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№12:ミッションの内容?
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連夜の声に桜花が《はっ》として腕輪のルールの表示を出して確認していた。 そして、顔を青ざめさせて答えてきた。
「・・・!? れっ、連夜さん、これ、ルール違反じゃなくて・・・殺されてしまう奴ですよ。ほらっ」
「なっ、なんだって!」
そうなのであった。そこの書かれていた内容は、【開始から1時間以上同じ場所に留まったらAIが緊急対処が働き有無をいわさず対象を殺害する。】だったのだ。
それなら、ますます速くここを出ないといけないと思い。出口の扉の方に向かった。すると、扉の前まで来たと同時に、扉の上の方にある回転等と電光掲示板に明かりが灯り。
電光掲示板に【扉のロック完了】の文字が出てきた。
「はっ、どういう事だ。これ?」
「えっ、えっ、これじゃあ出れない?」
2人でそう声を出してお互いを見つめていると、頭に直接警報が鳴り響いた。
《ピッ、ピーピピ、ピピピピピッ・・・ピピ》
そして、その警報音と共にミッションが表示された。
そのミッションとは、時間内にこの部屋から脱出とあるものの回収。そしてこの部屋の謎を解く。何とも言えないような、ミッションだった。
しかも時間内と言いながら、その時間は掲示しておらず、ましてや指示では【あるもの】とだけしか表示していない、何ともふざけたミッションだった。しかもこの部屋の謎ってなんなんだ。
止めには俺たちの滞在時間も、おそらく余りないはずだ。と言う事は、その短時間でここをクリアしなくてはならない。
はっきり言って無理すぎる。でも、こんなところでは、諦められない。さっさと行動をしないと。
とりあえず、このカバンの中身を調べよう。
カバンの中には電池の入っていないスタンガン、吸盤のついたLEDのコンパクト型の照明、何かのメモ用紙、それと携帯端末のような物が入っていた。それと後、食料と飲み物らしきものが入っていた。
今現在必要な物が入っていないが、今後、役に立ちそうなので持って行く事にしたが・・・そんな事よりどうしよう、脱出の手がかりらしい物がない。ただ、これの中にあるものが関係しているかも知れない。それに【あるもの】のこれに関しては、物なのか、それとも者なのかも不明だ。この周りを見渡す限りは人ではないと思うのだが、カバンの横にあった血痕がどうも気になる。
それにあの壊れたロッカーと崩落したようなコンクリートの残骸、それに壁にある焼け焦げた痕がどうも引っ掛かる。
まず、あの壊れたロッカー、あれ自体は別におかしくはないのだが、それのある場所がどうも納得がいかない。
それに崩落したようなコンクリートは、確かに天井と同じ様なものだ。しかも一部はあのロッカーの下にある。それが1つ俺には納得がいかないことがある。第一あんな風になるのは、あの上でロッカーを壊すか、それともその上に持っていくしか考えられない。
でも、それじゃあロッカーの上にあるコンクリートの破片が・・・。
「ねぇ、連夜さん。あそこの、えっと柱の上のところがおかしくないですか?」
桜花ちゃんにそう言われたのでその場所に視線を向けた。
んんん? そこは、確かにおかしい・・・一部、いや柱の色が途中から違う。しかもあここの柱だけ?
