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№29:実は色々とトラブルあり?
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それはなんでかと言うと、あの水は本来散水用の水なのかは今となっては解らない。ただ違っていたのは俺達が操作するはずだったバルブと、あのメモ用紙の書いていたバルブは違うモノだったと言う事なのだ。
最初からそのバルブを操作していたら逆に大変な事になっていた。
まずは、バルブを操作の作業をしようとしていた。
これは以前桜花が見つけた場所にあるので、そのバルブの操作は桜花と茉莉香ちゃんに任せる事にする。
「あそこのバルブ操作は、2人にお願いしても良いかな。桜花と茉莉香ちゃん」
「うん、任せて私達2人でするよ」
「うんうん、任せてレン君。えっと青い配管のやつだよね。確か?」
「おう、そうだな。茉莉香ちゃん青いやつだ」
説明しようとしていたら拓が俺を押しのけ、茉莉香__まりか__#ちゃんに答えた。
「なんで、拓哉君が答えるの?私はレン君に聞いたんだよ。ねぇ、桜花ちゃん」
「えっ、なんでそこで私にふるの?茉莉香ちゃん。それに・・・まあ、いっか」
とりあえず、そちらの方は2人に任せて俺達は中央の柱の裏にある扉を開ける作業をしようと思う。
ただ、速く作業をしたいのだが、まだ3人でワンヤワンヤ言っている、早くバルブの操作をして欲しいのだが・・・。
まあ、なんやかんやでこの部屋のトラップは解除して、今はとりあえず最初に桜花がいた部屋に来ている。
どうやらこの部屋は、俺達にとっての安全エリアになっているようだ。俺達は今は仲間の状態なので、同じ場所が安全エリアになっている。
「いやー、まいった、まいった。まさかあそこでトラップが、いや散水装置が働くとは思わなかったわぁ」
「何を言うんですか、拓哉君。あなたがレン君の手伝いをしないでいるから、あんな事になったんじゃないですか」
「いやぁ、ごめんごめん。まさかあんなに早く連夜が扉を開放できてるとは、思わなかったから」
そうなのである、あの時3人が漫才をやっている間に、扉を固定したボルトはすぐに外れ、いつでも中の警報装置と散水装置を解除できる作業の状態にしていた。
しかし、拓が悪ふざけをして茉莉香ちゃんを、からかってたものだから茉莉香ちゃん怒って拓を突き飛ばしてしまった。
ここまではよかったのだが、拓が突き飛ばされ先には・・・俺が作業していた中央の柱の扉の場所、そこに体を打ちつけた。その際に扉に腕があたり、扉が開き例の警報と散水装置が働いてしまってしまい水が止めもなく出だしてしまった。
まあそれは、すぐにバルブを閉めて問題なかったし、ワイヤーで繋がっていたトラップと警報のスイッチを切ったので問題は無かったが・・・おそらく床下は水浸しだと思う。
まあ今回は確認もせずに俺もボルトを外すのがちょっと早かったのと、3人の漫才を止めなかったのが原因などで咎めたりはしないが、拓以外の2人はすごく落ち込んでいる。
「そのさ、2人とも別に問題無かったんだから、そんなに落ち込まなくても・・・」
「レン君は優しいね。そこのおバカとは違うよ」
「おい、それは無いだろ。あの時は俺のせいじゃ・・・」
「2人とも止めてください。みんながちゃんとしなかったのが悪いんですし・・・それに、喧嘩は良くないですよ」
まあ、桜花の言うとおりだと思う。実際あの時はあれで結果オーライだと俺は思う。
それはなんでかと言うと、あの水は本来散水用の水ではなく、別の用途の水だったと言う事であった。ただ違っていたのは俺達が操作するはずだったバルブと、あのもう一枚のメモ用紙に書いていたバルブとは、まったく違うモノだったと言う事なのだ。
もし、最初からそのバルブを操作していたら、もっと大変な事になっていたと思う。
まあ、それに気が付いたのは茉莉香ちゃんだった。と言うより操作する配管を行きなり間違えたのが茉莉香ちゃんだったというだけだ。
あの時はどうしようもなかった、だってみんな慌てた。流石にまだ安全に作業する為の処置をしていなかったのに、いきなりトラブルが発生してしまったという事だ。
「あわわわっ、何やってんの。レン君、拓哉君私達まだバルブ操作して無いわよ。桜花ちゃんごめんレバー持ってきて!」
「れっ、連夜!そのカバンの中からレバー取って、まだバルブを操作するレバー取り出して無かったの」
「はぁぁぁ、なんだって《ゴソゴソッ》あっ、あった。ほいっ、桜花」
「ありがとう連夜」
レバーを受け取り茉莉香の元に走って向かい、バルブ操作用のレバーを渡した。
茉莉香も桜花からレバー受け取り、それをバルブの閉める操作をしたと同時にレバーが根元より折れ、そして桜花から声が上がった。
「あぁぁぁぁ、茉莉香ちゃん!それ違うやつのバルブだよ、操作するバルブはその隣の青い配管だよ」
「えっ、あっ、ああぁぁ、まっ、間違えちゃた。でも、どうしよう。レバーが折れちゃったよ」
「連夜ぁぁ、どうしよう。バルブ操作できなくなっちゃった。水が止められない」
2人が慌てて配管を間違えた事と、バルブ操作用のレバーが折れてしまった事を教えてくれた。
しかし、中央の柱内から出ていた水の勢いは徐々に弱まり次第に止まった。
