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№43:双子に説明。そして・・・?
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なるほど、それならこの娘達に俺が説明するしかないのか。てか、ちゃんと説明してやれよな全く。
しかし説明と言ってもな・・・あっ、そういえば茉莉香ちゃんの見つけた資料に、簡単な説明が書かれていた様な気がしたが、あれを見て説明しよう。
「茉莉香ちゃん。あのさ、さっき見つけた資料を見せてくれない」
「えっ、資料?・・・・!? あっ、あれね。あれ?どこにしまったっけ?あれ、あれ、無いよ。どこにしまったかな」
一生懸命自分の持ってるカバンの中を確認して、どこに入れたか思い出している。
おいおい、まさかどこにしまったか忘れたのかよ。そんな事を思っていると桜花が俺に近付いて来て声をかけてきた。
「連夜ちょっとしゃがんで、お願い」
桜花に言われたとおりしゃがむと、俺の背負っていたリュックを開け、中をゴソゴソと探り出した。 そして色々書かれていた資料、先程の部屋で見つけた資料を取り出して無言で手渡してくれた。
・・・・てっ、待てよ。なんで俺の荷物に入っているんだ?
「なあ、なんで俺に荷物に・・」
「連夜言いたい事は解るわ。でも早く絵美華ちゃんと真美華ちゃんに説明してあげて、よろしく」
何故か、俺のリュックにこの資料が入っていた事を教えてくれないで、さっさと逃げるように離れていった。
まあ、資料は有ったのだからいいけど、何故か納得できないでいたが、とりあえずこれを見て2人に説明をしようと思う。
「・・・・・てことなんだけど、解ったかな?」
「うん、だいたい解りました。でも、なんで私達が捕まってたんでしょうか?」
「そうそう、確か白衣を着た奴が現れてから、それからの記憶が無いんだよ。マミ達は」
「まあ、俺達もみんな似たような感じなんだけどね」
だいたいの内容を説明した後、双子が捕らえられていた状況と何故捕らえられたのかを議論していた。
それから俺達の事情を1回は聞いていたみたいだが、もう一度また俺の方から説明した。その後で色々と不安はある様だろうが、結局最終的に俺達の仲間になる事を決心して2人が言葉をかけて来た。
「あの、改めて私達を仲間にしてもらえませんか、連夜さん。皆さん」
「あっ、私からもお願いします」
「ああ、お願いするよ。みんなも問題ないよな」
そう声をかけるとみんな頷いて答えてくれた。そのあと何故か絵美華ちゃんと真美華ちゃんに俺は抱きついてきてお礼を言われた。
まあ仲間になる分は断る理由は無いのだが、それを見ていた桜花と茉莉香ちゃんの視線が痛く。 何故か怖い笑顔で腕を抓られてしまった。
しかも拓が無言で、軽く俺の腕を殴ってきた。
なんでか腕を抓られて、殴られた事が納得いかなく聞き返すと、桜花と茉莉香ちゃんに関しては「自分の胸に聞けば、すけべ」と言いそれ以上は教えてくれず最終的には無視されてしまった。
拓の方は、何かゴニョゴニョと語っていたが最後らへんは聞きとれた。
「なんでお前ばっかり言い思いをする。今度何かあったら絶対俺が女の子を助け出す」
その様に息を荒くして語っていた。
その事は終わりにして拓を先頭に、みんなで先程データを転送した見取り図を確認しながら上の階に行く階段の方に向かう事にした。
俺は桜花が手書きした見取り図を見ながら、そこへと移動している。何せ折角桜花が手書きで作ったものであるから有効に活用したいと思ったからである。
それによくよく見ると1つだけ、腕輪の方に出たデータの見取り図との違いがある事に気が付いた。桜花の書き写したメモ用紙には、部屋の名前と安全エリアの場所、そして例の機器破壊禁止エリアの場所までちゃんと記載されていたのである。データとして転送した見取り図には、その行った場所だけに名前が表示されている。
桜花もそれには気が付いた様で、先程まで俺を無視して全員と一緒に前を歩いていたのだが、俺が気が付かないうち側に来て見取り図のメモ用紙と腕輪の見取り図を見比べている。
「ねえ、連夜これって・・・」
まあ目をキラキラさせずとも解っております。これはすべてあなた様のおかげですよ。
「ああ、言いたい事はよく解りますよ。桜花先生、あなたのおかげですよ」
そう言葉をかけると、満面の笑顔を向けて無い胸を張り喜んでいた。
その俺達の事に気が付いた茉莉香ちゃんが立ち止まって声をかけて来た。
「どうしたの、2人とも?特に桜花ちゃん?なんでそんなに笑顔になってるの?さっきまでレン君が反省するまで口聞かないって言ってたのに?」
「あわわわぁ、茉莉香ちゃん。それはもういいよ。お願い黙ってて」
どうやらさっきまで機嫌が悪かったのが、ひょんな事で機嫌を治してくれたようだ。
でもさっきの行為は俺としては、不可抗力だと思うが余り突っ込んで言うと、また機嫌が悪くなくかも知れないので、ここは黙っておくことする。
しかし説明と言ってもな・・・あっ、そういえば茉莉香ちゃんの見つけた資料に、簡単な説明が書かれていた様な気がしたが、あれを見て説明しよう。
「茉莉香ちゃん。あのさ、さっき見つけた資料を見せてくれない」
「えっ、資料?・・・・!? あっ、あれね。あれ?どこにしまったっけ?あれ、あれ、無いよ。どこにしまったかな」
一生懸命自分の持ってるカバンの中を確認して、どこに入れたか思い出している。
おいおい、まさかどこにしまったか忘れたのかよ。そんな事を思っていると桜花が俺に近付いて来て声をかけてきた。
「連夜ちょっとしゃがんで、お願い」
桜花に言われたとおりしゃがむと、俺の背負っていたリュックを開け、中をゴソゴソと探り出した。 そして色々書かれていた資料、先程の部屋で見つけた資料を取り出して無言で手渡してくれた。
・・・・てっ、待てよ。なんで俺の荷物に入っているんだ?
