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14:アクアの思い・・・?
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そこに不思議な感じの少年響がどこからともなくやって来た事により、何かを感じ取ってそれが恐らく自分が求めた希望だと思っていた。それに何故か響がここに来た事により世界樹であるマナも、少しであるが元気を取り戻していたのである。
それでアクアもその不思議な存在である少年響に、安らぎを感じ懐いたのであった。
-☆-☆-
それで今回この様な状態になったので、世界樹であるマナは響ならもしかしたら、瘴気に侵されかけていた水竜を治せるとアクアに話したのである。それをいつもの様にアクアと話しお願いしたのであった。
それにもし、これが無理ならすぐにでもアクアに自分の力をすべて渡し、この森を響にお願いして脱出して貰おうと思っていた。
恐らくそうしないとアクアの、存在自体が消えてしまうと考えていたのであった。
このマナの考えは、恐らく当たっていたと思うが、その様な事態にはならずにすんでいた。
それでこの時、アクアは今迄我慢していた感情が、すべて出てきてしまい余りというか、殆ど誰にも見せた事の無かった。それでとても悲しい感情が湧きあがり、泣き出してしまっていたのである。
響は、そんなアクアの泣き顔を見て、黙っていられず優しく声を掛けてきたのであった。
「・・・アクアその子をちょっとこっちに連れてきてくれるか」
響のその優しい声を聞きアクアは、涙を流し泣きながら頷き響元に近づいた。
「うっ、うう、ヒビキぃぃ。どうするの?グスッ、グスッ」
響の顔を見上げていると、シーちゃん共々アクアを優しく抱きしめてくれたのである。
すると辺り一面が光に包まれて、アクアは眩しくてつい目を瞑ってしまった。しかし、別に恐怖はなかった・・・それどころか先程まで悲しくて心が潰されそうな感じになって、とても苦しかったけれど、響に抱きしめられた瞬間から心が軽くなり穏やかな気持ちになっていたのである。
それに水竜のシーちゃんを抱いた時に痺れた感覚もなくなり、凄く穏やかでとても優しい感じになって、ものすごい安らぎを感じたのであった。
それから少しの間その感覚が続き、響に優しく声を掛けられたのに、気付き・・・目を開けようとした途端、何故か響がアクア達を抱えたまま倒れたのであった。
アクアは、なにが起こったのか解らず目を開け、慌てて周りを見渡した。
そこには今だ自分をだいじそうに抱いてる響の腕があり、倒れている事に気が付きビックリして響に声を掛けたのである。
「えっ、ヒビキ?どうしたの・・・ねぇ、ヒビキ、ヒビキ・・・」
響はアクアの声が聞こえたのか、抱いていた手を離し水竜であるシーちゃんとアクアを自由にした。
するとそれを確認したアクアが自分で抱きかかえていたシーちゃんが元気に動いている事に気が付いた。
「えっ、ヒビキどうしたの?・・・あっ、シーちゃん!えっ、えっ、どういうことなの?シーちゃん元気になったなの?」
えっ、えっ、何でなの?さっきまでぐったりしていたのに、何でなの?あっ、やっぱりヒビキが治してくれたの。
『くっ、くぅぅぅっ』
水竜であるシーちゃんが、アクアの頬に頬ずりをして自分は元気になったよと、精一杯のアピールをしたのである。
「良かったの。良かったの。ヒビキのおかげなの。ねえ、ヒビキ!・・・ん、ヒビキ?」
えっ?どうしたのヒビキ、えっ、えっ、今度はヒビキが倒れちゃったの。嫌だよヒビキ。
アクアが倒れた響を心配してまさかと思った瞬間・・・響が言葉を漏らした。
「おやすみ・・・アクア・・・Zzzz」
「えっ・・・ヒビキ?・・・」
少しアクアが唖然としていると、世界樹であるマナがいつもどおり心に語り掛けてきた。
『アクア!ヒビキは大丈夫ですよ。どうやら力を使いすぎて眠ったようです。そっとしてあげてください。それにヒビキは・・・その子だけでなく、アクア、貴方の事も救ってくれましたよ。気が付いているでしょう』
「うん、なの。アクアあのままだったら、たぶん壊れてたと思うの。ここがギュッとされた感じで、おかしくなりそうだったの。でも、でもね、母様。ヒビキの優しい心が助けてくれたの。とっても安心できたの♪」
『ふふっ、そうですね。貴方までも消えてしまうと、恐らく私もこの世から消えていたと思いますよ。でも、貴方を助けてくれたのと水竜の子を、ヒビキが助けてくれた事で、何故か私にも希望が見えてきました。アクアこれからもヒビキと一緒に行動しなさい。それが貴方の為になるし、恐らく私の為にもなると思いますから・・・』
この時点で世界樹であるマナにも、何故か活力と聖なる力が少し回復していたのである。
それに今まではそう長くない未来では自分が消え去ると思っていて、昨日は無理だろうと思いながらも、響に瘴気を出し増幅させる石碑の破壊を1ヵ月の期限で諦めてもらおうとしていた。
どの道、助からないと思っていたので、それで諦めて貰いアクアをこの森から連れ出してもらおうとしていた。
その時にはアクアに自分の力をすべて託し、アクアがどこでも生活できるように身体を変化させるつもりでいたのである。