「いや、その間違えたバルブで良いみたいだよ。水が止まった」
どうやらメモ用紙に書いていたのは間違えた配管のバルブの情報が書かれていた様だ。
最初からそのバルブを操作していたら逆に大変な事になっていた。
まずは、バルブを操作の作業をしようとしていた。
これは以前桜花が見つけた場所にあるので、そのバルブの操作は桜花と茉莉香ちゃんに任せる事にする。
「あそこのバルブ操作は、2人にお願いしても良いかな。桜花と茉莉香ちゃん」
「うん、任せて私達2人でするよ」
「うんうん、任せてレン君。えっと青い配管のやつだよね。確か?」
「おう、そうだな。茉莉香ちゃん青いやつだ」
説明しようとしていたら拓が俺を押しのけ、茉莉香__まりか__#ちゃんに答えた。
「なんで、拓哉君が答えるの?私はレン君に聞いたんだよ。ねぇ、桜花ちゃん」
「えっ、なんでそこで私にふるの?茉莉香ちゃん。それに・・・まあ、いっか」
とりあえず、そちらの方は2人に任せて俺達は中央の柱の裏にある扉を開ける作業をしようと思う。
ただ、速く作業をしたいのだが、まだ3人でワンヤワンヤ言っている、早くバルブの操作をして欲しいのだが・・・。
まあ、なんやかんやでこの部屋のトラップは解除して、今はとりあえず最初に桜花がいた部屋に来ている。
どうやらこの部屋は、俺達にとっての安全エリアになっているようだ。俺達は今は仲間の状態なので、同じ場所が安全エリアになっている。
「いやー、まいった、まいった。まさかあそこでトラップが、いや散水装置が働くとは思わなかったわぁ」
「何を言うんですか、拓哉君。あなたがレン君の手伝いをしないでいるから、あんな事になったんじゃないですか」
「いやぁ、ごめんごめん。まさかあんなに早く連夜が扉を開放できてるとは、思わなかったから」
そうなのである、あの時3人が漫才をやっている間に、扉を固定したボルトはすぐに外れ、いつでも中の警報装置と散水装置を解除できる作業の状態にしていた。
しかし、拓が悪ふざけをして茉莉香ちゃんを、からかってたものだから茉莉香ちゃん怒って拓を突き飛ばしてしまった。
ここまではよかったのだが、拓が突き飛ばされ先には・・・俺が作業していた中央の柱の扉の場所、そこに体を打ちつけた。その際に扉に腕があたり、扉が開き例の警報と散水装置が働いてしまってしまい水が止めもなく出だしてしまった。
まあそれは、すぐにバルブを閉めて問題なかったし、ワイヤーで繋がっていたトラップと警報のスイッチを切ったので問題は無かったが・・・おそらく床下は水浸しだと思う。
まあ今回は確認もせずに俺もボルトを外すのがちょっと早かったのと、3人の漫才を止めなかったのが原因などで咎めたりはしないが、拓以外の2人はすごく落ち込んでいる。
「そのさ、2人とも別に問題無かったんだから、そんなに落ち込まなくても・・・」
「レン君は優しいね。そこのおバカとは違うよ」
「おい、それは無いだろ。あの時は俺のせいじゃ・・・」
「2人とも止めてください。みんながちゃんとしなかったのが悪いんですし・・・それに、喧嘩は良くないですよ」
まあ、桜花の言うとおりだと思う。実際あの時はあれで結果オーライだと俺は思う。
それはなんでかと言うと、あの水は本来散水用の水ではなく、別の用途の水だったと言う事であった。ただ違っていたのは俺達が操作するはずだったバルブと、あのもう一枚のメモ用紙に書いていたバルブとは、まったく違うモノだったと言う事なのだ。
もし、最初からそのバルブを操作していたら、もっと大変な事になっていたと思う。
まあ、それに気が付いたのは茉莉香ちゃんだった。と言うより操作する配管を行きなり間違えたのが茉莉香ちゃんだったというだけだ。
あの時はどうしようもなかった、だってみんな慌てた。流石にまだ安全に作業する為の処置をしていなかったのに、いきなりトラブルが発生してしまったという事だ。
「あわわわっ、何やってんの。レン君、拓哉君私達まだバルブ操作して無いわよ。桜花ちゃんごめんレバー持ってきて!」
「れっ、連夜!そのカバンの中からレバー取って、まだバルブを操作するレバー取り出して無かったの」
「はぁぁぁ、なんだって《ゴソゴソッ》あっ、あった。ほいっ、桜花」
「ありがとう連夜」
レバーを受け取り茉莉香の元に走って向かい、バルブ操作用のレバーを渡した。
茉莉香も桜花からレバー受け取り、それをバルブの閉める操作をしたと同時にレバーが根元より折れ、そして桜花から声が上がった。
「あぁぁぁぁ、茉莉香ちゃん!それ違うやつのバルブだよ、操作するバルブはその隣の青い配管だよ」
「えっ、あっ、ああぁぁ、まっ、間違えちゃた。でも、どうしよう。レバーが折れちゃったよ」
「連夜ぁぁ、どうしよう。バルブ操作できなくなっちゃった。水が止められない」
2人が慌てて配管を間違えた事と、バルブ操作用のレバーが折れてしまった事を教えてくれた。
しかし、中央の柱内から出ていた水の勢いは徐々に弱まり次第に止まった。
「いや、その間違えたバルブで良いみたいだよ。水が止まった」
どうやらメモ用紙に書いていたのは間違えた配管のバルブの情報が書かれていた様だ。
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