「なあ、なんで俺に荷物に・・」
「連夜言いたい事は解るわ。でも早く絵美華ちゃんと真美華ちゃんに説明してあげて、よろしく」
何故か、俺のリュックにこの資料が入っていた事を教えてくれないで、さっさと逃げるように離れていった。
まあ、資料は有ったのだからいいけど、何故か納得できないでいたが、とりあえずこれを見て2人に説明をしようと思う。
「・・・・・てことなんだけど、解ったかな?」
「うん、だいたい解りました。でも、なんで私達が捕まってたんでしょうか?」
「そうそう、確か白衣を着た奴が現れてから、それからの記憶が無いんだよ。マミ達は」
「まあ、俺達もみんな似たような感じなんだけどね」
だいたいの内容を説明した後、双子が捕らえられていた状況と何故捕らえられたのかを議論していた。
それから俺達の事情を1回は聞いていたみたいだが、もう一度また俺の方から説明した。その後で色々と不安はある様だろうが、結局最終的に俺達の仲間になる事を決心して2人が言葉をかけて来た。
「あの、改めて私達を仲間にしてもらえませんか、連夜さん。皆さん」
「あっ、私からもお願いします」
「ああ、お願いするよ。みんなも問題ないよな」
そう声をかけるとみんな頷いて答えてくれた。そのあと何故か絵美華ちゃんと真美華ちゃんに俺は抱きついてきてお礼を言われた。
まあ仲間になる分は断る理由は無いのだが、それを見ていた桜花と茉莉香ちゃんの視線が痛く。 何故か怖い笑顔で腕を抓られてしまった。
しかも拓が無言で、軽く俺の腕を殴ってきた。
なんでか腕を抓られて、殴られた事が納得いかなく聞き返すと、桜花と茉莉香ちゃんに関しては「自分の胸に聞けば、すけべ」と言いそれ以上は教えてくれず最終的には無視されてしまった。
拓の方は、何かゴニョゴニョと語っていたが最後らへんは聞きとれた。
「なんでお前ばっかり言い思いをする。今度何かあったら絶対俺が女の子を助け出す」
その様に息を荒くして語っていた。
その事は終わりにして拓を先頭に、みんなで先程データを転送した見取り図を確認しながら上の階に行く階段の方に向かう事にした。
俺は桜花が手書きした見取り図を見ながら、そこへと移動している。何せ折角桜花が手書きで作ったものであるから有効に活用したいと思ったからである。
それによくよく見ると1つだけ、腕輪の方に出たデータの見取り図との違いがある事に気が付いた。桜花の書き写したメモ用紙には、部屋の名前と安全エリアの場所、そして例の機器破壊禁止エリアの場所までちゃんと記載されていたのである。データとして転送した見取り図には、その行った場所だけに名前が表示されている。
桜花もそれには気が付いた様で、先程まで俺を無視して全員と一緒に前を歩いていたのだが、俺が気が付かないうち側に来て見取り図のメモ用紙と腕輪の見取り図を見比べている。
「ねえ、連夜これって・・・」
まあ目をキラキラさせずとも解っております。これはすべてあなた様のおかげですよ。
「ああ、言いたい事はよく解りますよ。桜花先生、あなたのおかげですよ」
そう言葉をかけると、満面の笑顔を向けて無い胸を張り喜んでいた。
その俺達の事に気が付いた茉莉香ちゃんが立ち止まって声をかけて来た。
「どうしたの、2人とも?特に桜花ちゃん?なんでそんなに笑顔になってるの?さっきまでレン君が反省するまで口聞かないって言ってたのに?」
「あわわわぁ、茉莉香ちゃん。それはもういいよ。お願い黙ってて」
どうやらさっきまで機嫌が悪かったのが、ひょんな事で機嫌を治してくれたようだ。
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