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№57:装置と電子キー?
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この場には俺と桜花の2人だけになってしまっていた。
「桜花!なんで逃るのさ?」
「別に逃げた訳じゃないわよ。それに連夜がどうなろうかなんて、私知らないから」
桜花は、その言葉と可愛らしい顔であかんべをして、荷物を片手に階段を上って行った。
いったい俺が何をしたって言うんだ?・・・・まあ、機嫌を直してくれたのならこの事は余りほじくり返すまい。
そう思い残りの荷物を持ち、そのまま上の階に上っていった。
するとモニターを見ていた瞳ちゃんとその周りを確認していた拓が声を掛けてきた。
「レンレン、この武装している人達のいるところって、脱出ポッ!?あっ、ごめん、なんでもない。もうちょっと観察してみるから、今の忘れて」
今瞳ちゃんは、間違いなく脱出ポッドと言おうとしたんじゃ無いか?そう思っていると、続けて拓が語り掛けた。
「連夜こっち来て、これを見てくれ!」
拓に呼ばれたので、そちらに近付くと以前見た制御装置みたいな物と、それにまた前回同様に、この施設の見取り図と今度はそれに光点が点滅していた。
どうやらその光点は俺達というより、腕輪を所持している人の位置のようだ。
確か俺達の腕輪に表示していた光点は、あくまで近くしか解らなかった。
しかし今モニターに映し出されているのは、施設全体の表示とそれに伴い人であろう光点であった。
実際その光点を確認するとここを中心とすると、上の階には光点はないが下の階には4つその下の階にはなんと驚きの、50をも越える光点があった。
そして、俺達のいるフロワには俺達の光点以外に15個あった。
やはりこのモニターにも俺達腕輪を付けたものしか、表示していないようだ。
「なっ、これってなんかの役にたたないか、それにこれなんだけどよ」
そお言い拓はその装置の横にある何かの鍵を差し込む穴を連夜に押して見せた。
「おっ、これってもしかして」
「ああ、俺もあれだと思うんだよ。これって絶対鍵穴だよな。ちょっと試してみないか?」
確かに拓の言うように、これは確かに鍵穴だしこれは、あの部屋で見つけた電子キーで間違いがないと思う。
ただほんとに試して大丈夫なのかが心配だ。
「でもさ、拓これってほんとに、大丈夫かが心配なんだが?」
「うーん、確かにな。でも使って見ないと、なにが起きるか解んないだろ。それにもしかしたらあのモニターに写ってる奴らをどうにかできるかも知れないぞ」
ん?もしかして拓も気が付いてるんじゃ無いか、一応聞いてみておこう。
「拓もしかして、お前も気が付いてるんじゃ無いか、このキーが何かを」
「ん、やっぱりお前にも隠せ無いか、そうだよ連夜それを見つけたのはあの時の装置の制御盤に刺さってたキーさ。だからおそらく起動用のキーか何かだろうと思うぜ」
やっぱりそうだったのか、おそらくそんな事だろうと思ったよ。
「桜花!なんで逃るのさ?」
「別に逃げた訳じゃないわよ。それに連夜がどうなろうかなんて、私知らないから」
桜花は、その言葉と可愛らしい顔であかんべをして、荷物を片手に階段を上って行った。
いったい俺が何をしたって言うんだ?・・・・まあ、機嫌を直してくれたのならこの事は余りほじくり返すまい。
そう思い残りの荷物を持ち、そのまま上の階に上っていった。
するとモニターを見ていた瞳ちゃんとその周りを確認していた拓が声を掛けてきた。
「レンレン、この武装している人達のいるところって、脱出ポッ!?あっ、ごめん、なんでもない。もうちょっと観察してみるから、今の忘れて」
今瞳ちゃんは、間違いなく脱出ポッドと言おうとしたんじゃ無いか?そう思っていると、続けて拓が語り掛けた。
「連夜こっち来て、これを見てくれ!」
拓に呼ばれたので、そちらに近付くと以前見た制御装置みたいな物と、それにまた前回同様に、この施設の見取り図と今度はそれに光点が点滅していた。
どうやらその光点は俺達というより、腕輪を所持している人の位置のようだ。
確か俺達の腕輪に表示していた光点は、あくまで近くしか解らなかった。
しかし今モニターに映し出されているのは、施設全体の表示とそれに伴い人であろう光点であった。
実際その光点を確認するとここを中心とすると、上の階には光点はないが下の階には4つその下の階にはなんと驚きの、50をも越える光点があった。
そして、俺達のいるフロワには俺達の光点以外に15個あった。
やはりこのモニターにも俺達腕輪を付けたものしか、表示していないようだ。
「なっ、これってなんかの役にたたないか、それにこれなんだけどよ」
そお言い拓はその装置の横にある何かの鍵を差し込む穴を連夜に押して見せた。
「おっ、これってもしかして」
「ああ、俺もあれだと思うんだよ。これって絶対鍵穴だよな。ちょっと試してみないか?」
確かに拓の言うように、これは確かに鍵穴だしこれは、あの部屋で見つけた電子キーで間違いがないと思う。
ただほんとに試して大丈夫なのかが心配だ。
「でもさ、拓これってほんとに、大丈夫かが心配なんだが?」
「うーん、確かにな。でも使って見ないと、なにが起きるか解んないだろ。それにもしかしたらあのモニターに写ってる奴らをどうにかできるかも知れないぞ」
ん?もしかして拓も気が付いてるんじゃ無いか、一応聞いてみておこう。
「拓もしかして、お前も気が付いてるんじゃ無いか、このキーが何かを」
「ん、やっぱりお前にも隠せ無いか、そうだよ連夜それを見つけたのはあの時の装置の制御盤に刺さってたキーさ。だからおそらく起動用のキーか何かだろうと思うぜ」
やっぱりそうだったのか、おそらくそんな事だろうと思ったよ。
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