったのかな?・・・まあ、いいや、しかし、このキノコは実際食べて問題ないのだろうかな?」
そんな事を言っていると、その数が減っていた原因がすぐに解った。俺が上を向いて考えていると、なんと先程いた亀が残りの4本のキノコの側に来て、美味しそうにムシャムシャと食べていたのだ。
「えっ・・・!?うそぉん、な、ななな、なんで、この亀キノコ食べてるの?大丈夫なのか?このキノコ食って・・・」
『クピィィ!クピクピ・・・』
すると俺の声を聞き返事をする様に鳴いていたのである。
・・・・えっ、亀って鳴くのか?てか、すごい勢いでキノコを食べたぞ。大丈夫なのか・・・こいつは?
何故かその亀は、ご機嫌なようで響が取ってきたキノコを、次々と食べていき・・・2本を残し満腹になったのか、最後にゲップをして卵の側に戻って、また甲羅の中に入り寝てしまったようだ。
「・・・・なっ、なんあだ!こいつ、キノコ食べたけど、ホントに大丈夫なのか?・・・これは俺が食っても平気だろうか?それにもし俺も腹が減ったらこれを食べないといけないのか・・・でも、やっぱりちょっと生は嫌だな、せめて焼いて食べたい」
キノコは恐らく食べられるのだろうが、流石に生で食べるのはちょっと無理な様な気がする。
ただし最悪はこれを食べないといけないのかと考えていて、どうにかして火を起せないかとも考えて、ある事を思い出した。
「あれ?そういえば・・・確か俺は、沼に落ちたのに濡れてないよな。普通だったらびしょ濡れの筈だし、それにどうやってここに・・・いや、これはあれかな?」
響は、この洞窟で目を覚ます前の事を思い出し、それに今更ながらどうしてこの洞窟に来たのかと、確か沼に落ちたのに濡れて無い事を不思議に思い、勧化てたのだった。
だがしかし、よくよく考えたらこの世界にいる時点で、既に色々と不思議な事が起きているので、この際深く考えない様にした。ただ、それでもこの後どうやってすごすのかと、アクア達がきっと心配しているだろうと思いながらこの後の行動について考えた。
だが、結局、纏まらないのでとりあえずこのまま一夜をこの洞窟内ですごすことにした。実際今が何時なのかも解らないが、この洞窟なら安全だと考えこのまま休む事にしたのだった。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
チョロイン2人がオイルマッサージ店でNTR快楽堕ちするまで【完結】
白金犬
ファンタジー
幼馴染同士パーティーを組んで冒険者として生計を立てている2人、シルフィとアステリアは王都でのクエストに一区切りをつけたところだった。
故郷の村へ馬車が出るまで王都に滞在する彼女らは、今流行りのオイルマッサージ店の無料チケットを偶然手に入れる。
好奇心旺盛なシルフィは物珍しさから、故郷に恋人が待っているアステリアは彼のためにも綺麗になりたいという乙女心からそのマッサージ店へ向かうことに。
しかしそこで待っていたのは、真面目な冒険者2人を快楽を貪る雌へと変貌させる、甘くてドロドロとした淫猥な施術だった。
シルフィとアステリアは故郷に戻ることも忘れてーー
★登場人物紹介★
・シルフィ
ファイターとして前衛を支える元気っ子。
元気活発で天真爛漫なその性格で相棒のアステリアを引っ張っていく。
特定の相手がいたことはないが、人知れず恋に恋い焦がれている。
・アステリア(アスティ)
ヒーラーとして前衛で戦うシルフィを支える少女。
真面目で誠実。優しい性格で、誰に対しても物腰が柔らかい。
シルフィと他にもう1人いる幼馴染が恋人で、故郷の村で待っている。
・イケメン施術師
大人気オイルマッサージ店の受付兼施術師。
腕の良さとその甘いマスクから女性客のリピート必至である。
アステリアの最初の施術を担当。
・肥満施術師
大人気オイルマッサージ店の知らざれる裏の施術師。
見た目が醜悪で女性には生理的に受け付けられないような容姿のためか表に出てくることはないが、彼の施術を受けたことがある女性客のリピート指名率は90%を超えるという。
シルフィの最初の施術を担当。
・アルバード
シルフィ、アステリアの幼馴染。
アステリアの恋人で、故郷の村で彼女らを待っている。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる