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1:どうやら死んだようです。
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何故か暗い空間に、俺、一条 響は居たというより漂っていた。そして、今現在・・・とんでもない状態に陥っていた。
それは空想上でしか聞いた事が無く、また本物などは見た事もなかった。しかも、その様な生物が、今迄この世の中に存在して居たという記録も聞いた事が無い・・・・・その生物が、今、俺の目の前に居て、俺を見下ろしている。
はっきり言って、俺の生きてきたこの長い人生で、こんな境地に陥ってるのは初めてである。
当然、目の前の状況が尋常でなく、非現実的な事が起きているというのは、アホな俺でも理解できる。
それでその目の前に居る生物とは、全身が真白く蒼白いオーラを纏った龍・・・いやドラゴン? それと全身が炎の様に燃えている、いわゆる火の鳥・・・まあ、フェニックスとでも言ったらいいのか解らないが、その不思議生物の二体が俺の目の前にいて、見下ろすと言うよりその綺麗な瞳で見つめられてる?
恐怖というよりも、その綺麗な瞳に吸い寄せられそうになり、何故か落ち着いてその瞳を見つめていた。
それでその不思議生物の二体は、俺の事を見ながら突然声を掛けてきた。
『人間の子よ。いや、一条 響よ。我は、お主に頼みたい事がある』
いきなり声と言うより耳の側・・・いや、頭の中で直接話しかけられたような感じで聞こえて来た。
『あらエナジー、それはずるいわよ。私もヒビキにお願いがあるのですから』
白いドラゴン?の方は渋い男性の声色で話し掛けてきて、フェニックスの方は優しい女性のような声で語り掛けてきたのだ。
当然この状態が異常なのは解るが、何故?目の前にいる不思議生物の二体が、自分の名を知っているのかと言う事と、ここがどこなのかに対して全く思考が追い付いて来ない。
その事に若干パニック状態で目を白黒させていると、ドラゴンの方が俺の様子に気が付きもう一度、今度は気を使いながら解り易く語り掛けてきてくれた。
『まあ待て、フレイヤよ。まずは今の状況と我らの事を説明して話さないと、どうもヒビキが混乱しているようだ。さてヒビキよ、我は最も古き竜であるエンシェントドラゴンのエナジーと言う。まあ簡単に申すと古神竜と言われているがな。それとこやつは、エルダーフェニックスのフレイヤだ。解っていると思うが我らはこの世界にある次元の者ではない』
そんな若干混乱していた響を気遣い、現在の状態を確認した白いドラゴンが自分達の事を詳しく説明していた。
『もう、エナジーは紹介が雑なのだから。ヒビキ、私は先程エナジーが言った様に最も古き鳳凰、鳳凰神であるエルダーフェニックスのフレイヤよ。私の事は気兼ねなくフレイヤと呼んで頂戴。それで私達はこことは違う次元の世界である幻獣界の住人なのよ。それで申し訳ないけどここで会ったあなたに、私達はお願いしたい事があって、あなたの魂をここに引き止めたの』
目の前にいる生物は、どうやら間違いなくドラゴンとフェニックスの様なのであるが、どうもそんなたやすい様な方じゃないようだがそこは気にするまい。
それよりも何故、平凡で何の取り柄も無い中年である俺の名前を知っていて、その様な方達が自分の事を自己紹介をしてくれ、そのうえ何かをお願いをしてきたのがとても不思議なのである。
それでも俺はその不思議な事と今だ混乱していているので、半分以上はどういう事か理解できない状態だった。だが、別に声をあげるて驚くような事はなかった。
それに目の前にいる不思議生物も、そうなのだが今いる空間を良く観察して見てみるとそれが既におかしいと思える状態だったのである。そんな事は考えもしていたのだ。
何故ここがおかしいかと言うと、ここは間違いなく宇宙空間であり、自分達が居る場所の足元には俺が住んでいたはずの地球があるのだ。しかも、月と太陽も視界に入って存在しているのだ。
てか、俺?・・・宇宙空間にいて息が出来てるよな? うん、苦しくないな。これは夢だな間違いない。
自分でこの状況はおかしいと理解して、これは夢だと考え・・・そう思う事にした。
だってどう見ても現実とは思えないからである。
しかし、目の前にいる古神竜のエナジーが、響の思いと考えを心を読んで否定してきたのだ。
『それでヒビキよ。納得したところ悪いが、これは夢ではないぞ。それにお主は・・・ある事に巻き込まれ死んでしまった。・・・いや、殺されたと言ったほうが正解じゃな。その証拠に、もうお主の身体はここには無い』
しかもエナジーは、響に対して殺され死んだ事と身体が既に無い事を説明してきたのだ。
はっ、何を言ってるの? ますます訳が解らん。 それに俺ここで生きてるじゃん。・・・ああ、やっぱり夢だから・・そうなのか? やけにリアルだけど恐らくそうだろう・・・。
そう思いつつ自分自身の身体を確かめたら、それらしい物が見当たらない?意識ははっきりしているのに手足とお腹が見当たらないのであった。
その様子を見ていた鳳凰神であるフレイヤは、優しく響の方に視線を向け語り掛けてきた。
『あらまあ、可哀想にヒビキ。よほど酷い目に会ったのね。まだ理解が出来ないで混乱して、思考が追いついてないみたいですね。まあ、確かにそうですね。あの様な惨劇でしかも無残な状態では・・・。それに、あの星の馬鹿共が見境無くあの者達と我が娘達を無理やり召喚したために、それに巻き込まれて死にましたからね』
「・・・・・・」
自分の死んだ状況を説明されたが、今だ自分が死んだ事に納得いかない響であった。
それは空想上でしか聞いた事が無く、また本物などは見た事もなかった。しかも、その様な生物が、今迄この世の中に存在して居たという記録も聞いた事が無い・・・・・その生物が、今、俺の目の前に居て、俺を見下ろしている。
はっきり言って、俺の生きてきたこの長い人生で、こんな境地に陥ってるのは初めてである。
当然、目の前の状況が尋常でなく、非現実的な事が起きているというのは、アホな俺でも理解できる。
それでその目の前に居る生物とは、全身が真白く蒼白いオーラを纏った龍・・・いやドラゴン? それと全身が炎の様に燃えている、いわゆる火の鳥・・・まあ、フェニックスとでも言ったらいいのか解らないが、その不思議生物の二体が俺の目の前にいて、見下ろすと言うよりその綺麗な瞳で見つめられてる?
恐怖というよりも、その綺麗な瞳に吸い寄せられそうになり、何故か落ち着いてその瞳を見つめていた。
それでその不思議生物の二体は、俺の事を見ながら突然声を掛けてきた。
『人間の子よ。いや、一条 響よ。我は、お主に頼みたい事がある』
いきなり声と言うより耳の側・・・いや、頭の中で直接話しかけられたような感じで聞こえて来た。
『あらエナジー、それはずるいわよ。私もヒビキにお願いがあるのですから』
白いドラゴン?の方は渋い男性の声色で話し掛けてきて、フェニックスの方は優しい女性のような声で語り掛けてきたのだ。
当然この状態が異常なのは解るが、何故?目の前にいる不思議生物の二体が、自分の名を知っているのかと言う事と、ここがどこなのかに対して全く思考が追い付いて来ない。
その事に若干パニック状態で目を白黒させていると、ドラゴンの方が俺の様子に気が付きもう一度、今度は気を使いながら解り易く語り掛けてきてくれた。
『まあ待て、フレイヤよ。まずは今の状況と我らの事を説明して話さないと、どうもヒビキが混乱しているようだ。さてヒビキよ、我は最も古き竜であるエンシェントドラゴンのエナジーと言う。まあ簡単に申すと古神竜と言われているがな。それとこやつは、エルダーフェニックスのフレイヤだ。解っていると思うが我らはこの世界にある次元の者ではない』
そんな若干混乱していた響を気遣い、現在の状態を確認した白いドラゴンが自分達の事を詳しく説明していた。
『もう、エナジーは紹介が雑なのだから。ヒビキ、私は先程エナジーが言った様に最も古き鳳凰、鳳凰神であるエルダーフェニックスのフレイヤよ。私の事は気兼ねなくフレイヤと呼んで頂戴。それで私達はこことは違う次元の世界である幻獣界の住人なのよ。それで申し訳ないけどここで会ったあなたに、私達はお願いしたい事があって、あなたの魂をここに引き止めたの』
目の前にいる生物は、どうやら間違いなくドラゴンとフェニックスの様なのであるが、どうもそんなたやすい様な方じゃないようだがそこは気にするまい。
それよりも何故、平凡で何の取り柄も無い中年である俺の名前を知っていて、その様な方達が自分の事を自己紹介をしてくれ、そのうえ何かをお願いをしてきたのがとても不思議なのである。
それでも俺はその不思議な事と今だ混乱していているので、半分以上はどういう事か理解できない状態だった。だが、別に声をあげるて驚くような事はなかった。
それに目の前にいる不思議生物も、そうなのだが今いる空間を良く観察して見てみるとそれが既におかしいと思える状態だったのである。そんな事は考えもしていたのだ。
何故ここがおかしいかと言うと、ここは間違いなく宇宙空間であり、自分達が居る場所の足元には俺が住んでいたはずの地球があるのだ。しかも、月と太陽も視界に入って存在しているのだ。
てか、俺?・・・宇宙空間にいて息が出来てるよな? うん、苦しくないな。これは夢だな間違いない。
自分でこの状況はおかしいと理解して、これは夢だと考え・・・そう思う事にした。
だってどう見ても現実とは思えないからである。
しかし、目の前にいる古神竜のエナジーが、響の思いと考えを心を読んで否定してきたのだ。
『それでヒビキよ。納得したところ悪いが、これは夢ではないぞ。それにお主は・・・ある事に巻き込まれ死んでしまった。・・・いや、殺されたと言ったほうが正解じゃな。その証拠に、もうお主の身体はここには無い』
しかもエナジーは、響に対して殺され死んだ事と身体が既に無い事を説明してきたのだ。
はっ、何を言ってるの? ますます訳が解らん。 それに俺ここで生きてるじゃん。・・・ああ、やっぱり夢だから・・そうなのか? やけにリアルだけど恐らくそうだろう・・・。
そう思いつつ自分自身の身体を確かめたら、それらしい物が見当たらない?意識ははっきりしているのに手足とお腹が見当たらないのであった。
その様子を見ていた鳳凰神であるフレイヤは、優しく響の方に視線を向け語り掛けてきた。
『あらまあ、可哀想にヒビキ。よほど酷い目に会ったのね。まだ理解が出来ないで混乱して、思考が追いついてないみたいですね。まあ、確かにそうですね。あの様な惨劇でしかも無残な状態では・・・。それに、あの星の馬鹿共が見境無くあの者達と我が娘達を無理やり召喚したために、それに巻き込まれて死にましたからね』
「・・・・・・」
自分の死んだ状況を説明されたが、今だ自分が死んだ事に納得いかない響であった。
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