しかし先程の響の、とてつもない浄化の力と癒しの力を感じて、マナ自身も希望が持てて、それで考えを変えたのである。
それに自分が出した難題を、響がたった1ヶ月で達成してしまう気がしていたのであった。
それでアクアもその不思議な存在である少年響に、安らぎを感じ懐いたのであった。
-☆-☆-
それで今回この様な状態になったので、世界樹であるマナは響ならもしかしたら、瘴気に侵されかけていた水竜を治せるとアクアに話したのである。それをいつもの様にアクアと話しお願いしたのであった。
それにもし、これが無理ならすぐにでもアクアに自分の力をすべて渡し、この森を響にお願いして脱出して貰おうと思っていた。
恐らくそうしないとアクアの、存在自体が消えてしまうと考えていたのであった。
このマナの考えは、恐らく当たっていたと思うが、その様な事態にはならずにすんでいた。
それでこの時、アクアは今迄我慢していた感情が、すべて出てきてしまい余りというか、殆ど誰にも見せた事の無かった。それでとても悲しい感情が湧きあがり、泣き出してしまっていたのである。
響は、そんなアクアの泣き顔を見て、黙っていられず優しく声を掛けてきたのであった。
「・・・アクアその子をちょっとこっちに連れてきてくれるか」
響のその優しい声を聞きアクアは、涙を流し泣きながら頷き響元に近づいた。
「うっ、うう、ヒビキぃぃ。どうするの?グスッ、グスッ」
響の顔を見上げていると、シーちゃん共々アクアを優しく抱きしめてくれたのである。
すると辺り一面が光に包まれて、アクアは眩しくてつい目を瞑ってしまった。しかし、別に恐怖はなかった・・・それどころか先程まで悲しくて心が潰されそうな感じになって、とても苦しかったけれど、響に抱きしめられた瞬間から心が軽くなり穏やかな気持ちになっていたのである。
それに水竜のシーちゃんを抱いた時に痺れた感覚もなくなり、凄く穏やかでとても優しい感じになって、ものすごい安らぎを感じたのであった。
それから少しの間その感覚が続き、響に優しく声を掛けられたのに、気付き・・・目を開けようとした途端、何故か響がアクア達を抱えたまま倒れたのであった。
アクアは、なにが起こったのか解らず目を開け、慌てて周りを見渡した。
そこには今だ自分をだいじそうに抱いてる響の腕があり、倒れている事に気が付きビックリして響に声を掛けたのである。
「えっ、ヒビキ?どうしたの・・・ねぇ、ヒビキ、ヒビキ・・・」
響はアクアの声が聞こえたのか、抱いていた手を離し水竜であるシーちゃんとアクアを自由にした。
するとそれを確認したアクアが自分で抱きかかえていたシーちゃんが元気に動いている事に気が付いた。
「えっ、ヒビキどうしたの?・・・あっ、シーちゃん!えっ、えっ、どういうことなの?シーちゃん元気になったなの?」
えっ、えっ、何でなの?さっきまでぐったりしていたのに、何でなの?あっ、やっぱりヒビキが治してくれたの。
『くっ、くぅぅぅっ』
水竜であるシーちゃんが、アクアの頬に頬ずりをして自分は元気になったよと、精一杯のアピールをしたのである。
「良かったの。良かったの。ヒビキのおかげなの。ねえ、ヒビキ!・・・ん、ヒビキ?」
えっ?どうしたのヒビキ、えっ、えっ、今度はヒビキが倒れちゃったの。嫌だよヒビキ。
アクアが倒れた響を心配してまさかと思った瞬間・・・響が言葉を漏らした。
「おやすみ・・・アクア・・・Zzzz」
「えっ・・・ヒビキ?・・・」
少しアクアが唖然としていると、世界樹であるマナがいつもどおり心に語り掛けてきた。
『アクア!ヒビキは大丈夫ですよ。どうやら力を使いすぎて眠ったようです。そっとしてあげてください。それにヒビキは・・・その子だけでなく、アクア、貴方の事も救ってくれましたよ。気が付いているでしょう』
「うん、なの。アクアあのままだったら、たぶん壊れてたと思うの。ここがギュッとされた感じで、おかしくなりそうだったの。でも、でもね、母様。ヒビキの優しい心が助けてくれたの。とっても安心できたの♪」
『ふふっ、そうですね。貴方までも消えてしまうと、恐らく私もこの世から消えていたと思いますよ。でも、貴方を助けてくれたのと水竜の子を、ヒビキが助けてくれた事で、何故か私にも希望が見えてきました。アクアこれからもヒビキと一緒に行動しなさい。それが貴方の為になるし、恐らく私の為にもなると思いますから・・・』
この時点で世界樹であるマナにも、何故か活力と聖なる力が少し回復していたのである。
それに今まではそう長くない未来では自分が消え去ると思っていて、昨日は無理だろうと思いながらも、響に瘴気を出し増幅させる石碑の破壊を1ヵ月の期限で諦めてもらおうとしていた。
どの道、助からないと思っていたので、それで諦めて貰いアクアをこの森から連れ出してもらおうとしていた。
その時にはアクアに自分の力をすべて託し、アクアがどこでも生活できるように身体を変化させるつもりでいたのである。
しかし先程の響の、とてつもない浄化の力と癒しの力を感じて、マナ自身も希望が持てて、それで考えを変えたのである。
それに自分が出した難題を、響がたった1ヶ月で達成してしまう気がしていたのであった。
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