そうなのであった、この部屋には柱が五箇所あり、今連夜達が見ているのはその中心にある柱であった。しかも、そのうえ上部のほうだけは色、というより形もあきらかに違っていたのである。
他の四本は同じ太さの同じ色に対して、この一本だけはかなり太く上のほうの柱には穴が開いている。そのうえに何かを支える棒が出ている。
「まさか、このロッカーがあそこから落ちてきたのか?」
俺がそんな事を考え声に出していると桜花ちゃんが、その柱の方に向かって歩いていった。 まあ、先程みたいな危ない事はないだろうが、声だけはかけておこう。
「桜花ちゃん、何かあったら声をかけてね。直ぐにそばに行くから」
「はい、わかりました」
まあ、あれだけはっきり答えれるなら、さっきみたいな事はないだろう。
なら、俺はこの血痕みたいなのを調べようかな。
流石に時間が経ってるから乾いているだろうが、まあ、どちらにせよ血痕の痕を探ってみよう何かしらのヒントがありそうな気がした。
「・・・!? れっ、連夜さん、これ、ルール違反じゃなくて・・・殺されてしまう奴ですよ。ほらっ」
「なっ、なんだって!」
そうなのであった。そこの書かれていた内容は、【開始から1時間以上同じ場所に留まったらAIが緊急対処が働き有無をいわさず対象を殺害する。】だったのだ。
それなら、ますます速くここを出ないといけないと思い。出口の扉の方に向かった。すると、扉の前まで来たと同時に、扉の上の方にある回転等と電光掲示板に明かりが灯り。
電光掲示板に【扉のロック完了】の文字が出てきた。
「はっ、どういう事だ。これ?」
「えっ、えっ、これじゃあ出れない?」
2人でそう声を出してお互いを見つめていると、頭に直接警報が鳴り響いた。
《ピッ、ピーピピ、ピピピピピッ・・・ピピ》
そして、その警報音と共にミッションが表示された。
そのミッションとは、時間内にこの部屋から脱出とあるものの回収。そしてこの部屋の謎を解く。何とも言えないような、ミッションだった。
しかも時間内と言いながら、その時間は掲示しておらず、ましてや指示では【あるもの】とだけしか表示していない、何ともふざけたミッションだった。しかもこの部屋の謎ってなんなんだ。
止めには俺たちの滞在時間も、おそらく余りないはずだ。と言う事は、その短時間でここをクリアしなくてはならない。
はっきり言って無理すぎる。でも、こんなところでは、諦められない。さっさと行動をしないと。
とりあえず、このカバンの中身を調べよう。
カバンの中には電池の入っていないスタンガン、吸盤のついたLEDのコンパクト型の照明、何かのメモ用紙、それと携帯端末のような物が入っていた。それと後、食料と飲み物らしきものが入っていた。
今現在必要な物が入っていないが、今後、役に立ちそうなので持って行く事にしたが・・・そんな事よりどうしよう、脱出の手がかりらしい物がない。ただ、これの中にあるものが関係しているかも知れない。それに【あるもの】のこれに関しては、物なのか、それとも者なのかも不明だ。この周りを見渡す限りは人ではないと思うのだが、カバンの横にあった血痕がどうも気になる。
それにあの壊れたロッカーと崩落したようなコンクリートの残骸、それに壁にある焼け焦げた痕がどうも引っ掛かる。
まず、あの壊れたロッカー、あれ自体は別におかしくはないのだが、それのある場所がどうも納得がいかない。
それに崩落したようなコンクリートは、確かに天井と同じ様なものだ。しかも一部はあのロッカーの下にある。それが1つ俺には納得がいかないことがある。第一あんな風になるのは、あの上でロッカーを壊すか、それともその上に持っていくしか考えられない。
でも、それじゃあロッカーの上にあるコンクリートの破片が・・・。
「ねぇ、連夜さん。あそこの、えっと柱の上のところがおかしくないですか?」
桜花ちゃんにそう言われたのでその場所に視線を向けた。
んんん? そこは、確かにおかしい・・・一部、いや柱の色が途中から違う。しかもあここの柱だけ?
そうなのであった、この部屋には柱が五箇所あり、今連夜達が見ているのはその中心にある柱であった。しかも、そのうえ上部のほうだけは色、というより形もあきらかに違っていたのである。
他の四本は同じ太さの同じ色に対して、この一本だけはかなり太く上のほうの柱には穴が開いている。そのうえに何かを支える棒が出ている。
「まさか、このロッカーがあそこから落ちてきたのか?」
俺がそんな事を考え声に出していると桜花ちゃんが、その柱の方に向かって歩いていった。 まあ、先程みたいな危ない事はないだろうが、声だけはかけておこう。
「桜花ちゃん、何かあったら声をかけてね。直ぐにそばに行くから」
「はい、わかりました」
まあ、あれだけはっきり答えれるなら、さっきみたいな事はないだろう。
なら、俺はこの血痕みたいなのを調べようかな。
流石に時間が経ってるから乾いているだろうが、まあ、どちらにせよ血痕の痕を探ってみよう何かしらのヒントがありそうな気がした。
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